ソフトバンク
ICTイノベーション本部
クラウドサービス統括部
プロダクト企画部
プロダクト企画2課
課長
櫻井尚人氏
ソフトバンク
ICTイノベーション本部
クラウドサービス統括部
プロダクト企画部
部長
鈴木邦佳氏
ビデオ会議の活用は今や、ビジネスの様々なシーンに広がっている。
従来はテレビ会議専用端末を設置した会議室で行うものだったが、PCやスマートフォン/タブレットを上手く使いこなせば、オフィス内の空きスペースや自席、さらには外出先や在宅勤務中でも、“会議室”の枠を超えていつでもビデオ会議が行えるようになる。
そうした多様かつ自由なスタイルでビデオ会議を活用すれば、必要なときに必要なメンバーをすぐに集めて情報共有や意思決定が行える。ビジネスのスピードアップに役立つのは間違いない。
こうした環境を実現するのに最適なサービスが新たに登場した。ソフトバンクの「PrimeMeeting」だ。あらゆるデバイスから接続可能な“仮想会議室”をクラウドサービスで提供するもので、社内外を問わずビデオ会議ができる環境を低コストに実現できる。
ソフトバンクはこれまで約5年間、ビデオ会議の多地点接続(MCU)機能をクラウド型で提供するサービスを行ってきた。PrimeMeetingは、そのユーザーからの声を基に機能を強化して誕生した新サービスだ。ICTイノベーション本部クラウドサービス統括部プロダクト企画部・部長の鈴木邦佳氏は「5年間やってきたなかでお客様からいただいた要望を集約して機能を充実させ、満を持して投入するものだ」と語る。まさに、ユーザーの“これがしたい”を具現化したサービスなのだ。
そのPrimeMeetingの特長は、図表1に示した4点にまとめられる。
図表1 PrimeMeetingサービスの4つの特長
1つは、クラウドサービスであることによる利点だ。
ユーザーはMCUを自社で導入・運用する必要がなく、設備費用が削減できる。加えて、ソフトバンクのヘルプデスクが24時間365日対応でエンドユーザーの困りごとをサポートする。“うまく接続できない”“音声が途切れる”といったトラブルが発生しても、ソフトバンクの専門家が対処するため、社内の運用負荷が軽減できる。
こうしたヘルプデスクサポートは、ソフトバンクの他のサービスでも提供されているが「大手のお客様からかなり信頼をいただいている」と鈴木氏は話す。日本語のほか英語にも対応しているため、海外拠点と夜間に会議を行うような場合でも、社内の総務/IT部門等に負担をかけずに安心して使えるのは心強い。また、通信事業者ならではの回線も含めた信頼性の高さも見逃せないポイントだ。
2つ目の「社外接続」と3つ目の「マルチデバイス対応」は、ビデオ会議の自由度を格段に高めるものだ。
通常のビデオ会議は、利用する拠点や人を予め決めてIDを付与し、毎回、そのIDを持つ人・端末との間で行うものが多い。こうした「ID制」は、普段と異なる人を会議に参加させるためには事前の設定等が必要になり、自由度が低いのが難点だ。
これに対しPrimeMeetingは、仮想会議室に参加できる端末数(拠点数)だけを決めておき、その範囲内なら誰でも会議に呼ぶことができる「ルーム制」を採用している。そのため、会議主催者は事前の登録・設定をすることなく、必要なメンバーを手軽に参加させることができる。社内はもちろん、協力会社や取引先でも自由に参加が可能だ(図表2)。鈴木氏によれば、この社外接続は特にユーザーからの要望が強かった機能だという。
図表2 社内外から自由に参加
会議に用いる端末も、テレビ会議専用端末、PC、スマートフォン/タブレット、マイクロソフトの会議デバイスSurface Hubとあらゆるデバイスに対応している。また、音声のみだが電話からの参加も可能だ。
4つ目の特長として、マイクロソフトの「Skype for Business」との接続にも対応している。ビデオ会議とSkype for Businessの相互接続も、ユーザーからの要望の強い機能だ。オンプレミス型で相互接続を実現するMCU製品も市場には存在するが、プロダクト企画2課・課長の櫻井尚人氏によれば、「多額の投資が必要になるため諦めているお客様も多い」という。だが、PrimeMeetingなら「クラウドに接続するだけで相互接続が可能」だ。
このように、参加者・デバイスを固定せず目的に応じて変えられることで、ビデオ会議の用途は大きく広がる。
例えば図表3のように、社内のメンバーで定例的に行う会議も、関係者を集めて取引先と急遽ミーティングを行うような場合も柔軟に対応できる。社内のテレビ会議と社外のPC、スマートデバイスをつなぐ会議も簡単に行えるため、もし会議中に外出中の社員を急遽呼ぶ必要が生じても、モバイルさえあれば手軽に呼び出せるのだ。
図表3 ルーム制のメリット──会議の目的・用途に応じて参加者を自由に変える
また、現場作業の状況をスマートフォンのカメラで写し、社内の本部とその映像を共有しながら状況を伝えたり、指示を送るといった“会議”の枠を越えた使い方も可能になる。
こうした利用シーンの広がりを考える上で、もう1つ見逃せないポイントがある。利用料金だ。
PrimeMeetingは図表4の通り、最大同時接続数と接続形態が異なる4つの料金プランが用意されている。最大同時接続数が5の「ルーム5」、10の「ルーム10」、25の「ルーム25」はいずれもインターネット経由で接続し、ルーム10/25は会議内容の録画も行える。また、VPN経由で使える「ルーム25VPN」も選択可能だ。
図表4 PrimeMeetingサービスの料金プラン
プラン | 内容 | 初期費用 | 月額費用 |
---|---|---|---|
ルーム5 | 1ルーム、最大5同時接続、インターネット経由 HDビデオ(720p)、資料共有 |
5000円 | 1万1800円 |
ルーム10 | 1ルーム、最大10同時接続、インターネット経由 HDビデオ(720p)、資料共有、録画 |
5000円 | 2万9800円 |
ルーム25 | 1ルーム、最大25同時接続、インターネット経由 HDビデオ(720p)、資料共有、録画 |
5000円 | 4万9800円 |
ルーム25VPN | 1ルーム、最大25同時接続 インターネットおよびVPN経由※、HDビデオ(720p)、資料共有、録画 | 5000円 | 12万5000円 |
※ソフトバンクのSmartVPN、IP-VPNから利用可能。ManagedEther、Wide-Etherを利用のお客様は、IP-VPNインターコネクトのご契約が必要
注目すべき点は、月額費用が定額制であること。どれだけ会議をしてもルーム5なら1万1800円で使い放題だ(通信費は別途必要)。まさに、頻繁にビデオ会議を行うヘビーユーザーほどおトクなサービスと言える。コストを気にせず使えることも、ビデオ会議をもっと幅広いシーンで利用するための助けになるはずだ。
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お問い合わせ先 |
ソフトバンク株式会社 ICTイノベーション本部 クラウドサービス統括部 プロダクト企画部 E-Mail:SBTMGRP-conf-product@g.softbank.co.jp URL:http://www.softbank.jp/biz/cloud/saas/primemeeting/ |