MOBOTIX JAPAN
マネージャー
森元氏
IoT(Internet of Things)では、ネットワークカメラも種々のセンサーとの連携により用途の広がりが予想される。
そうしたIoT時代を先取りしているといえるのが、MOBOTIX JAPANだ。
MOBOTIX製品の最大の特長が、本体内に温度センサーや照度センサー、アラート通知などさまざまな機能を搭載していること。なかでも独自技術である動体検知機能「MxActivity Sensor」は、画像内の自動車や人などオブジェクトの方向性を持った動きのみを精度よく検出し、さらにはカメラに内蔵されたスピーカー機能による威嚇や監視端末へのアラート通知が行えるというユニークなものだ。
MOBOTIXは外部アクセサリのラインナップも充実しており、例えば耐環境性能(-30度~+60度、IP65)を備えた接点入出力ボックス「MX-232-IO-Box」とネットワークカメラを連動させれば、指定エリアに侵入者があった場合に外部照明などを信号のやり取りによって点灯させることができる。
「カメラ本体のセンサー機能と外部機器と連動した組み合わせは、無数に構築できます」とMOBOTIX JAPANマネージャーの森元氏は話す。
図表 カメラと外部機器の連動のイメージ
MOBOTIXのネットワークカメラは、録画機能でも特長を発揮する。microSDカード(最大128GB)を内蔵しているので、そこに録画画像を保存しながら定期的にFTP転送により録画データをクラウドに蓄積できる。
そうした機能を活用したのが、NTTPCコミュニケーションズの「セキュアカメラクラウドサービス」だ。
録画データを各拠点に設置したカメラ内のmicroSDだけでなく、セキュアなVPNを経由してクラウドにも保存するというもので、飲食店や美容室、携帯電話ショップなどで導入が進んでいる。MOBOTIXカメラにプリインストールされている人数カウントや動線密度分析といった機能を活かし、防犯・監視だけでなく、マーケティングツールとしても使われているという。また、オンラインによるサポート保守も充実しており、気軽に導入できる優れたサービスを提供している。
クラウドに録画画像を保存する仕組みは他社も提供しているが、MOBOTIXのカメラは本体に録画ソフトも内蔵しているため、画像データを転送するだけでサーバー側に保存することができる。「画像を無制限にクラウドに上げることは現実的ではありません。センサーを起動しアクティベートした画像をクラウド側にキックして送る仕組みを簡単に構築できるのは、MOBOTIXならではの強みです」と森氏は強調する。
MOBOTIX JAPANでは2015年春、室内用カメラ「c25」「i25」「p25」を発売した。屋内用途に特化する代わりに、11万円(税別、マイク・スピーカーなしの場合)と安価な価格を実現している。
ローコストカメラの登場で導入の敷居が下がり、これまでにない新たな用途も期待できそうだ。
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