日本のモバイル通信速度は世界10位──Opensignalが世界の5Gエクスペリエンス調査

モバイルネットワークの体感品質を分析する英Opensignalは2022年2月24日、5Gのネットワーク・エクスペリエンスの影響についてまとめ、その内容を発表した。2019年に米国と韓国で商用5Gが開始して3年たったが、この3年間での通信速度の変化などを100都市で計測した。

主な分析結果の1つが、まず5Gの導入により全体的な平均ダウンロード・スピードがほぼすべての場所で向上したことだ。100都市の調査のうち95都市で平均速度の向上が確認できた。日本の場合は2021年第4四半期に48.7Mbpsを獲得し、5G登場以前の2019年第1四半期と比較すると15.7 Mbps向上した。ただし世界ランキングとしては10位のまま瓦かなかった。

今回の3年間で特に著しく変化したのが韓国だった。韓国における2021年末の平均ダウンロード・スピードは129.7 Mbpsで、5G以前の2019年初頭の52.4 Mbpsから上昇。ゲームの体感品質において100ポイント中88.5ポイントを獲得し、世界で1位となった。ただし4Gを利用しているユーザーのゲーム満足度も向上しているため、5Gの普及によるものとは限らないとしている。

また、5Gの導入で混雑の緩和が確認できた。5G市場の98%において、新しい5G無線周波数帯と、セル・サイトからのバックホールの改善などの要因により、1日の間でスピードが最も低下する時間帯のスピードが改善された。

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