NTT Comでは、IoTに関連する取り組みとして「Things Partnerプログラム」も始めている。これはThings Cloudと連携するIoTセンサーデバイスやIoTゲートウェイを持つパートナーと組み、ユースケースの共創、あるいはユーザー企業の課題にフルスタックで対応するための取り組みである。
すでに10社以上の企業がパートナーとして参加しており、IoTのテクノロジーを使って子どもの見守りを実現するサービス、あるいはIoTデバイスを用いてヘルスケアデータを取得し医療に用いるサービスなど、様々なユースケースが生み出されている。
IoTに向けた取り組みを加速させたいが、具体的な利用方法がイメージできないといった企業にとっては、これらのユースケースが大いに参考になるのではないだろうか。
NTT Comが各パートナーと共創し、垂直統合でソリューションを提供することは、ユーザー企業にとっても大きなメリットとなるだろう。特にIoTはデバイスやネットワーク、クラウドなど幅広い領域のテクノロジーを駆使する必要があり、全体を俯瞰して最適化することが求められる。その際、NTT Comと組めば、各レイヤーに個別にユーザー企業がハンドリングする必要がなくなり、IoTテクノロジーを用いた価値の創出に全力を注ぐことができる。
なおNTT Comでは、5月29日(水)~31日(金)に開催されるワイヤレスジャパン 2019/ワイヤレスIoT EXPO2019に出展する。ブースではIoT Connect Mobileの説明を行うほか、Things Partner プログラムのパートナー各社のソリューションを展示する。様々な業種・業態の導入事例についても紹介する予定だ。
コンファレンスにはNTTコミュニケーションズ 技術開発部 担当部長でエバンジェリストとしても活躍する境野哲氏が登壇、「IoT・AI・ロボットの最新動向から見える私たちの未来の仕事~自働化・省人化に備えて今やっておくべきこと~」と題して講演を行う。このほか、IoT Connect MobileやThings Partner プログラムについての講演も予定されている。