企業ネットワーク最前線

シスコの「サービス事業」が急成長、AIで運用自動化

文◎坪田弘樹(編集部) 2018.07.06

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

シスコの「サービス事業」が好調だ。企業のIT部門や通信事業者の運用管理業務をサポートする事業が全売上の25%を占めるまでに成長している。AIによる自動運用の導入により、さらなるサービスの拡充も進める。

 
あらゆる産業分野でIT人材の争奪戦が激化している。IoTやAI等のデジタル技術が今後の成長に欠かせないためだが、IT人材の不足は深刻な状況だ。経産省によれば2015年時点で約17万人が不足しており、2030年には約59万人に拡大する見通しだ。

一方、IT部門に対する経営層や現場部門からの要求は厳しさを増すばかりだ。今や企業にとってIT/ネットワークはビジネスの基盤。IT部門はこれまで経験したことのないプレッシャーにさらされている。

こうしたことを背景に、企業がICTベンダーに求める役割も変化している。高度化・複雑化するICT基盤の運用を丸ごとアウトソーシングしたい、さらには、IoTやAI技術を活用するためのビジネス戦略立案を支援して欲しいといったニーズが立ち上がってきた。育成が難しい専門スキルを社外に求めようというのだ。

全売上の25%まで成長この要求に応えて近年売上を伸ばしているのが、シスコシステムズが手がける「シスコ サービス」事業だ。元々は販売パートナー向けのサポートサービスが母体だが、徐々にエンドユーザー向けにもサービスを展開し、現在ワールドワイドでは売上の25%を占めるまでに成長した。サービス営業統括・専務執行役員の中島シハブ ドゥグラ氏によれば「シスコ サービスは当社で2番目に大きなビジネスユニット。エンジニアの数は世界で1万2000人に及ぶ」。

サービスの範囲は幅広い。ユーザー企業のビジネスニーズを実現するためのアーキテクチャ/テクノロジー選定から企画、ICT基盤の設計・構築、インフラ最適化、運用・保守までライフサイクル全般をサポートする。こうしたサービスはシスコのパートナーであるSIerも行っているが、「シスコとパートナーが一緒に行う」ことでより高度なサポートが実現できると中島氏は話す。「最新技術をシスコが担当し、ノウハウをパートナーに伝えていく」のだ。

(左から)シスコシステムズ 専務執行役員 テクニカルサービス 及川芳雄氏、サービス営業統括 専務執行役員 中島シハブ ドゥグラ氏、常務執行役員 アドバンスドサービス 上村省吾氏、サービス営業 公共・法人営業部 営業部長 納谷大輔氏
(左から)シスコシステムズ 専務執行役員 テクニカルサービス 及川芳雄氏、
サービス営業統括 専務執行役員 中島シハブ ドゥグラ氏、
常務執行役員 アドバンスドサービス 上村省吾氏、
サービス営業 公共・法人営業部 営業部長 納谷大輔氏



シスコは現在、このシスコ サービスの拡充を進めており、2月に新たなサービスを開始した。「ハイバリューサービス」と「ビジネスクリティカルサービス」だ。

 

図表 Business Critical Services(Agile Approach)主要サービス
図表 Business Critical Services(Agile Approach)主要サービス


新サービスには、従来と大きく異なる点がある。ユーザーやSIerに技術提供や障害対応等を行う既存の「テクニカルサービス」が製品単位で提供されるのに対し、新サービスは「ソフトウェアレベル、またはソリューションレベルで対応する」(中島氏)点だ。また、シスコ以外の他社製品もサポートする。
続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

スペシャルトピックスPR

moconavi1807
sun1807
ms1804

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】NETWORK SHIFT
         DX時代の新しいネットワーク戦略とは?
●ネットワーク仮想化最前線/●AI時代のネットワーク運用/●AWSに学ぶネットワーク構築/●SD-WANの現在地/●キャリア・OTTで進むネットワークのオープン化/●ISDN&PHSの移行戦略

◆[インタビュー] OKI 坪井正志常務「社会インフラ×IoTに確信」 ◆大量接続と低遅延を両立の「次期5G NR」 ◆NTT、B2B2Xの世界展開へ

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

F5ネットワークスセキュリティやGi-LAN仮想化など
モバイルインフラの強化に貢献

5G移行を控えた今、F5ネットワークスはどんな価値を提供できるのか?

moconavi今いる場所がオフィスになる!
moconaviで安全なモバイルワーク

場所を問わない新しい働き方の実現には、ICT環境の整備も不可欠だ。

サンテレホンサンテレホンがICT総合展示会
ビジネス伸ばす製品群が一堂に

東京ドームシティ・プリズムホールで7月18・19日開催!

インテル5Gをエンドツーエンドでカバー
新たな価値創出を目指すインテル

インテルは強みの仮想化技術で5G時代のネットワーク構築に貢献する。

コマーチキャリア向けOSS/BSSに強み
自動化やe-ヘルスで社会課題解決

自動化やe-ヘルスで多くの実績を持つコマーチが日本市場に参入した。

ブロードメディア・テクノロジーズ小森コーポレーションが
Aryakaで日中間通信を安定化!

日系企業の中国ビジネスに立ちはだかるのが通信環境の問題だ。

IIJグローバルソリューションズ日中間ネットワークの安定運用へ
VPN規制を乗り切る解決策提供

安定的な越境通信を実現するには何が必要か?

NTTコミュニケーションズIoTビジネスの種まきから結実まで
NTT Comの「次の一手」とは

自社発行型eSIMでの新サービス提供に期待!

SAS Institute Japanデータ分析の老舗、SASが提案するIoT時代のデータ活用

IoTのはじめの一歩を踏み出す前に考えるべきポイントは?

SigfoxSigfoxが開始1年で100万回線!
いよいよ花開くIoTビジネス

LPWAの代表格「Sigfox」の最新動向と活用事例を徹底レポート!

WatchGuard Wi-Fi Cloud不正APを自動遮断するWIPS搭載!
ソーシャルWi-Fiで販促支援も

セキュアな無線LAN環境を実現できる「WatchGuard Wi-Fi Cloud」

無線LAN構築・運用のポイントをSCSKが語る

無線LANの大きなトレンドとなっている「クラウドWi-Fi」で課題解決!

ジェイピー・セキュア導入実績100万サイト以上の
国産WAF「SiteGuard」

業界最速レベルで防御機能を提供するジェイピー・セキュアのWAF製品

ライムライト・ネットワークスクラウド型WAFでWebサイトを保護

ライムライトなら、自社のCDNやDDoS対策との多層防御でオリジンサーバーを攻撃から防御できる。

Office 365ユーザは使わなきゃ損
Teamsでチームワークが劇的に!

Office 365の新ツール「Teams」を使い始める企業が続出している。

アクセスランキング

tc1807_b
56
compass

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2018 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます