ニュース

”1万円ちょっと”の無線APも追加 ―― シスコが中小向けブランドCisco Startを強化

文◎坪田弘樹(編集部) 2018.01.17

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

従業員100名以下の中小企業をターゲットとして、シスコシステムズが2015年に立ち上げた低価格ブランド「Cisco Start」が好調だ。同社の2017年会計年度の売上は、対前年度比で驚異の240%成長を達成。この勢いをさらに増すべく、製品ラインナップの拡充と販売体制の強化に乗り出す。


新たにラインナップに追加するのは、次の3つだ。

1つは、エントリーモデルの無線LANアクセスポイント(以下「AP」)の新製品「Cisco WAP125」。IEEE802.11acに対応し、ゲストアクセスや802.1X認証、不正AP検知といった企業向けWi-Fiに必要な機能を備える。市場想定価格は「1万円と少し」(高橋氏)と、中小企業でも無理なく導入できる価格帯で投入する。


新製品「Cisco WAP125」の概要


2つ目は、クラウド管理型のネットワークソリューション「Cisco Meraki」。すでにシスコ製品として広く販売されているものだが、今後はCisco Startシリーズとしても販売する。

Merakiには、無線LANアクセスポイントやUTMなど各種のネットワーク機器があり、それらをクラウド上の管理コンソールから一元的に設定・管理が行えるのが特徴だ。高橋氏によれば、従来は「販売ルートが限られていたが、今後はすべての販売パートナーが販売できるようになった」。

3つ目は、チームコラボレーションデバイスの「Cisco Spark Board」「Cisco Spark Room kit」だ。ビデオ会議やプレゼンテーション用のデバイスで、スマートフォンやノートPCと連携して、外出先や在宅勤務を行う自宅等とつないで簡単に遠隔会議が行える。

価格については前述の通り、既存製品も含めて平均で10%程度安くする。エンドユーザー向けの値付けは販売パートナーが行うが「卸価格を見直す」(高橋氏)ことで低価格化。「Catalystスイッチは約20%も安くなる」という。

販売体制を一新し、地場SIerと市場を開拓
(3)販売体制の強化については、常務執行役員 公共・常人事業統括の大中裕士氏が説明した。



常務執行役員 公共・常人事業統括の大中裕士氏


同氏によればシスコは、「2018年度から営業体制を地割り制に変更」した。全国を7つのエリアに分けて「地場のSIerとの販売に取り組み始めた」。中小企業は一般的に、ITやネットワーク/セキュリティ製品を管理・運用する人材が不足しがちだ。「そうしたお客様が真っ先に相談するSIer」と組んで、新たな顧客を開拓する。

また、流通小売や文教、ホテル・旅館といった各種業界ごとに特化したソリューション開発と提案活動を行う組織として事業推進本部も設立。業種特化型の業務アプリケーションを開発するパートナー企業とも協業して、業務アプリからネットワーク、セキュリティまで含めたトータルソリューションを販売する。



Cisco Startの採用企業


例えば、旅館・ホテル業に対しては、無料Wi-Fiサービスを行うための無線LAN製品と合わせて、周辺の観光施設や店舗の広告をWi-Fiのユーザーに配信するソリューションを提供するといった具合だ。

「産業ごとに使われているシステムはまったく違う。パートナリングを広げて、各産業に効果のわかりやすいソリューションを提供していく」と大中氏は意気込みを語った。

スペシャルトピックスPR

sas1808
necaspire
1810yamaha

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】エッジコンピューティング最新案内
<Part1>モバイルキャリアが描くエッジ活用 <Part2>NTT東日本のエッジ拠点に潜入 <Part3>MEC標準化の最新動向 <Part4>AWSとAzureのエッジコンピューティング戦略 <Part5>製造業IoTを加速するEdgecross <Part6>エッジコンピューティングを支えるネットワーク

[インタビュー] ●ネットワンシステムズ 荒井透社長COO 
[ビジネス最前線]●SD-WAN×セキュリティで攻勢/●Ubiquitiが仕掛ける価格破壊 [技術&トレンド]●気づかぬ間に給電 [商品特集]●ネットワーク監視/●次世代FW

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

ゾーホージャパン低価格フローコレクターで
シスコ機器を使い倒そう!

シスコ機器が備えるNetFlowやIP-SLAを活用し、きめ細やかな監視を!

リバーベッドテクノロジーアプリの体感品質を可視化 そのトラブル解決に留まらない効果とは?

「SaaSのレスポンスが遅い」。IT部門の悩みをリバーベッドで解消!

ライトL3スイッチ「SWX3100-10G」行き詰まる小規模NWを変革しよう

高価なレイヤ3スイッチには手が出ないが……。そんな悩みに、新たな選択肢をヤマハが提供する。

IntelligentAVAIエンジンで未知の脅威も自動検知

ウォッチガードのUTMに、マシンラーニングでマルウェアを検知する「IntelligentAV」機能も加わった。

Gigamon通信事業者での採用実績多数!
セキュリティ機器コストも大幅削減

今注目のネットワークパケットブローカー。そのNo.1メーカーとは?

PRTG Network Monitorネットワーク監視を簡単スタート!

NW監視の重要性は分かっているが、人材も予算も不足――。そんな企業に知ってほしいのが「PRTG」だ。

Big Switch Networksウンザリする運用管理とサヨナラ

大量のスイッチを個別に設定・管理する従来型NW運用を、Big Switch NetworksのSDNで革新しよう!

ユニアデックス次世代のネットワーク運用とは?

先進企業はもう始めている「Big Cloud Fabric」によるネットワーク運用変革を事例に学ぶ。

リボン・コミュニケーションズ多様なリアルタイムコミュニケーションでシームレスな通信を実現!

SBCを強みとする2社が合併して誕生したリボン・コミュニケーションズ

SAS Institute Japanデータ解析、もうやり尽くしたと思うのはまだ早い

さらなる品質改善やコスト削減を実現したあの先進企業とは?

潜伏する脅威をAIが検知!
産業用制御システムやIoTも守備範囲

日商エレクトロニクスのセキュリティ対策が“新ステージ”に突入する!

リボン・コミュニケーションズTeamsの電話機能にいち早く対応
UCを狙ったサイバー攻撃対策も

Microsoft TeamsとPSTNをつなぐリボン・コミュニケーションズ

UNIVERGE Aspire WX電話やUC機能を全方位にカバー
中小企業の多様な働き方を強力支援

NECが5年ぶりの中小向けキーテレフォン「UNIVERGE Aspire WX」

F5ネットワークスセキュリティやGi-LAN仮想化など
モバイルインフラの強化に貢献

5G移行を控えた今、F5ネットワークスはどんな価値を提供できるのか?

アクセスランキング

tc1809
iot24

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2018 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます