イー・モバイルが「新世代Wi-Fiキャンペーン」を実施

イー・モバイルは2010年5月25日、「新世代Wi-Fiキャンペーン」を実施すると発表した。

5月26日~8月31日のキャンペーン期間中、「Pocket Wi-Fi」などのデータ通信端末を購入し、2年間の継続利用を条件に長期割引が適用される「にねんM」を使って「データプラン」(月額4980円)または「データプラン21」(月額5980円)に加入すると、基本使用料が最大12カ月間(新規契約の場合は申込月を含む最大13カ月間)1000円割り引かれる。

イー・モバイルは併せて、新割引サービス「にねん得割」を6月24日から提供開始することも発表した。

契約種別「ベーシック」向けで、2年間の継続利用を条件に基本使用料を割り引くというもの。適用後の料金は「データプラン」4280円、「スーパーライトデータプラン」280~4680円、「データプラン21」5280円、「スーパーライトデータプラン21」280~5680円となる。

(左から)エリック・ガン代表取締役社長兼COO、イー・モバイルのイメージキャラクターを務める佐藤ありささん、阿部基成執行役員副社長

イー・モバイルのPocket Wi-Fiは発売以来好調で、同社の主力商品に成長している。ユーザーの半数以上が女性と20代男性で、「新たな顧客層へ訴求する商品」(執行役員副社長の阿部基成氏)という。

Pocket Wi-Fiは最大5台の機器と接続できることから、PCや「iPod touch」、ポータブルゲーム機など複数のデバイスと接続して利用されている。代表取締役社長兼COOのエリック・ガン氏は「データカードは基本的にPCのみしか使えないが、モバイルルーターはさまざまな機器とつながる。今後タブレットPCやデジカメなどWi-Fi搭載機器が増えてくるのであれば、モバイルルーターはデータカードと同等あるいはそれ以上の市場に拡大するのではないか」と話す。

今回のキャンペーンをこのタイミングで発表したのも、28日の「iPad」発売を視野に入れてのことで、「iPadを予約しているお客様にも訴求していきたい」(阿部氏)という。

代表取締役会長兼CEOの千本倖生氏も「iPadはある種の革命を引き起こす。Pocket Wi-Fiは応用範囲が広く、iPadとも親和性が高いので期待以上のマーケットがあるだろう」と見通しを語った。

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