【ワイヤレスジャパン】ドコモ、Z-Wave対応の節電サービスを参考出展

この夏の大テーマといえば「節電」。ワイヤレスジャパン2011会場でも省エネ関連のソリューションが見受けられるが、NTTドコモブースには、スマートタップによる省エネサポートサービスが参考出展されていた。

スマートタップによる省エネサポートサービスの概要
スマートタップによる省エネサポートサービスの概要

スマートタップとは、コンセント単位での消費電力の見える化、さらには遠隔操作が可能な通信機能付きの電源タップのことだ。スマートタップが収集した消費電力データは、自宅のブロードバンドルーター経由でインターネット上のサーバーに蓄積され、PCや携帯電話などから閲覧できる。また、外出先からPCや携帯電話を使って、スマートタップにつながった家電の電源をオン/オフすることも可能だ。

外出先からスマートタップにつながった機器の電源のオン/オフを行うことも可能
外出先からスマートタップにつながった機器の電源のオン/オフを行うことも可能

このサービスで興味深いのは、スマートタップとブロードバンドルーター間の通信手段として、Z-Waveが採用されている点だ。Z-Waveとは、欧米ではホームオートメーション用に広く使われている無線通信プロトコルである。日本では今のところZ-Waveを利用可能な周波数はないが、来年夏から利用可能になる見通しなことから、国内でも注目が高まっている。

Z-Wave対応のスマートタップ(右)。左のZ-Wave対応トランスレーター経由でブロードバンドルーターとの接続は行う
Z-Wave対応のスマートタップ(右)。左のZ-Wave対応トランスレーター経由でブロードバンドルーターとの接続は行う

説明員によれば、Z-Waveの通信距離は「20mほど」。さらに、Z-Waveのノード同士でアドホック通信することも可能なことから、オフィスなどの広い建物内や遮蔽物などの影響があるケースでも問題なく活用できそうだ。

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