KDDI、仮想化O-RAN基地局の商用展開にHPE製サーバーを採用

ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)は2023年4月10日、KDDIが大阪府大阪市で商用展開を開始した、O-RAN準拠の5G仮想化基地局に利用されているサーバーを提供したことを発表した。設定作業の自動化を含むサーバーの統合管理・運用システムの構築を支援している。

本基地局に利用されているのは、HPE ProLiant DL110 Gen10 Plus – Telcoサーバー。vRANワークロードを処理するために最適化されたもので、高い収容効率および電力効率を実現しているという。また、優れた耐性により寒暖差や荒天などにも強靭性を発揮する特性を活かし、D-RAN(Distributed Radio Access Network)環境においても本サーバーが利用されている。

HPE ProLiant DL110 Gen10 Plus Telcoサーバーの外観

HPE ProLiant DL110 Gen10 Plus Telcoサーバーの外観

さらに、HPE InfoSight for Serversの導入により、HPEのTelcoサーバーの障害予兆検知、運用保守の負荷軽減を実現しているという。

今回、KDDIはAnsibleを活用したサーバー機器の初期設定と検証、仮想化基盤の展開を自動化し、基地局を迅速に展開可能とするZero Touch Provisioningシステムを構築した。HPEのプロフェッショナルサービス部隊はこのなかで、Ansibleに、IT管理運用の自動化プラットフォームである「HPE OneView」を組み合わせ、テンプレートベースで設定作業とライフサイクル管理を自動化する機能開発を支援した。

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