東京都が自治体初となるOpenRoaming対応の公衆Wi-Fi基盤を構築、4カ所でサービス開始

東京都は2023年3月29日、KDDIおよびワイヤ・アンド・ワイヤレスと協働し、欧米および国内で導入が進む国際的なWi-Fi接続基盤であるOpenRoamingを用いた新しいWi-Fi基盤を開発、3月31日よりサービスを開始すると発表した。

 

接続アプリの画面イメージ(左)とステッカー
接続アプリの画面イメージ(左)とステッカー

OpenRoamingとは、公衆Wi-Fiサービス関連事業者の業界団体であるWireless Broadband Alliance (WBA)による国際的なWi-Fi相互接続基盤のことだ。OpenRoamingに対応したWi-Fiは、無線通信区間を暗号化するとともに、対応アクセスポイントに自動接続する仕組みとなっているため、盗聴される危険やなりすましのアクセスポイントに誘導されるなどの危険が防止される。こうした高い安全性のほか利便性を特徴とし、1度の設定で国内外のOpenRoaming対応のWi-Fiスポットに自動で接続することができる。

東京都では第1弾として、下記4施設でサービスを開始する。
・東京観光情報センターバスタ新宿(渋谷区千駄ヶ谷5-24-55 バスタ新宿3階)
・都庁第二本庁舎(新宿区西新宿2-8-1 3階窓口待合)
・新宿都税事務所(新宿区西新宿7-5-8 4階、6階窓口待合)
・都立大久保病院(新宿区歌舞伎町2-44-1 3階外来待合)

令和5年(2023年)度は、観光施設等の都有施設約600カ所に順次拡大する予定。

今後、都民が安全で快適にデジタル社会の恩恵を享受できるよう、民間施設を含む都内全域でのOpenRoaming対応Wi-Fiサービスの普及に向けて、有識者等によるTOKYO Data Highway戦略推進協議会で検討を進めていくという。

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