業界初の1.6Tbps光伝送が2024年商用化、シエナがWaveLogic 6を発表

シエナは2023年2月21日(米国時間)、同社が開発・提供する光伝送用チップセットの最新世代「WaveLogic 6」を発表した。

WaveLogic 6は、比較的短距離のメトロROADM(Reconfigurable optical add-drop multiplexer。光伝送装置の1種)ネットワーク向けに、シングルキャリアで最大1.6Tbps伝送をサポートする。1000km程度の長距離リンクで800Gbps伝送が可能だ。

WaveLogic 6の性能概要

WaveLogic 6の性能概要(シエナの特設サイトより)

前世代のWaveLogic 5と同様に、性能の異なる「WaveLogic 6 Extreme」と「WaveLogic 6 Nano」の2種類を用意する。

WaveLogic 6 Extremeは前世代と比較して、ビット当たりの消費電力を50%削減できるという。200GBaudで動作する最初のコヒーレント光ソリューションであり、ネットワーク全体で800Gbps接続のカバレッジを最大化できるとしている。

WaveLogic 6 Nanoは、400G~800Gコヒーレントプラグケーブルを搭載。長距離リンクで400Gbps、メトロ/地域リンクやデータセンター間接続(DCI)で800Gbpsの伝送性能を提供する。

WaveLogic 6は、2024年前半に利用可能になる予定。シエナの光伝送ソリューションやルーティング/スイッチング プラットフォームのほか、サードパーティ製ソリューションでも使用可能だ。

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