LiLz、任意のタイミングで点検対象を撮影し画像をサーバに送信する技術で特許を取得

設備保全のIoT/AIサービスを提供するLiLzは2月14日、希望する任意のタイミングで点検対象を撮影して、点検対象の画像をサーバに送信することが可能になる技術「点検対象任意撮影」を発明し、基本特許を取得したと発表した。LiLzによると世界初の発明となる。特許の登録日は2022年11月1日(参考記事:静止画IoTの可能性広げるLiLz IoTカメラ×AIが目視点検をラクにする)。

Lilzが特許を取得した基本技術「点検対象任意撮影」の概要

LiLzが特許を取得した基本技術「点検対象任意撮影」の概要

プラントや工場などの設備保全現場では、保安力、生産性の向上のために「スマート保安活動」が必要とされている。しかし、設備保全現場に数多く設置されている計器(アナログメーター)の巡回点検をリモート化、省力化するには、電源がない場所でも長時間稼働するカメラを設置し、遠隔から画像に基づいてAIで計器の数値を読み取るというアプローチが主流となりつつあるという。

こうしたアプローチでは、撮影頻度を下げると長時間稼働が可能になるが、点検者が点検したいタイミングで確認できる頻度も減ることになるという課題がある。そこで同社では、希望する任意のタイミングで点検対象を撮影して、点検対象の画像をサーバに送信することが可能になる基本特許技術「点検対象任意撮影」を発明した。

この発明の活用により、現場に設置したカメラの消費電力を低減するだけでなく、点検者が任意のタイミングで計器の状況が確認できるようになったという。同社ではすでに、この技術を用いて設備保全現場の目視巡回点検のリモート化・省力化を実現しているとのことだ。

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