NTT西日本、京阪ホールディングス、NTT、NTTデータは2022年10月25日、大阪・京橋駅周辺エリアで「AIを活用したまちづくり」の検討を開始すると発表した。
NTT西日本は今年、本社ビルを京橋に移転している。また、京橋駅には、京阪電鉄、JR西日本、大阪メトロの3路線が乗り入れている。
AIを活用したまちづくりの特色の1つは、センサーレスだ。街中に多数のセンサーを設置する必要があり、スマートシティの実現には膨大な時間やコストを要するという課題解決に取り組む。
具体的には、NTT西日本は京橋をセンサーレスでデジタル上に再現し、街の分析・可視化・未来予測を可能にするプラットフォームを検討する。また、NTTとNTTデータは、このプラットフォームと開発中のまちづくりアプリ「みんスマ」を連携させ、市民がまちづくりに参加しやすくなる仕組みを検討する。京阪ホールディングスは、商業施設などの実証フィールドを提供し、京橋の賑わいの創出やエリア価値の向上を目指す。
実証実験のさらに詳細な内容は、2023年初旬に公表予定。NTT西日本らは、関西エリアで進むうめきた2期開発や大阪・関西万博、さらにデジタル田園都市構想を契機に拡大が期待される全国のスマートシティにも、この取り組みの成果を活かしていきたい考えだ。
