「ドコモの5G下り速度は200Mbps超え」、Opensignalが調査

通信事業者ごとのモバイルネットワーク体感品質を調査しているOpensignalが調査結果の最新版(2022年10月)を発表した。グローバル比較で日本の5Gの評価が向上。ソフトバンクが「5G Global Leader 2022」の評価を勝ち取ったほか、5Gの平均ダウンロード速度ではNTTドコモが唯一、200Mbps超えを記録した。

世界100以上の通信事業者を対象にモバイルネットワークの体感品質を調査しているOpensignalが、2022年10月版の調査レポート発行に合わせて記者説明会を開催した。

同調査では、ビデオやゲームの体感品質、ダウンロード/アップロード速度、5G利用率等のカテゴリー別に国内4事業者を比較。ソフトバンクが最も多くのカテゴリーで最高評価を獲得した。同社は12の事業者が選ばれた「5G Global Leader 2022」に名を連ねた。

全4事業者をカテゴリー別に評価

全4事業者をカテゴリー別に評価。濃い丸は単独1位、薄い丸は統計的に差のない「共同受賞」を示す

調査結果について説明したOpensignal 分析担当バイスプレジデントのイアン・フォッグ氏は、日本の5G品質が向上していることを指摘。「事業者間の競争が非常に激しくなっている」と述べた。

Opensignal 分析担当バイスプレジデントのイアン・フォッグ氏

Opensignal 分析担当バイスプレジデントのイアン・フォッグ氏

ビデオ・ゲーム体感はソフトバンクが勝利

ビデオとゲームの体感品質を数値化して評価する「ビデオ・エクスペリエンス」「ゲーム・エクスペリエンス」の項目で優秀な成績をあげたのはソフトバンクだ。

ゲームについては、5Gに限定した調査(5Gビデオ・エクスペリエンス)と、4Gを含む総合調査のいずれも最高得点を獲得。ビデオも同様に、両方でソフトバンクが1位となった(下図表)。

ビデオ・エクスペリエンスの調査結果

ビデオ・エクスペリエンスの調査結果

これは2022年4月版の調査でも同様だったが、今回はビデオ・エクスペリエンスでドコモがソフトバンクに肉薄し、「統計的同点」の評価を得ている。

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