アイコムの「ハム」入門機が累計10万台突破、アマチュア無線のロングセラーに

無線通信機器大手のアイコムは2024年5月1日、アマチュア無線のロングセラー機「IC-7300」の累計出荷数が10万台を突破したことを発表した。販売国数は約150カ国まで広がっている。

アマチュア無線用HFトランシーバーIC-7300

アマチュア無線用HFトランシーバー「IC-7300」

IC-7300は、海外との交信ができる高周波のHF帯のトランシーバーで、HF帯の入門機でありながら、本格的にHF帯を楽しめる高性能を実現した製品として、2016年1月に発売した。

日本アマチュア無線連盟によると、全世界のハム(アマチュア無線)の開局数は300万であり、累計出荷台数10万台という数字は、ハム愛好家の約30人に1人がIC-7300を購入している計算になる。なお、累計出荷台数の国内外の内訳は、海外が約8割(2024年1月時点)と、海外需要が国内需要を大きく上回る。

アイコムは、同社のロングセラー製品として、旺盛な需要に応えるべく今後もIC-7300の販売を続けるとしている。

IC-7300の開発に携わった主任技師の森下雄太氏(左)と、海外営業部長の寺崎真也氏

IC-7300の開発に携わった主任技師の森下雄太氏(左)と、海外営業部長の寺崎真也氏

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