企業ネットワーク最前線

ワークスタイル変革Day 2016 講演レポート

「1つのモバイルアプリで、どんな業務もセキュアに実現できる世界を」、レコモット東郷氏

文◎百瀬崇(ライター) 2016.11.09

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EMM市場でひときわ異彩を放っているのがレコモットの「moconavi」だ。MDMベースのEMMとは異なり、MDMとMAMを分離。グループウェアやメール、セキュアブラウザ、ファイルサーバー、UCなど、あらゆる業務アプリケーションをMAM上からセキュアに利用可能にする独自の発想で、すでに多くの企業のワークスタイル変革の力となっている。

 

ワークスタイル変革の実現に欠かせないスマートフォンやタブレット端末。こうしたスマートデバイスを業務でセキュアに利用するため、EMM(Enterprise Mobile Management)を活用することは、今や常識となりつつある。

ただ、レコモットの東郷剛氏はこう指摘する。「一体何を守るべきかが、実は意外と明確に定義されていない。世の中を見渡すと、『デバイスを守りましょう』から入っているケースが多い。しかし、『それで果たして安全性を担保できるのか』というのが私どもの問題提起だ」

 

レコモット 代表取締役 CEO 東郷剛氏
レコモット 代表取締役 CEO 東郷剛氏

 

東郷氏によると、EMMは大きく2種類に分類できる。1つはMDMベースのEMM(MDM一体型)、もう1つはMDM分離型EMM(MDM+MAM)である。

前者は、MDMとMAM、MCMの3つの要素から成り立っている。

 

MDMベースのEMM(MDM一体型)の構成要素
 MDMベースのEMM(MDM一体型)の構成要素

 

MDMはデバイスを管理するもので、リモートワイプ/ロックのほか、構成プロファイルを配布したり、OSやアプリのバージョンをチェックするなどの機能を備える。

MAMは大きく2つの機能を持つ。1つはアプリの一括配布と企業内アプリストア、もう1つはグループウェアやメール、セキュアブラウザなどのクライアントとしての機能である。後者はコンテナ化されており、コンテナの中は暗号化されているのでセキュアである。

MCMは、ドキュメントの配布/共有、アクセス・編集権限や時限性ポリシーの管理が主な機能である。

こうしたMDM一体型EMMは、MDMから発展したものだ。そのため、「少なくともMDMは必須で、MAMやMCMを単独で導入することはできない」(東郷氏)。

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