広がるNTT東日本のドローン活用、社内研修でパイロットの育成も

土砂災害や雪害によって断線したケーブルの復旧や、高所にある設備の点検にドローンを活用しているNTT東日本。アクセスネットワーク関連技術を展示するシンポジウム「つくばフォーラム2016」の展示から、その取り組みの現状と課題について紹介する。

社内研修でドローン操縦者は現在76名に

ドローンの操縦は下写真のコントローラを用いて行う。2.4GHz帯の無線通信によってドローンを制御しており、説明員によれば、操縦者がいる位置から500m程度まで飛ばすことができるという。


ドローン操縦用のコントローラ

コントローラにはスマートフォンを装着し、専用アプリ画面でドローンのカメラ映像を手元で見ながら操縦できる(iPhone/iPad、Android端末に対応)。


ドローンによる添架路点検を再現した模型。
右端のコントローラにはiPadが装着されており、ドローンのカメラ映像を見ながら操縦できる

NTT東日本では設備点検や修理を行っている技術者を対象にドローン操縦に関する社内研修を実施しており、現在76名がドローンを使えるという。なお、研修は、ドローンに関する法規制なども含めた知識を習得する座学と、実際にドローンを飛ばして操縦する実地研修をそれぞれ1日ずつ、計2日で行っている。

説明員によると、NTT東日本が日常的に行っている設備点検や補修等の作業のうち、ドローンが使われているのは「まだ1%程度」に過ぎない。今後も社内研修による操縦者の育成、ドローン開発と用途開拓を進めていく計画だ。

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