ワークスタイル変革Day 2014 レポートレコモット東郷氏「スマホで業務を存分に行うにはMAMが不可欠」

スマートデバイスを業務で利用する最大の目的は、ビジネスアプリを活用すること。だが、そのためにはセキュアな環境が必要となる。従来、MDM(モバイルデバイス管理)がその役割を担うとされてきたが、レコモットの東郷剛氏は「本当に必要なのはMAM(モバイルアプリケーション管理)だ」と主張する。

moconaviなら様々な業務を1つのアプリで

moconaviなら、様々な業務を1つのアプリで利用できるのも特徴である。

例えば、Microsoft Exchange ServerやOffice365、Lotus Notes/Domino、Google Apps、Cybozu Garoon、サイボウズOfficeなどに標準で対応している。

様々な業務をmoconaviのアプリ1つで行うことができる
様々な業務をmoconaviのアプリ1つで行うことができる

「POP/IMAP mail ServerやMicrosoft Dynamic CRM、Salesforce.comなどといったパブリックでメジャーなアプリケーションも標準機能で利用できるし、Web化された社内システムもセキュアブラウザ機能で利用することが可能だ」

さらに、社内にあるファイルサーバーやストレージにもセキュアにアクセスできる。それによって社外からスマートデバイスを使ってMicrosoft WordやExcel、PowerPoint、PDFなどの資料を閲覧することも可能になる。

UCツールとMAMを融合してスマホを有効活用

オンプレミスとクラウドの両方の形態で提供されているmoconavi。2014年3月時点で11万IDを突破し、導入企業数も220社に達している。例えば、大手都市銀行のA社では3000ID、メガバンクのB社では8300IDの契約実績がある。

moconaviの導入実績の一例
moconaviの導入実績の一例

また、東郷氏は最近のスマートデバイスの活用状況について、「BYODと会社支給、スマホとタブレットといったハイブリットな使い方をする企業が増えている」と説明する。

BYODを実際に導入するにあたっては、私物端末を会社側で管理しなくてはいけないのか、プライベートなデータの扱いはどうするのかといった問題が生じる。しかしmoconaviの場合、端末にはそもそも業務用のデータが残らず、端末を管理する必要もないので、BYODにも適している。

BYODにもCPD(会社支給端末)にも適しているmoconavi
BYODにもCPD(会社支給端末)にも適しているmoconavi

さらに、東郷氏は、ワークスタイル変革のキーワードとしてユニファイドコミュニケーション(UC)にも言及。今後、moconaviとUCを連携させていく方針を示した。

「スマートデバイスのセキュリティを担保しつつ、音声機能などのスマートデバイスが持つポテンシャルを存分に使おうということ。それがワークスタイルの変革につながっていくと考えている」

具体的には、シスコのUCソリューションをはじめ、Microsoft LyncやIBM Sametimeなどとコラボレーションしていく計画だという。

今後はmoconaviをUCソリューションとコラボレーションさせていく方針
今後はmoconaviをUCソリューションとコラボレーションさせていく方針

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