サンテレホン SUNTEL Next Solution 2018 顧客企業のビジネスを伸ばす製品群が一堂に パートナーと協力し新たなソリューションを公開

サンテレホンが7月18、19日、ICT総合展示会「SunTelephone ICT Business Selection 2018」を東京ドームシティ・プリズムホールで開催する。3年ぶりの開催でコンセプトを一新、「Next Solution 2018」と題して既存分野のメイン商材を展示するのみならず、これまで取り扱ったことのない新分野/新領域での各種ハード・ソフトと新ソリューションを公開する。
榎本雅之氏

サンテレホン株式会社
代表取締役社長
榎本雅之氏

 昨年6月、社長に就任した榎本雅之代表取締役に、「Next Solution 2018」の狙いを訊ねた。

 「お客様に、わが社の評価を聞いて驚きました。オペレーションに対する満足度が高いということです。しかし、現状のインストアシェアは数%に過ぎないのです。ここから導き出されるのは、わが社はお客様の速いスピードでの変化、業容拡大の動きに追い付いていないのではないか、ということです。従来の枠を脱皮し、市場のスピードに追い付くため、わが社の取扱い製品・ソリューションの拡大、事業領域の拡張をパートナーの皆様とともに実現することが急務と考えています」

 榎本社長は、「情報通信の専門商社」という規定に縛られすぎて、大胆に自分を変えることに躊躇しすぎていたのではないかと判断、ユーザー企業の変化、事業拡大に応えるためにも殻を思い切って破ることなしに次の発展はないと考え、そこに新たな成長戦略を見出したのだ。

 従来の枠を踏み越えた新規事業分野への進出を始めて一年、その取り組みを目に見える形にするのが、今回のイベントの最大の特徴と言える。

 サンテレホンのICT総合展示会はこれまで二、三年に一回は開いてきた。前回は2015年に東京で開催し、その後2016年に5カ所、2017年に3カ所、それぞれ地方拠点で展開してきた。今回はその延長線上ではなく、新たな成長戦略のもと、これまでとは一線を画するものとなっている。

「BASE(基盤)」「EXPAND(拡張)」「NEXT(次世代)」のテーマ展示


 従来はネットワークやコミュニケーションなど製品ベースで商品別の展示を行っていたが、今回は「Next Solution」をテーマに、ICT技術とサービスの融合による新たなビジネスが期待される「IoT」「オフィス」「文教・医療」「インバウンド」「エネルギー」などユーザー目線で設定したゾーンを設けるのだ(図表参照)。

図表 SUNTEL Next Solution 2018 展示会チャート

図表 SUNTEL Next Solution 2018  展示会チャート

 もう一つは、基盤となる製品から開発した最新製品、ソフトとハードが連携した製品、次世代ソリューションを、それぞれ「BASE(基盤)」「EXPAND(拡張)」「NEXT(次世代)」という切り口で提案し、お客様の更なる業績拡大に繋げる見せ方をとったことだ。

 榎本社長はさらに続ける。

 「デジタルトランスフォーメーションと言われていますが、IoT、AI、ビッグデータはものすごい可能性があると見ています。商品開発の方向は単なるハードだけではなく、やはりソリューションとソフトです。データアナリティクスの世界と融合したソリューション開発を行う必要があります。現在、パートナー様からIoT・ソフトウェア・クラウドサービス・エネルギー・海外事業分野などの、新たな提案を次々といただいております。これをお客様に新たなソリューションとして提案していきたい、その突破口が今回のNext Solution 2018です」

 たとえば、従来は防犯カメラが主力だった。これからは、写った画像を解析しそれを業務に活かすことが必須になってくる。AI、データサイエンスとの連携だ。銀行、工場、店舗など様々なシーンでの活用の取り組みが進んでいるという。

サプライチェーンからバリューチェーンへ


 榎本社長は最後に、こう述べる。

 「流通としてどれだけ価値を高めるかです。サプライチェーンからバリューチェーンに転換し価値を付加しないと生き残れません。展示会場ではメーカー同士の協業も行われます。パートナー様と協力してお客様の要望に答えるため付加価値展示を見せたいと思います」

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URL:http://www.suntel.co.jp/