導入時のコストを抑え、かつ複数拠点のアクセスポイント(AP)を一元管理することで運用コストも低減できるクラウドWi-Fi。特に多数の拠点・店舗を展開する企業で導入が進んでいるが、様々なクラウドWi-Fiがあるなかで強力なセキュリティ機能を特長としているのが、ウォッチガードの「WatchGuard Wi-Fi Cloud」だ。
代表的な機能が「ワイヤレスIPS」(ワイヤレス侵入防止システム:WIPS)だ。未承認デバイスや不正APなどの脅威を検知・防御する機能である。特許技術の採用により他社のWIPSに比べて誤検知率が低いのが特長で、不正APを高精度に検知して自動的にその通信を遮断。企業Wi-Fiのリスクを排除できる。
図表 WatchGuard Cloud Managed WiFi:4つの製品が1つに
そして、9月に発売したAP新製品「AP420」によって、このWIPSがさらに使いやすくなった。従来機種では、WIPS機能が稼働することでパフォーマンス上の影響が出てしまうケースが発生し、通常のAPのほかにWIPSのスキャンだけを行うセンサー専用機を置く必要があったが、AP420はWIPSスキャン用の専用アンテナを備えているため、1台で両方の仕事をこなせる。センサー専用機が不要になり、コストを抑えてWIPSが導入できるのだ。
なお、AP420の利点はそれだけではない。通信機能も、もちろん優秀だ。
Wi-Fiの最新規格802.11ac Wave2に対応しており、複数端末との同時通信時のスループットを向上させる4×4マルチユーザMIMOもサポート。高密度環境でも快適な通信が可能だ。
9月に発売したクラウド管理対応のアクセスポイント「AP420」
WatchGuard Wi-Fi Cloudは、セキュリティ以外の面でも進化している。
AP420発売と同時に、信号強度の強いAPや干渉の少ない5GHz帯にクライアントを誘導するステアリング機能や、端末の移動時にシームレスなローミングを行う機能を強化。これにより、遅延の影響を受けやすいVoIPやビデオ通信も快適に使えるようになる。
アプリケーション可視化機能も加わった。1300以上のアプリを識別可能で、アプリ毎の使用帯域を確認したり、特定のアプリを禁止したりできる。そのほか、ユーザーの権限に基いてVLAN接続やファイアウォール設定、帯域制限等を行うロールベース制御も可能と、快適な通信品質を保ち、かつセキュアな運用を行うための機能が満載だ。
そして、もう1つ注目したいのが店舗向けの機能だ。SNS認証連携が可能で、Facebook、TwitterのほかGoogle+、LinkedIn、Instagramといった外国人がよく使うSNSも対応している。このSNS認証に基いて来店客の訪問回数や滞留位置・時間、性別や年齢の分析も可能だ。SNSへログインするだけで店舗のゲストWi-Fiに接続可能なため、外国人観光客に需要の高い無料Wi-Fiの提供を通じ、インバウンド需要の取り込みと収益アップにも貢献できるのだ。
WatchGuard Wi-Fi Cloudは管理するAPの台数に制限がなく、柔軟に拡張できるメリットもある。店舗やホテルなど幅広いシーンで活用できる。
ホワイトペーパーダウンロード | ||
|
お問い合わせ先 |
ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社 営業部 TEL:03-5797-7205 E-mail:jpnsales@watchguard.com URL:https://www.watchguard.co.jp/ |