レコモット EMM「moconavi」 ICT環境の整備が働き方改革の近道! 業務アプリやUCをセキュアに利用

「働き方改革」の実現には、部署や役割をまたいだ制度の整備や、オフィス環境の充実など投資すべきことが多く、多大な時間や労力、コストを必要とする。そこで、まずは比較的ハードルの低いICTツールの導入と活用が、働き方の改革に有効だ。レコモットの「moconavi」は、業務アプリやUCをセキュアに利用できるので、時間や場所に縛られない働き方を可能にする。
東郷剛氏

レコモット
代表取締役CEO
東郷剛氏

 昨今、著しい労働力の減少とそれに伴う労働の質の低下が指摘されている。いかに優秀な人材を確保し、生産性を向上させるかが企業の利益に直結し、それを従業員に還元できる仕組みが好循環に繋がり、企業の成長を左右すると言っても過言ではないだろう。

 このサイクルを実現するために「働き方改革」の取り組みが進んでいるが、その実現には(1)制度・プロセス、(2)企業の文化・風土などのソフト的な要素、(3)オフィス環境や働く場所、(4)ICT環境などのインフラ・ハード的な要素のそれぞれの課題を解決する必要がある。

 例えば(1)と(2)については、人事制度や評価制度、労務管理などの見直し、意思決定できる経営層や現場の意識改革が必要だが、そのハードルは高く、いずれも多くの時間と労力が必要だ。また、(3)のようなオフィス環境の整備は、多額なインフラや不動産に関わる投資が必要になるケースもあり、どれも一朝一夕には行かないだろう。

 一方、(4)のICT環境を中心にしたアプローチはコスト面でもプロセス面でも比較的導入のハードルが低いが、このICTの導入が場所を選ばない働き方を実現し、場所を選ばずに働くことが企業の風土や文化に変化を与え、結果的に制度やポリシーの改善、変更を促すことに繋がるため、その効果は極めて大きいといえる。

 「まずはスマートデバイスなどICTの利活用で働き方を変えることが企業風土などの変化や制度の整備のきっかけとなるが、同時にICTも柔軟性に変化できることが必要だ」とレコモット代表取締役CEOの東郷剛氏はICTによる働き方改革の重要性を強調する。

守るべきはデバイスではない MAMで業務アプリやデータを保護


 それでは、スマートデバイスによる働き方改革の実現には何が必要になるのか。

 東郷氏は「業務アプリのセキュアな利用と、ビジネスコミュニケーション(リアルタイム音声コミュニケーション)との統合」の2点を挙げる。

 まず、1つめの業務アプリのセキュアな利用だが、最近はスマートデバイスと一緒にEMM(エンタープライズモビリティ管理)も導入する必要性が広く認識されつつある。

 EMMは、MDM(モバイルデバイス管理)/MAM(モバイルアプリケーション管理)/MCM(モバイルコンテンツ管理)で構成される。

 一般的なEMM製品は、端末のリモートロック/ワイプやデバイス制御を行うMDMと、アプリケーションの配布や、メールやグループウェアのクライアントをコンテナ化によってセキュアに保つMAMがセットになった「MDM一体型」だ。これに対し、レコモットの「moconavi」はMAM単体でアプリケーションのセキュリティを確保し、必要に応じてMDMを組み合わせる「MDM分離型」となっている。

 万が一、スマートデバイスが紛失・盗難してもMDMのリモートワイプがあれば安心と思うかもしれないが、リモートワイプの成功率は4〜12%と決して高い数字ではない。「リモートワイプを目的としたMDMの導入は、セキュリティを担保できない」というのが東郷氏の持論だが、MDMを否定しているわけではなく、企業資産である会社支給端末についてはMDMで管理することを推奨している。実際、moconaviと他社のMDMを一緒に導入する企業が多いという。

 moconaviがMDMとMAMを分離しているのは、「企業が守るのは業務アプリやそのアプリで扱うデータであり、MAMでセキュリティを担保すべき」という理由からだ。MAMを「ワークスペース」と捉え、業務アプリをサンドボックス内でサービス化して利用するため、端末に情報が一切残らない。これによりメールやグループウェア、セキュアブラウザ、ファイルサーバーなどをセキュアに利用することができる。

図表1 端末にデータを残さない。あるべき姿とは?

図表1 端末にデータを残さない。あるべき姿とは?

チャットのデータも残らない 電話帳や名刺管理機能とも連携


 2つめのビジネスコミュニケーションとの統合だが、moconaviは「モバイルデバイスで、いろいろなコミュニケーションをナビゲートしていく」とのコンセプトの下、ユニファイドコミュニケーション(UC)との連携も進めてきた。

 大手通信キャリアの内線FMCサービス、NECやシスコシステムズのIP-PBX、楽天コミュニケーションズの「モバイルチョイス“050”」や無料通話・メッセージアプリ「Viber」、さらに昨年からはビジネスチャットも加わった。

 ビジネスチャットは今なお増え続けているが、「ほとんどは端末にデータが残り、安全性に不安がある。データが残らないセキュアなものはmoconaviくらい」と東郷氏は自信を見せる。

 moconaviは、これらビジネスコミュニケーション機能と、moconavi独自あるいはグループウェア「サイボウズ」のアドレス帳やクラウド名刺管理サービス「Sansan」などと連携することもできる。

 電話の着信時に発信元の番号からアドレス帳や名刺データを検索し、発信者情報としてスマホに通知する。着信元の電話番号と合致すれば、スマートフォンのアドレス帳にデータがなくても発信者をプッシュで通知することが可能。このデータは端末に残らず、しかも名刺情報としてアドレス帳に登録する必要もないので、個人情報の漏えいを防止する。

図表2 発信だけでなく、着信履歴も管理

図表2 発信だけでなく、着信履歴も管理

Windows 10のタブレット操作に対応 ガラホアプリのバージョンを常に更新


 moconaviは、iOS/Androidのほか、Windows 10にも対応している。

 Windows 10対応端末は、タブレットのように画面をタッチ操作できる「タブレットモード」を備えている。ところが、Windowsストアからインストールできるアプリ以外に、このタブレットモードに最適化されたアプリはまだまだ少ない。これに対し、moconaviはUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)向けアプリのため、タブレットモードにも対応する。

 最近は端末コストやランニングコストを抑えたい企業を中心に、従来のフィーチャーフォン(ガラケー)に代わって、Androidベースのフィーチャーフォン(ガラホ)を採用する企業も増えている。これを受けて、レコモットでは今年4月にガラホ対応版の提供も開始している。

 スマートフォンのタッチ操作をガラホの物理キーで代行するので、ガラケーと同様のキー操作でmoconaviのサービスを利用できる。例えば電話の着信表示などもスマートフォンと同様、端末にデータを残さずに対応する。また、ガラホはアプリ配信ストアにアクセスできずアプリのバージョンアップを行えないのが難点だが、moconaviにはバージョンアップ機能が実装されているので、いったんインストールすれば常に最新バージョンのアプリを利用できる。

 レコモットはこれまでmoconaviとクラウドサービスとの連携を進めてきたが、今後はアプリとの連携による機能強化を図る。その第一弾としてインフォテリアのMCM「Handbook」との認証統合により、シングルサインオンが可能になった。ユーザー認証をmoconaviに統合することで、紛失・盗難時のなりすましや不正ログインを防ぐという。

 「とりあえずスマートデバイスを導入したが、活用し切れていない」という企業は意外と多い。多様な業務アプリとビジネスコミュニケーションをセキュアに利用できるmoconaviなら、時間やコストをかけずに働き方を見直せることは請け合いだ。

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お問い合わせ先
株式会社レコモット
TEL:03-6380-8567
URL:http://www.recomot.co.jp/