ロジクール ビデオ会議システム「MeetUp」/Webカメラ「BRIO」 洗練されたデザインで部屋になじむ 安価に高品質なビデオコラボを実現

働き方改革が叫ばれて久しいが、コスト最適化と生産性向上の両立には映像によるコラボレーション(VC)が必要だ。ロジクールの「MeetUp」は、4~6人程度の小規模な会議に適したカメラ・音声機能を備え、臨場感のあるやり取りを可能にする。また、手のひらサイズのWebカメラ「BRIO」は、在宅勤務など場所を選ばずに会議を行うことができる。
妻鹿行雄氏

ロジクール
法人営業本部
本部長
妻鹿行雄氏

 「Logicool(ロジクール)」というブランド名を聞いたとき、IT機器に詳しい人であれば、斬新なデザインのマウスやキーボード、スピーカーがすぐに思い浮かぶのではないだろうか。

 スイスに本社を置くLogitech Internationalの日本法人であるロジクールは1988年に設立され、PCやゲーム機、音楽等の周辺機器メーカーとして国内でも知られている。

 そのロジクールが近年、存在感を高めているのが、法人向けビデオコラボレーション(VC)市場だ。

 2015年に本格参入して以来、国内では毎年70%以上という高い成長率を実現。今ではLogitech全体から見ると、マウス&キーボード、ゲーミングに次ぐ第3の主力事業に成長している。

 VC製品はこれまで1~20名程度と個人用から中規模会議室向けまで幅広いラインナップを提供してきたが、「ハドルルーム」と呼ばれる4~6名程度の小・中規模会議室向けについてはカバーできていなかった。そこで今年7月に発売を開始したのが、カメラとマイク、スピーカーが一体になったオールインワンタイプの「MeetUp」だ。

広視野角カメラで隅々までカバー 最大2.4m離れた場所からでも収音


 MeetUpの紹介をする前に、ハドルルームでのビデオ会議に特有の課題について簡単に触れておこう。

 小・中規模の会議は限られたスペースを使って行われることが多いが、従来の大規模会議室向け製品ではカメラの視野角が狭く、至近距離にいる人や部屋の隅にいる人は捉えることができない。また、テーブルの上にノートPCなどを置いていると、スピーカーフォンを使ってもマイクが遮られて音声が聞き取りづらい。ケーブル以外にリモコンやスピーカーフォンなど備品も多く、部屋全体が煩雑になってしまう。

 MeetUpであれば、これらの課題を解決し、快適なビデオ会議を行うことが可能だ。

 まず、カメラは120°の広視野角に対応し、パン/チルト機能を使えば175°まで拡大できる。このため、部屋のどの位置にいる人も映し出せる。また、4K(Ultra HD)、1080p(フルHD)、720p(HD)と複数の解像度をサポートするほか、HDの高画質で5倍ズームにも対応しており、ホワイトボードに描かれた内容を細部まではっきりと表示することができる。

 音声については、ノイズ/エコーキャンセラー機能を備えるビームフォーミングマイク3本を搭載、最大2.4m離れた場所からでもクリアな音を拾う。スピーカーは小規模会議室用に最適化されているので、ノートPCなどの雑音を極力省き、明瞭かつ自然な音声を実現する。

 そして忘れてはならないのが、優れたデザイン性だ。「我々社員も“ペリフェラル(周辺機器)カンパニー”ではなく、“デザイン・カンパニー”と呼んでいます」と法人営業本部 本部長の妻鹿行雄氏は話すが、ロジクールは本社に専属デザイナーを置くなど、製品デザインには並々ならぬこだわりを持ち、グッドデザイン賞などデザイン関連の受賞歴も多い。MeetUpも例外ではなく、シンプルながら洗練された外観だ。しかも、デザインへのこだわりは見た目だけではなく機能性にも及んでおり、USBケーブルと電源ケーブルをつなぐだけと、配線もすっきりしている。専用の金具を使って壁やテレビの上に取り付けても、部屋の雰囲気を損なうこともない。

「MeetUp」

「MeetUp」は、小規模なスペースでも部屋全体を映し出し、雑音を省いた明瞭な音声で快適なビデオ会議を実現する

国内外の主要なWeb会議と連携 12万円を切る安価な価格設定


 ロジクールのVC製品に共通する特長には、様々なクラウドベンダーやソフトウェアベンダーとのパートナーシップも挙げられる。

 代表例がマイクロソフトで、全製品が「Microsoft Skype for Business(以下、SfB)」向けの認定を取得しているほか、Lyncの利用環境に最適化されている。SfBと人気を二分するシスコシステムズのJabberについても認定・動作確認済みだ。MeetUpの場合、ブイキューブやLiveOn、Zoom、BlueJeans、Vidyoなど国内外の主要なWeb会議システムとも連携している。「アプリケーションを選ばない、マルチベンダー対応がロジクールの強みです」と妻鹿氏は自信を見せる。

 これだけ機能が充実していながら、MeetUpの価格は11万9070円(税抜、以下同)、オプションで音声のピックアップ範囲を最大3.7mまで広げられる拡張マイク(3万5910円)を含めても15万円台と安価に設定されている。

 発売してからまだ1カ月余りだが、当初から大きな反響があり、予約も多いという。

 コスト削減や生産性向上の実現には映像によるコラボレーションが必須となる。小・中規模な部屋やオープンスペースで簡単にビデオ会議を行えるMeetUpがあれば、企業の働き方改革に貢献することは確実だろう。

手のひらサイズなのに高機能 プライバシー保護で在宅勤務にも


 働き方改革という観点では昨今、テレワーク(在宅勤務やモバイルワークなどICTを活用し、時間や場所に捉われない柔軟な働き方)を許可する企業が急速に増えている。世の中の趨勢に合わせるように、ロジクールのWebカメラも好調で、2017年は出荷ベースで前年比2倍の伸びだという。

 現在、ロジクールのWebカメラは、法人向けに3機種。その最上位機種にあたるのが「BRIO」だ。

 BRIOは102×27×27mm、63gと手のひらにすっぽり収まるサイズでありながら、機能面では小~中規模会議室向け製品と遜色ないほど充実している。

 例えばカメラ性能についていえば、4K対応画像センサーと5倍デジタルズーム機能を搭載し、人物や素材を鮮明に撮影できる。視野角は65°/78°/90°の3段階に調整できるので、1対1の対面での会話には65°、多人数の会議には90°というように、自由に使い分けることが可能だ。

 在宅勤務中、映像を使った会議や打ち合わせを行う際、家の中の様子をできるだけ見られたくないのが、多くの人の本音だろう。BRIOなら背景に風景写真や色パターン等を設定し、そこに人物を合成表示する背景交換機能を備えているため、使う場所を選ばない。しかも、プライバシーシェードでカメラを物理的に「目隠し」すれば相手の画面には何も表示されないので、普段着やノーメークといった状態でも安心だ。

 セキュリティ面では、BRIOはWindows Hello™に準拠した顔認証機能に対応している。従業員に社外から本社サーバーへのアクセスを許可することは、企業にとってセキュリティへの懸念が大きい。しかし、BRIOとWindows 10搭載PCを組み合わせれば、顔認証で本人確認をしたうえで社内システムにログインできる。

「BRIO」

「BRIO」は手のひらに収まるコンパクトサイズでありながら、セキュリティやプライバシーに関する機能も充実している

 BRIOは2万6250円と低価格で、しかも手軽に持ち運び運べるので、在宅勤務以外にもサテライトオフィスや国内外の出張などの利用にも適している。妻鹿氏自身、出張には欠かさず持参し、会議だけでなくときには採用面接も行っているという。

 少子高齢化が進むなか、企業にとっては多様な人材をいかに活用するかが重要な課題であり、そのためには柔軟な働き方の実現が不可欠となる。具体的に何をすればいいかわからないという企業やできるだけコストをかけたくない企業は、MeetUpやBRIOの導入で働き方改革の波に乗ってはいかがだろうか。

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