NEC UNIVERGE ナースコール連携ソリューション スマホを使って患者の状態が一目でわかる 看護師の負荷を軽減し患者の満足度も向上

看護師が足りない──。慢性的な看護師不足は多くの病院が抱える悩みだが、対策はなかなか見つからない。そこで重要となるのが、看護師の業務効率化だ。NECの「UNIVERGE ナースコール連携ソリューション」は、スマートフォンを活用してそれを実現するもの。看護師の負荷を軽減できるだけでなく、充実したケアにより患者の満足度向上にもつながる。

 日本の看護師の配備率は、国際的に低水準である。100床あたりの看護師数は、米国では350人、英国では324人であるのに対し、日本では74人と極端に少ない。

 これらのことから言えるのは、看護師業務の効率化が急務であるということだ。

端末をスマホにチェンジ ナースコール着信時間を短縮


大嶋幹生氏

NEC
スマートネットワーク事業部
マネージャー
大嶋幹生氏

 こうした課題を解決するべく、NECでは「UNIVERGE ナースコール連携ソリューション」を提供してきた。同ソリューションには3つの大きな特長がある。

 1つ目の特長は「的確で迅速なケア」である。看護師が携帯する端末にスマートフォン(スマホ)を採用し、ナースコール着信時間を短縮する。

 多くの病院で現在も利用されているPHSの場合、ナースコールを複数台同時に鳴らすことはできない。例えば8台のPHSすべてに着信させる場合、条件によっては、最大約16秒かかってしまうのだ。これだと、万が一、緊急事態が起きたときに初動が遅れてしまうといったリスクがある。

 それに対してスマホの場合、すべてのスマホにナースコールを同時に着信させることができる。「例えば8台のスマホを利用する場合、ほぼ同時に全端末にナースコールが届きます。PHSと比べて着信の条件が大きく改善します」。NEC スマートネットワーク事業部 マネージャーの大嶋幹生氏はこう話す。

 しかもスマホの場合、患者への処置内容をその場で登録することができる。それによって効率的な看護計画の立案が可能となる。

 この他にも、万が一の対応遅れや、現場でヒヤリとしたり、ハッとしたりするようなことを防ぎ、的確で迅速なケアをサポート。これによって、看護師の仕事への満足度が向上し、ストレス低減にもなるはずだ。「看護師業務の効率化を行うことで看護環境が改善され、看護師の離職を防止することにも貢献したい」と大嶋氏は話す。もちろん電話機能も内蔵しているため医師と看護師との連絡手段にも利用でき、どこにいても素早く的確なコミュニケーションをとることも可能だ。

スマホとカメラを連動 患者のみまもりを強化


 2つ目の特長は「みまもりの強化」だ。スマホを病室のカメラと連動させることで、ナースコール着信時に患者の様子を映像で確認できる。さらに、床に設置した離床センサーなど、各種センサーと連動すれば、患者が予期せぬ行動をした場合にも、自動的にスマホで確認することができる(図表1)。

図表1 みまもり強化 離床時の例

図表1 みまもり強化 離床時の例

 これによって、例えばベッドから動いてはいけない患者が、万が一、ベッドの下に落ちてしまったり、ベッドから離れてしまったりした場合でも、いち早くそれに気づくことができる。患者のみまもりを強化し、的確な処置ができるというわけだ。

 また、手元で映像を見ることによってナースステーションに戻る動作を省くこともでき、看護師の動線を短縮することで肉体的な疲労を軽減することも可能になる。

 3つ目の特長は「プライバシーの保護」である。

 UNIVERGE ナースコール連携ソリューションでは、大事な患者情報をスマホから扱うこともあり、プライバシー保護のためのセキュリティ対策も十分に施されている。ログイン認証機能を備え、看護師がログイン作業を行うことで、その人の発着信履歴や電話帳など、一人ひとりの看護師に合わせた情報を得ることができるわけだが、それらの情報はすべてサーバーにアップロードされるため、スマホに情報が残ることはない。

 また、看護師は日勤や準夜勤、夜勤などといったように、それぞれが引継ぎを行って交代勤務しているため、スマホも引き継いで利用することが可能であり、すべての看護師分のスマホを用意する必要はない。ログインすれば自分のスマホとして利用できるので、セキュリティを万全にしつつ、看護師の業務継続性も確保できるというわけだ。

患者情報が瞬時にわかる 視覚と聴覚で緊急性を察知


 スマホを活用するUNIVERGE ナースコール連携ソリューションでは、従来のPHSと比べて、より多くの情報を看護師に伝えることができる。

 PHSの場合、画面上に表示される情報は患者名と数字、記号だけなので、それを見てどの部屋の、どのベッドなのかといったことを推測しなければならない。だが、スマホの場合は患者名や病室、ベッド番号、診療科、介助が必要かどうかなどといった情報が一画面に大きく見やすく表示されるため、瞬時に必要な情報を看護師は把握することができる。

 「PHSの場合、緊急の呼び出しなのか、通常の呼び出しなのかを呼び出し音で知らせる機能を備えるが、スマホではそれに加え、画面に表示される色でも呼び出しの種類の区別がつくようになっている。例えば緊急性が特に高い場合は画面を赤、緊急性がある場合は黄色、それ以外は緑というように画面の色を分けることができ、聴覚と視覚に訴えることで、緊急性をアピールすることができる」と大嶋氏は強調する。

 例えば、「コードブルー」と呼ばれる、緊急事態ですぐに看護師を集めたい場合には、呼び出し音のほかに画面上にもその知らせが位置情報とともに表示されるようになっている。大声を出して看護師を呼ばなくても緊急事態に素早く対応できるのだ。

図表2 UNIVERGE ナースコール連携ソリューション(UCモデル)構成図

図表2 UNIVERGE ナースコール連携ソリューション(UCモデル)構成図

スマホを有効活用 長年蓄積したノウハウで応える


 1つの端末でさまざまな業務を支援できることも、スマホならではのメリットと言える。例えば、多くの病院の看護師が行っている「3点認証」である。入院患者に投薬や点滴を行う際、間違えのないようにするためで、(1)点滴バックは正しいか、(2)医師の指示は正しいか、(3)患者は正しいか──の3点をそれぞれバーコードでチェックしてから投薬や点滴を行うのだ。なお、患者の確認のためには、患者の手首にまかれたバーコードを利用する。

 この3点認証用のアプリをスマホにインストールすることで、スマホでバーコードを読み込んで確認できるようになる。医療上のトラブルや間違いを防ぐツールとしてもスマホは有効な端末なのだ。

 また、スマホを導入しても、電波が届かないエリアがあってはナースコールをキャッチできず意味がない。病院の構内は広いため、その中のすべてのエリアで途切れなく通話できるようにするためには、無線LANアクセスポイントをどこに設置すればいいのかなどといった技術と知識、ノウハウが必要となる。その点、NECは10年以上前に無線LANを搭載した携帯電話を開発しており、そのころから技術とノウハウを蓄積している。スマホを活用したナースコールシステムを導入したいという病院にとって、心強い存在だと言えよう。

イベント告知

NECは、今回ご紹介したソリューションを国際モダンホスピタルショウ2016(2016年7月13日〜15日 東京ビッグサイト)にて展示、ご紹介いたします。看護師様の負荷軽減の他、患者様中心の医療をめざした医療施設の情報化、施設間の連携などを体感いただけます。

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ホワイトペーパーダウンロード 看護業務の効率化を支援!UNIVERGE ナースコール連携ソリューション(Application Platform for Healthcare)

ナースコールや各種センサと連携し、万が一の場合に看護師のスマートフォンへ病室の映像を配信することで、患者の状況をタイムリーに確認。看護師の的確で迅速なケアを促進し、看護業務の効率化をご支援します。

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製品紹介サイト
UNIVERGE ナースコール連携ソリューション
(Application Platform for Healthcare)

お問い合わせ先
NEC
UNIVERGEインフォメーションセンター
E-mail:univergeinfo@usc.jp.nec.com
URL:http://jpn.nec.com/univerge/