エス・アンド・アイ(S&I)が提供する「uniConnect」は、スマホを会社の固定電話さながらに使える。内線/外線番号での発着信に加え、保留転送や代理応答、情報漏えい対策機能などを標準で備える。1台のスマホで携帯と会社の電話番号を使い分けることも可能だ。
また、VoIPと回線交換の両方に対応している。例えば内勤の社員はSIMフリースマホを用いたIP通話、外勤や発信定額の端末を利用する社員は安定した携帯通話のようにワークスタイルに応じて使い分けられる。利用者は、システムを意識することなく、通常の発着信と変わらない操作で、いつでもデスクにいるときと同様に会社の電話番号を利用できる。
さらに、不在応答や勤務時間に応じた自動転送などをユーザー自身がスマホで簡単に設定できる。管理者が行うことも可能だ。他にも、共有電話帳やボイスメール、会議通話、商談時にワンタッチで強制転送をオンにする機能など、ユーザーニーズに沿った実用的な機能が充実。実績に裏打ちされた完成度の高い製品となっている。
一般的な内線ソリューションの場合、PBXに収容される回線番号への着信はスマホに外線転送されるだけのため、端末には会社の電話番号が表示される。対して、uniConnectは外線着信等、システムが発信者番号をパケットで送信、着信画面には発信者番号が表示される(特許取得)。もちろん着信履歴にも残るので、移動中や打ち合わせなど、電話に出られなかった場合も問題なくかけ直せる。他にも、会社からスマホへの発信時の通話料を、端末側の発信定額契約を利用して無償化する「ピックアップ着信」も特許申請中だ。このように、利便性だけでなく、通信コストの抑制にも様々な配慮がされている。「これほど機能が充実している製品はほかにありません」とシステム開発部部長の佐々博音氏は自信をのぞかせる。
今年4月、新たに日本マイクロソフトの「Skype for Business(SfB)」との相互連携にも対応した。
これにより、SfBクライアントからも会社の電話番号で発着信が行える。着信はポップアップで表示され、クリックするだけで応答できる。通話中、SfBの在席情報は自動的に更新される。uniConnectを使ってスマホから発信した場合も同様だ。PCでもスマホでも、常に相手の情報を把握してから最適な手段でコミュニケーションを取れるようになる。
「Office 365/Skype for Businessを採用する企業が、それを社内の電話環境と統合的に使えるようになった効果は大きい。まさに”端末のある場所がオフィス”になる」とシステム開発部シニアマネージャーの田崎信三氏は話す。
uniConnectはスマホを内線化するだけでなく、PCやタブレットも含め、働き方改革を進めたい企業にとっても最適なテレワークソリューションといえるだろう。
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