まほろば工房 自動音声通知サービス「Symphony Call」 電話通報の方法を自由にカスタマイズ 音声制御サービスを簡単な設定で実現

監視システムなどが異常を検知した場合、確実かつ迅速に担当者に通知する手段として電話の右に出るものはない。まほろば工房の「Symphony Call」は、電話通報の方法を自由に設定できるのが特長だ。今年5月からは通話中に相手のダイヤル入力などの情報をユーザーのシステムに通知することが可能になり、IoT機器への活用が見込まれている。
近藤邦昭氏

まほろば工房
代表取締役
近藤邦昭氏

 サーバーやネットワーク機器の監視システムでは、障害を検知した際に一刻も早く担当者に通知することが重要だ。

 携帯電話が1人に1台以上普及した現在は、通知手段として主に携帯メールが使われているが、着信に気付かない「見落とし」の発生が多いことが課題とされる。

 そこで、より確実に素早く相手を呼び出せる方法として注目を集めているのが、ネットワークのコンサルティングや開発、運用を手掛けるまほろば工房が開発した「Symphony Call」だ。

 Symphony Callは、自動音声により電話通知を行うサービス。担当者が複数いる場合には同時に通知を行うほか、決められた順番に連絡して応答があった時点で残りの担当者には連絡しないといった方法も取ることができる。

 Symphony Callが指定したダイヤルが押下されたことを確認してからメッセージを再生することができるので、確実に電話通知を行うことが可能だ。

 「連絡をして終わりではなく、相手がメッセージを確認したかどうかまでわかるので、より通報の確実性を担保できます」と代表取締役の近藤邦昭氏は話す。

 Symphony Callは、電話通知を受けた相手が応答してからの流れを複数の階層に分けてユーザーが自由に設定することもできる。

 例えば、相手が「1」を押したら「SMSを送信します」というメッセージが再生され、あらかじめ指定したSMSが送信される、「2」を押したら「URLをコールします」というメッセージが流れ、事前に指定しておいたURLが読み上げられるといった具合だ。

 Symphony Callは2015年の提供開始以来、ネットワーク監視を目的として導入する企業が多い。その1社であるブロードバンドタワーは、パブリッククラウドとプライベートクラウドの連携サービス「dc.connect」におけるインフラ監視の緊急通報に、Symphony Callと担当者による電話連絡を併用して効率的な監視を実現している。

 Symphony Callは基本料金が月額1万円〜と安価に設定されているので、サーバーエンジニアが24時間365日運用・監視を行うMSPサービスには手が届かない中小企業でも手軽に利用できるという。

ダイヤル入力による情報交換も可能に 自社PBXとの相互接続を予定


 今年5月にはリニューアルを行い、通話中に相手のダイヤル入力などの情報をユーザーのシステムに通知したり、他のAPIを搭載したサービスへ情報を送ることが可能になった(図表)。

図表 メールとAPI経由で既存システムと連携

図表 メールとAPI経由で既存システムと連携

 これにより、通話中の相手の指示を受けてIoT(Internet of Things)などのシステムと連携したり、データ収集を支援する基盤システムとして活用できる。

 今後も機能拡張を進め、直近では自社PBXとの相互接続を予定している。例えば、事前に設定した時間がきたら登録メンバー全員に自動で電話で知らせ、参加の意思表示をしたメンバーをPBXの電話会議機能に誘導して会議を始めるといったことが可能になる。

 この他にも、音声回覧板や電話アンケート、医療機関の予約管理システムとの連携など、「業種に関係なく電話を使って利便性を高めるお手伝いをしていきたい」(近藤氏)という。

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