“Network of Things”が実現する世界


 こうした取り組みによって実現されていくM2Mの世界を、NECでは「Network of Things」と呼んでいる。

図表2 Network of Thingsの世界

図表2 Network of Thingsの世界



 Network of Thingsの世界では、従来のM2Mサービスの課題が解決されるだけではない。いつでもどこでもネットワークにつながる世界が現実のものとなり、ありとあらゆるデバイスのデータが、クラウド上に集約されることになる。例えば、各地に設置されたセンサからの気象情報、道路を走っている自動車の位置情報、自動販売機の在庫情報、オフィスの電力の使用情報、工場の稼動状況といった世界中の情報がクラウドに集まってくるのだ。こうしたNetwork of Thingsの世界が実現されたとき、CONNEXIVEは社会の巨大な知恵袋®と呼べる存在になっているだろう。

 そして、この巨大な情報を活用して社会全体を高度化・マネジメントするような、革新的なITサービスが可能になるはずだ。例えば、各地域での食品の消費量に基づいて社会全体で生産・交通・物流システムをリアルタイムにコントロールすることなども可能となり、いわゆるスマートシティ、スマートコミュニティといわれる社会の実現につながっていく。

 また、通信ネットワークの高度化、そしてスマートフォンに代表されるようなヒューマンインタフェースデバイス(HID)の高度化が進めば、ユビキタス社会の実現も近付く。ユビキタス社会とは、誰もが、いつでもどこでも、世界のあらゆる情報にアクセスできる社会だ。

 Network of Thingsの世界では、安心・安全なネットワークも重要な要素になる。世界のありとあらゆるモノをネットワークに接続し、それらから得た情報を社会基盤として活用していくためには、安心・安全な接続環境が必要不可欠だからだ。

まとめ


 個別最適・垂直統合型のM2Mサービスが抱える課題の解決策として、NECはCONNEXIVEを提供する。CONNEXIVEが実現するNetwork of Thingsの世界こそが、NECが目指すM2Mの世界だ。

 Network of Thingsの世界で、「社会の巨大な知恵袋®の形成」、「安心・安全なネットワーク」という環境が整うことによって、社会のあらゆる情報が連携しあい、ユビキタス、スマートシティ、スマートコミュニティと呼ばれる社会が実現される。そして、CONNEXIVEは、重要な社会インフラの一つとなるだろう。

図表3 ユビキタス、スマートシティ、スマートコミュニティを実現

図表3 ユビキタス、スマートシティ、スマートコミュニティを実現



 第3回では、NECのCONNEXIVEの中核であるM2Mクラウドの構成要素や特長などを説明していく。また、M2Mクラウドによって広がる可能性についても紹介する予定だ。

(2011年9月15日掲載)

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