NEC UNIVERGE WA2611-AP 無線/有線LANとLTE通信をこれ1台で! “持っていくだけ”で無線LAN環境が実現

NECが今年3月に提供を開始した「UNIVERGE WA2611-AP」は、無線LANと有線LAN、LTE通信が1台で使えるオールインワンのVPNルーターだ。WAN回線に高速なLTE通信が利用でき、かつ無線LANの最新規格「IEEE802.11ac」にも対応。スマートデバイスの普及で需要が高まる無線LAN環境を迅速かつ低コストに構築するのに役立つ。

 無線LAN環境を迅速かつ低コストに構築したい──。スマートデバイスの普及に伴って高まるこのニーズに応えるために開発されたのが、NECの法人向けVPNルーター「UNIVERGE WA2611-AP」だ。IPsec VPNでセキュアな拠点間通信網が構築できるルーターに、無線LANアクセスポイント(無線AP)機能と、WAN回線として使えるLTE通信機能を搭載している。これまでルーターと無線APを組み合わせて構築していたネットワーク環境が、1台で構築できる。

 価格も12万円(希望小売価格・税抜)と法人向けルーターとしては手頃で、今年3月の提供開始以来さまざまな業種業態の企業で導入が進んでいる。NECプラットフォームズ・ネットワークプロダクツ開発事業部ルータ第二グループ・マネージャーの常泉安正氏は、「無線/有線LANとLTE通信がオールインワンで使えるというコンセプトが受けており、お客様から『今までに無かったタイプである』と高く評価されている」と話す。

図表

法人無線LANに必要な機能を搭載 格安SIMで通信費の削減も可能に


 拠点用ルーターに求められる機能を豊富に詰め込んだことで、WA2611-APは多様な用途に使える製品となっている。

 まず、無線AP機能については、最新規格である「IEEE802.11ac」に対応しており、監視カメラ映像等の大容量データ送信にも適する。2.4GHz/5GHz帯の同時利用が可能で、高速通信を安定的に使えるのもメリットだ。

 専用のカスタムチップを搭載しており、転送性能もIP転送は2Gbpsで、ショートパケットの大量処理時も性能が劣化しない。IPsec転送は最大500Mbps以上と、拠点用ルーターとして十分だ。

 また、導入・設置、運用のしやすさも特徴の1つだ。すべてのアンテナが内蔵されているため、小規模オフィスや店舗で狭いスペースに置く場合にも適している。発熱時のみ自動運転する冷却ファンも備え、長期安定運用を実現している。

 法人用の無線LANで必須となるセキュリティ機能も充実している。EAP/IEEE802.1X認証機能を備えており、小規模な環境では、WA2611-APを認証サーバーとして使って低コストにセキュアなネットワークが構築できる。大規模環境ではRADIUSサーバーを利用した集中管理型の認証システムも構築可能だ。

 そして最大の特徴は、WAN回線にLTE通信を利用できることだ。本体にSIMを挿入すれば、高速なモバイル回線で拠点間通信網を構築できる。

 この利点は大きく2つある。1つは、WAN回線に格安SIMを使って通信費を削減できること。もう1つは、有線回線の敷設工事なしに短期間でネットワークが構築できることだ。

 1点目については、ISDNを用いることの多いバックアップ回線を格安SIMに替えることで、ISDNの月額料金3500円を1000円程度まで削減できる。もちろん、メイン回線として利用することも可能だ。格安SIMのデータ量制限に収まる程度に通信量が少ないケースならば、非常に低コストな拠点間通信網が実現できるのだ。

 また、今年9月にリリースするWA2611-APの新バージョンでは、異なる2キャリアのモバイル回線を併用できる「デュアルキャリア機能」も搭載する予定だ。これで、メイン/バックアップ回線ともに無線化することも可能になる。

 2つめの利点は、例えば多数の店舗を持つ流通小売業で、迅速に店舗を開設するような場合に威力を発揮する。移動店舗や臨時オフィス、イベント会場での無線LAN利用にも適している。また、一般的なオフィスや学校等でも、無線APが設置されていない会議室や教室にWA2611-APを持ち込めば、一時的に無線LANが利用可能になる。こうした導入の容易性と柔軟性は、無線LANの利用シーンを大きく広げるのに貢献しそうだ。

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製品紹介サイト
UNIVERGE WAシリーズ
URL:http://jpn.nec.com/univerge/wa/
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