NEC UNIVERGE SV9300/UNIVERGE Aspire UX グローバルの出荷実績が30万台を突破! 継続した機能強化で顧客ニーズをつかむ

NECのIPテレフォニー製品が好調だ。安定した基本性能の上に定期的に機能強化を行い、ユーザー企業や販売代理店のニーズを丁寧に反映させることで弾みをつけている。中堅中小企業向けのシステムでは、迷惑電話対策ソリューション、病院・ホテルなど特定市場向けの機能強化、およびUC機能強化など、注目が集まる。

 NECは、IPテレフォニー製品のラインナップに中大容量IP-PBX「UNIVERGE SV9500」、小容量IP-PBX「UNIVERGE SV9300」とキーテレフォン「UNIVERGE Aspire UX」の3製品を取り揃えている。

 NECスマートネットワーク事業部マネージャーの嶋田健久氏は「中大容量IP-PBXから小容量IP-PBX/キーテレフォンまで、2014年度のIPテレフォニー製品の出荷は全体として非常に好調でした」と語る。実際、それぞれの製品が国内シェアを拡大するとともに、グローバル出荷台数(注)は累計30万台を突破した(14年12月時点)。

(注) SV8000/SV9000シリーズ、およびAspire X/Aspire UX

 好調の要因は、IPテレフォニー機器としての安定した基本性能や高品質、高信頼性とともに、ユーザー企業や販売代理店から寄せられる数々の要望を製品に反映させるために、同社が定期的な機能強化を続けていることが挙げられる。

SV9300で“迷惑電話対策” 発着信履歴を積極的に活用


 中堅中小企業向けのIP-PBXであるSV9300は、電話システムの規模は小さくても信頼性や堅牢性を重視するオフィスや、ホテル・病院などの特化した機能を求めている特定市場の企業をターゲットとしている。

 周辺アプリケーションへの対応も豊富で、発着信履歴を収集・管理するアプリケーション「CALL REGISTER 1000(CR1000)」の販売が好調だ。あるユーザー企業の活用事例(図表1)では、単なる電話の発着信履歴としてデータを蓄積するだけではなく、顧客から会社の代表番号への折り返し電話があれば、その電話の応対者は即座にCR1000の発信履歴を検索し、誰が電話したのかを内線番号から特定することで顧客対応の質が向上したという。また、定期的に発信履歴を確認することで、IP電話の不正な海外発信などの兆候の把握にも有効だ。

図表1 CALL REGISTER1000による履歴検索の活用事例

図表1 CALL REGISTER1000による履歴検索の活用事例

 SV9300の最新のバージョンでは、得意領域の機能が強化された。機能強化の主なポイントは、迷惑電話対策ソリューション、病院向けナースコールシステムとの連携、利便性の向上の3つだ。

 1つめは、セールス、勧誘、いたずら電話など、業務の支障となる迷惑電話対策の強化である(図表2)。これは、迷惑電話番号の蓄積、迷惑電話の防止、迷惑電話対策の管理が可能となるソリューションで、保守者が専用端末から迷惑電話番号を登録管理するだけでなく、利用者も多機能電話機から簡単に迷惑電話番号を登録・削除することができるようになった(図表3)。

図表2 SV9300の迷惑電話対策ソリューション

図表2 SV9300の迷惑電話対策ソリューション

図表3 多機能電話機操作による迷惑電話の着信拒否設定

図表3 多機能電話機操作による迷惑電話の着信拒否設定

 また、CR1000と連携すれば、迷惑電話の着信履歴を収集・集計したり、集計データをもとに管理者が迷惑電話番号の登録・管理をすることも可能だ。迷惑電話の実態把握、そして管理・保守工数の削減にもつながる。

病院など特定市場向けにも注力 個人の携帯端末も安心活用


 2つめは、病院向けナースコール連携の機能強化である。

 SV9300は最新のIPナースコールシステムにも対応し、スマートフォンからナースコールに直接応答できるほか、患者情報や病室の映像をタイムリーにスマートフォンで確認できる。ナースコールを受けた時点ですぐに現場の状況を把握でき、看護動線の効率化や緊急時の的確な初動対応を支援する。

 さらに、CR1000を利用すれば、ナースコールの発着信履歴情報を収集し、ナースコールの呼出履歴、看護/介護の統計情報などを集計・表示できるようになる。病院や介護老人保健施設など、IPナースコールシステムを導入している施設では、システム利用状況を可視化することで病院業務の改善・サービス向上が図れる。

 3つめの利便性の向上としては、「携帯コールバック」がある。携帯コールバックの仕組みは、個人の携帯電話やスマートフォンから会社に電話をかけて「呼び出し中に切断」すると、会社のSV9300からコールバックされ、応答後、相手先番号を指定することで相手先に発信して接続される。

 個人の携帯電話回線ではなく会社の電話回線を利用することから、電話の相手に携帯電話番号は通知されず、プライバシーも安心だ。さらに、通話コスト削減や業務効率の向上につながる。

Aspire UXで“エントリーUC” 業務効率化とCS向上に貢献


 次に、Aspire UXはユニファイドコミュニケーション(UC)関連の機能を強化しており、同製品の導入企業ではUC機能を利用する事例が少しずつ増えてきている。オフィスが数フロアにまたがっていたり、拠点が複数ある中堅中小企業では、特にUC活用が効果的だ。

 Aspire UXの環境下であれば、PCにUCツール「デスクトップコミュニケータUC100」をインストールするだけで、コンタクトリスト、プレゼンス、チャット、メールなどのUC機能を利用できるようになる。別途サーバーを構築する必要はなく、コストをかけずに簡単に導入できるのが利点だ。

 図表4の活用事例は、本社と支店が離れているケースである。この企業では、担当営業がどの支店に勤務していても、顧客から担当営業宛ての電話が本社にかかってくることが多く、転送時の在席確認や取次ぎ情報の伝達などに手間がかかっていた。業務効率が悪いうえに顧客を保留のまま待たせる時間が長く、顧客満足度(CS)の低下が懸念されていた。

図表4 Aspire UXのUC機能を活用した事例

図表4 Aspire UXのUC機能を活用した事例

 ところが、Aspire UXが提供するUC機能を活用し、業務効率とCSが向上したという。

 顧客から本社に電話がかかってきても、応対者はデスクトップコミュニケータUC100で支店にいる担当営業のプレゼンス情報をすぐに確認し、もし不在でも電話を保留することなく不在であると伝えることが可能だ。一方、担当営業が在席であれば、電話を転送すると同時に取次ぎ内容をチャットで送信すれば、スムーズに応対できる。

 「Aspire UXでは、特別な設備を追加しなくても、キーテレフォンの基本機能としてオールインワンでUC機能を提供することが可能なため、中堅中小企業の“エントリーUC”に最適です」とNECプラットフォームズ営業事業本部営業推進本部オフィス営業推進部マネージャーの太田能弘氏は述べる。

 中堅中小企業と一括りにしても、実際にはニーズは多種多様だ。UCを含めた豊富な機能をワンパッケージで利用したい企業にはAspire UX、業務アプリケーションやスマートフォンとの連携にはSV9300など、幅広いニーズに対して柔軟に対応できるのがNECの強みだ。

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製品紹介サイト
UNIVERGE SV9300
URL:http://jpn.nec.com/univerge/sv9300/
UNIVERGE Aspire UX
URL:http://www.necplatforms.co.jp/product/aspire_ux/
お問い合わせ先
NEC
(UNIVERGE SV9300について)
UNIVERGEインフォメーションセンター
E-Mail:univergeinfo@usc.jp.nec.com
(UNIVERGE Aspire UXについて)
キーテレフォンインフォメーションセンター
E-Mail:info@kts.jp.nec.com