パナソニック ビデオ会議システム「HD映像コミュニケーションシステム」 本体のみで最大10地点の多地点接続 独自機能により最適な画質で運用

会議システムは機能面での差別化が難しくなっている。パナソニック システムネットワークスのビデオ会議システム「HD映像コミュニケーションシステム」は高画質・高音質に加え、最大10地点の内蔵多地点接続、イントラ/インターネットの同時接続を可能にするデュアルネットワーク対応、つながるねっとサービスなどの独自機能により多様な用途で活用できる。
セキュリティシステム事業部HDVCSBU戦略企画課課長の島津幹夫氏(左)とマーケティング課の櫻井利幸氏(福岡の社屋からHDコムで参加)

セキュリティシステム事業部HDVCSBU戦略企画課課長の島津幹夫氏(左)とマーケティング課の櫻井利幸氏(福岡の社屋からHDコムで参加)

 映像と音声による会議システムは、出張コスト削減や生産性向上といった業務効率化を目的として、大企業を中心に導入が進んでいる。

 国内、ときには海外の離れた拠点間をつないで活用されることから、あたかも同じ室内にいるかのような臨場感のある画質や音質で、しかも途切れることなくスムーズに進行できることが会議システムの必須条件となる。

 パナソニック システムネットワークスのビデオ会議システム「HD映像コミュニケーションシステム」(以下、HDコム)は、液晶テレビ「ビエラ」をはじめとするAV機器で長年培ってきた高画質、独自方式のエコーキャンセル機能を搭載した高音質と、AV-QoS技術による安定接続を特長とする(図表1)。

図表1 AV-QoS技術の優位性

図表1 AV-QoS技術の優位性

他社旧機種とも接続可能に 専用アプリでマルチデバイス対応


 昨年9月には、新機種として「KX-VC1600J」と「KX-VC1300J」が発売された。

 VC1600Jはハイグレードモデル、VC1300Jはベーシックモデルという位置付けだが、両機種とも従来の強みはそのままに、さらなる機能強化を図っている。

「KX-VC1600J」

「KX-VC1600J」は他社旧機種やモバイル端末も含めて最大10地点に接続できる

 機能面における第一の特長が、HDコム本体のみで最大10地点まで多地点接続を拡張できることだ(VC1600Jの場合)。中心のハブからノードが放射状に接続される「スター型接続」の採用により、従来機種の最大4地点を大きく上回っただけではない。他社製品のほとんどが最大9地点までであることから、業界最高水準となっている(図表2)。

図表2 イントラネット/インターネットの同時接続、デュアルネットワーク対応の概要

図表2 イントラネット/インターネットの同時接続、デュアルネットワーク対応の概要

 「ビデオ会議システムを導入している企業の3分の2は、規模が10拠点に満たない。10拠点まで拡張できるようになったことで、大半の企業のニーズを満たせる」とセキュリティシステム事業部HDVCSBU戦略企画課課長の島津幹夫氏は胸を張る。

 高額なMCU(多地点接続装置)をわざわざ購入する必要がないため、企業にとっては導入コストの削減にもつながるという。

 加えて、VC1600Jは動画圧縮規格が現行のH.264以外にH.261/H.263にも対応しており、他社旧機種との接続も可能だ。

 また、専用アプリ「HDコムモバイル」を使うと、スマートフォン/タブレットやノートPCなど専用端末以外のさまざまなデバイスから参加することもできる。タブレットの法人活用はここ数年で急速に進んでおり、特にiPadを従業員に配布している企業は多い。HDコムモバイルは新機種に合わせてiOSにも対応したことで、企業の反応は上々だという。

 スマートデバイスの普及とともに、日本企業でもこれらの端末を活用したワークスタイル変革が進んでおり、営業担当者が外出先から会議に参加するのはもちろんのこと、最近では育児や介護中の従業員が自宅から会議に参加する光景は珍しくなくなっている。

 ところが、モバイル端末で会議システムに参加するにはLTEやWi-Fi、WiMAXを利用するため、固定網と比べると通信環境が不安定で高画質でのやり取りが難しいという課題が発生する。そうした場合、従来は会議に参加しているすべての拠点間が画質を落として会議を行わなければならなかったが、新機種では帯域に合わせて最適な画質で運用する「異速度接続」に対応している。これにより、回線品質の良い拠点はフルHDの高画質、モバイル端末やネットワークが脆弱な場所とのやり取りは低画質というように、拠点ごとに2種類の画質を使い分けることが可能だという。

「つながるねっと」で社外と簡単接続 導入・運用コスト削減にも効果


 もう1つの大きな特長が、イントラネットとインターネットの同時接続による運用に対応することだ。

 VC1600Jは本体にLANポートを2個搭載しているので、イントラネットで社内の各拠点を接続する一方、「つながるねっと」で社外の取引先や海外拠点と接続するといった使い方ができる。

 つながるねっとは、HDコム専用の接続サービス。端末ごとに専用の7桁の接続番号を割り当てるので、IPアドレスで発信する必要がなく、電話感覚で簡単に発信が行える。

 HDコム同士はインターネット回線を利用するのでVPN構築にかかる初期費用は不要で、経済的に運用できるというメリットがある。また、SIPサーバーを使うため固定のグローバルIPアドレスを取得する費用が発生せず、ランニングコストも削減する。HDコム本体が暗号通信に対応しており、インターネット回線でもセキュアな通信が行えるので安心だ。

 「パナソニック独自のサービスとして、強く訴求していきたい」とセキュリティシステム事業部HDVCSBUマーケティング課の櫻井利幸氏は意気込む。

 このほか、H.239デュアルストリーム対応により、カメラ映像とPC資料を同時に表示することも可能になった。VC1600Jは最大3つのモニターと接続できるので、講師と生徒、資料を各モニターに表示する遠隔授業などへの活用も想定されるという。

 実際、ビデオ会議システムの用途は、遠隔授業のほか金融商品の相談窓口、遠隔医療などへと拡大している。VC1600J/VC1300Jは、マルチデバイス対応やH.239デュアルストリーム対応などの機能から、社内会議にとどまらない、多様な用途で活躍することが期待できそうだ。

大学など教育機関にも積極的に提案 企業向けはパートナー連携を強化


 パナソニック システムネットワークスでは今後、VC1600J/VC1300Jを大学などの教育機関にも積極的に提案していく。もともとパナソニックのビデオプロジェクターやテレビ、音響設備は多くの大学で採用実績を持つ。大学の中にはすでに他社のビデオ会議システムを導入しているところも多いが、HDコムはそれらと接続可能である点をアピールすることで新たな市場を開拓したい考えだ。

 他方、企業向けではパートナー連携を進める。現状、直販が全体の7割を占めるが、SIerなどを通じて企業向けの販売を強化し、2015年度は国内で4000台の販売を目指しているという。

 なお、VC1600J/VC1300Jは7月から9月にかけて広島、東京、大阪など全国8都市で開催するパナソニック システムネットワークス主催の展示会「SOLUTION Japan 2015」および7月8〜10日に東京ビッグサイトで開催される「ワークスタイル変革EXPO」(リードエグジビジョンジャパン主催)に出展する。

 高画質・高音質、帯域に合わせた画質の運用といったHDコムならではの魅力は、実際に試してみなければなかなか実感することは難しい。ぜひ会場に足を運び、デモを体験されることをお薦めする。

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導入時にかかるコストを抑えながらも多地点接続を実現するパナソニックのHD映像コミュニケーションシステム(HDコム)。モバイル機器を利用して、外出先からビデオ会議に参加することも可能で、時間・場所にしばられないビジュアルコミュニケーションを実現します。

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