SOBAプロジェクト 「SOBAフレームワーク・クラウド」 HTML5タグを貼るだけで双方向通信を実現 簡便さと柔軟性で幅広い用途に活用

「SOBAフレームワーク・クラウド」は、映像や音声などの機能をHTML5のタグとしてWebサイトに貼り付けるだけで双方向のやり取りを実現する。Web会議システムにとどまらず、遠隔医療システムやお見合いシステムなど幅広い用途に活用されている。
乾和志氏

SOBAプロジェクト
代表取締役社長
乾和志氏

 「映像でコミュニケーションが取れるWebサイトを作りたい」──こうしたニーズを持つ企業が増えている。しかし、自社でWebサイトを構築するノウハウはあっても映像を配信する方法がわからなかったり、映像配信を行う際のストリーミング系保守のノウハウがないため、他社のWeb会議システムやSkypeを別途利用していることが少なくない。

 SOBAプロジェクトが提供する双方向ライブ通信開発ツール「SOBAフレームワーク・クラウド」であれば、あらゆるWebサイトにビジュアルコミュニケーション機能をデザインすることが可能だ。

 SOBAフレームワーク・クラウドはビジュアルコミュニケーションのプラットフォーム(ミドルウェア)で、映像や音声、チャットなど必要な機能をHTMLタグとして用意している。このタグをWebページに貼り付けるだけで、双方向ライブ通信機能を組み込むことができる。「YouTubeやグーグルマップを自分のWebサイトに貼り付けるのと同じような仕組みです」とSOBAプロジェクト代表取締役社長の乾和志氏は説明する。汎用的に扱えるシステムを目指しており、この簡便さがフレームワーク・クラウドの最大の特長だ。

 また、HTMLタグを設置するだけなので、Webサイトのどの位置に映像やスライドを貼り付けるか自由にデザインすることも可能。WindowsやMacのほかAndroidやiOSにも対応しており、スマートフォンやタブレットからも利用できる。こうした柔軟性も魅力といえるだろう。

アプリケーションの受託開発も WebRTCへの機能拡張を予定


 SOBAプロジェクトは2001年9月、京都大学、東京大学、東京工業大学、慶應義塾大学、早稲田大学、NTTコムウェア、オムロン、文部科学省による産官学共同プロジェクトとして発足。SOBAフレームワークの研究開発に取り組んできた。プロジェクト終了後の05年4月からは株式会社SOBAプロジェクトとして事業化し、Web会議システム「SOBA mieruka(ミエルカ)」や遠隔医療支援ソフト「Medical SOBA」等を開発してきた。

 2013年9月に提供を開始したSOBAフレームワーク・クラウドは、これまでに大学病院や学習塾、ブライダル会社など業種や業態、規模に関係なく多くの企業に導入されている。遠隔医療システムやオンライン家庭教師、お見合いサイト、Web会議システムなど用途は多岐にわたる。

 お見合いシステムの利用例は、会員登録している男女がWebサイトにログインし、男性が女性5人を選択、1人につき10分ずつ会話をして最後に好みの女性1人を選び長時間会話をするというものだ(図表)。このシステムには映像・音声の送受信やチャットシステムにSOBAフレームワーク・クラウドを使用しており、一連の処理が自動化されている。

図表 お見合いシステムの利用イメージ

図表 お見合いシステムの利用イメージ

 同社では、このようなアプリケーションの受託開発も行っているという。

 SOBAフレームワーク・クラウドは最新のプラットフォームを用いているため、最新技術を取り込むことも容易に行える。特にHTML5と親和性の高いWebRTCへの対応を予定している。

 パーツ化するという他社にはないユニークな発想だけに、今後の機能拡張も期待できそうだ。

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