アルバネットワークス IEEE802.11acソリューション 11acで本格化するオフィスの全無線化 その成功条件である「4つのS」とは?

GenMobile(モバイル世代)の急増で、ニーズが高まる「オフィスの全無線化」。ギガビット超の高速無線LAN規格「IEEE802.11ac」の登場を追い風に、その動きは一気に加速しそうだ。ただ、実行前にぜひ知っておきたいのが「4つのS」。また、オフィスの全無線化は、ネットワークコストの大幅削減につながるという“事実”も見逃せない。
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 GenMobile――。今、モバイルジェネレーションと名付けるべき人々が急増中だ。

 GenMobileとは、あらゆるビジネスシーンでモバイルデバイスを活用したがる人々のこと。エンタープライズ・モビリティ企業のアルバネットワークスが実施したアンケート調査では、「3台以上のデバイスを所有する人は65%」「スマートフォンを手放すぐらいならコーヒーをやめるという人は25%」「選べるのであればデスクトップPCは使用しないという人は84%」という結果も出ている。社内を見渡せば、「すでにほとんどの社員がGenMobile」というのが実態なのだ。

 「企業の経営層やIT部門の方が想像する以上に、GenMobileは広がっています」とアルバネットワークスは考えている。

 そこで、企業の経営層やIT部門が考えなくてはならないのが、GenMobileたちの生産性を最大化するIT環境についてだ。「オフィスの全無線化」がそのための不可欠なインフラとなる。

 「以前は有線ネットワークの補完として無線LANがありましたが、その役割はついに逆転し始めています。これからのオフィス環境は、無線が中心。しかも、デスクの並ぶオフィスフロアや会議室だけではなく、廊下やロビーなど、オフィスのあらゆるエリアの無線化が必要とされています」

 オフィスの全無線化を実行に移す企業は実際、大手企業から中小企業まで続々と増えているが、「まだ検討はこれから」という企業にとっても、今まさに絶好のタイミングを迎えている。無線LANの最新規格「IEEE802.11ac」が、2014年1月にIEEE(米電気電子学会)で正式規格として承認されたからだ。

2014年は「IEEE802.11ac対応製品」のリリースラッシュ


 IEEE802.11acは、最大通信速度1.3Gbpsを実現できる無線LAN規格である(将来的には最大6.9Gbpsまで高速化予定)。これまでの最新規格「IEEE802.11n」(最大600Mbps)と比べて2倍以上。さらに、いまだ100Mbpsのオフィスも多い有線LANと比較しても、“同等以上”のパフォーマンスを発揮できるとあって、無線LANトラフィックが爆発的に増加するなか、IEEE802.11acのニーズは高まる一方だ。IEEE802.11ac対応製品は昨年から提供が始まっているが、正式承認を受けて、いよいよ無線LANベンダー各社は今年、対応製品の本格的なリリースラッシュを開始する。

 もちろんアルバネットワークスもその1社だ。昨年すでに屋内向けのIEEE802.11ac対応アクセスポイント(AP)を投入しているが、4月に屋外向けAPを発表するのを皮切りに、IEEE802.11ac対応製品のラインナップを次々充実させていくという。

アルバネットワークスが昨年にリリースした屋内向けIEEE802.11対応AP「Aruba 220シリーズ」(左)と、今春発売する世界初の屋外向けIEEE802.11ac対応AP「Aruba 270シリーズ」

アルバネットワークスが昨年にリリースした屋内向けIEEE802.11ac対応AP「Aruba 220シリーズ」(左)と、今春発売する世界初の屋外向けIEEE802.11ac対応AP「Aruba 270シリーズ」

11acの高速化効果を最大化したいなら、無線の均等割当に注目


 このように2014年はIEEE802.11acの普及が一気に進む年になると予想されるが、企業で導入する場合は、単にIEEE802.11acに対応した製品を選べばいいわけではない。オフィスの全無線化を、GenMobileのニーズに応えるかたちで実現するには、「4つのS」に留意する必要がある。

図表1 GenMobileのニーズに応えるために必要な「4つのS」

図表1 GenMobileのニーズに応えるために必要な「4つのS」

 1つめのSは、「Stable Air」(安定した無線)だ。IEEE802.11acにより、確かに1AP当たりの最大通信速度は大きく向上した。だが、その拡大したパフォーマンスを、各クライアントに適切に割り当てられなければ、その効果も激減する。図表2は、アルバネットワークスと同価格帯の競合他社のIEEE802.11ac対応APを比較したもの。配下にある60台のクライアントそれぞれのスループットをグラフ化している。

図表2 60台のクライアント帰属時のパフォーマンステスト結果

図表2 60台のクライアント帰属時のパフォーマンステスト結果
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 アルバネットワークスのAPについては、どのクライアントも最低でも2Mbps以上で安定的に通信できている。それに対して、競合他社のAPは、100Mbps超の突出したスループットが出ているクライアントが1台ある一方、ほとんどのクライアントは2Mbps以下になっている。「無線空間を均等に割り当てられないと、一部のクライアントにリソースが集中します。このため、速度改善を目的に11nから11acに切り替えたようなケースでも、結局は高速化をあまり実感できません」と指摘する。

 アルバネットワークスのIEEE802.11ac対応製品が安定した通信を実現できるのは、無線空間でリソースを均等に割り当てるための同社独自技術「Airtime Fairness」のおかげが大きいという。さらに、クライアントが最適なAPに接続しているかどうかを常に評価し、最適でない場合には別のAPに切り替えるための特許技術「ClientMatch」も提供するなど、同社はStable Airの実現に力を入れている。

暗号化されたLyncのパケットもDPIで最適制御


 オフィスの全無線化で重要な4つのSの2つめは、「Secure Air」(セキュアな無線)だ。セキュアであることは、もはや当たり前。GenMobile時代に重要なのは、いかにIT部門に負担をかけることなく、従業員の私物端末やゲストの端末をセキュアに無線LANに接続させられるかである。

 この点、アルバネットワークスの場合、統合認証基盤「ClearPass」を用意。IT部門の手を煩わせることなく、ユーザーのセルフサービスによって、BYODやゲスト向けの無線LANをセキュアに提供できる。

 3つめのSは、「Simple Air」(シンプルな無線)だ。例えば、iPhoneやiPadをオフィスで活用する際に直面する次の課題である。

 アップルは「Bonjour」というゼロコンフィギュレーション技術を提供しており、これによりiOSデバイスから簡単に、近くにあるプリンターから印刷したり、近くにあるプロジェクターへ画面を投影できる。ところが、オフィスではBonjourが利用できないケースが多い。それは、大抵のオフィスのネットワークはVLANでセグメント分けされており、異なるVLAN上にあるプリンターやプロジェクターなどは利用できないからだ。利用可能にするためには、VLANの設計変更などの面倒な作業が伴う。

 しかし、アルバネットワークスならシンプルだ。ロール(役割)ベースのアクセス認証の考え方を採用する同社のソリューションは、「エグゼクティブ用」「ゲスト用」「BYOD用」といった多数のSSIDをVLANと紐付けて設定する必要なしに、ユーザー/デバイス/アプリケーション/ロケーションの4つのコンテキストによって、シンプルにアクセス権限などを制御できるのが特徴。Bonjourに関しても、VLANを飛び越えてiOSデバイスとプリンターなどを連携させることができる。また、アプリへのシングルサインオンなどもアルバネットワークスなら簡単だ。

 4つのSの最後は、「Smart Air」(スマートな無線)である。無線LANで最もスマートさが要求されるシーンの1つは、ユニファイドコミュニケーション(UC)である。特にUCの代表的製品である日本マイクロソフトの「Microsoft Lync」の場合、パケットが暗号化されており、そのパケットが低遅延・低ゆらぎが必要な音声・ビデオなのか、それともベストエフォートでいいテキストやファイル転送なのかが一見したところ判別できない。つまり、一般的な無線LANソリューションでは、Lyncの効率的なQoS制御は行えない。

 しかし、アルバネットワークスの場合、DPI(Deep Packet Inspection)技術により、暗号化されたLyncのパケットを可視化することが可能だ。このためLyncの音声とビデオのパケットのみに優先制御をかけられる。また、今春以降は、Lync以外の様々なアプリケーションについても、DPIによる可視化/制御がサポートされる。さらにスマートという観点では、モバイルアプリへの位置情報の提供など、O2O向けの機能もアルバネットワークスは充実している。

コスト削減にも貢献する「オフィスの全無線化」


 ここまで見てきたように、アルバネットワークスのIEEE802.11acソリューションを選択すれば、4つのSに適合したGenMobile時代にふさわしいオフィスの全無線化が実行可能だ。ただ、こんなふうに思われている方もいるかもしれない。「オフィスの全無線化とIEEE802.11ac、そして4つのSが重要なことは理解できた……。しかし、予算がない」と。

 だが、事実はまったくの反対である。実はオフィスの全無線化は、ネットワーク関連コストの削減に大きく貢献するからだ。

 「“Rightsizing”(適正化)という考え方でオフィス全体を無線化すると、スイッチの台数やポート数などを大幅に減らすことができます。このため、全無線化の実施前と比較すると、かなりのコスト削減をトータルで図ることが可能なのです」

図表3 過剰ポートの無駄を“適正化”できる、オフィスの全無線化によるRightsizing

図表3 過剰ポートの無駄を“適正化”できる、オフィスの全無線化によるRightsizing

 図表4は、全無線化によるライトサイジングの一例だ。例えばカリフォルニア州立大学では約30億円ものコスト削減に成功している。これに、全無線化による生産性向上などの価値も加えれば、その投資効果はさらに大きなものとなるだろう。

図表4 Rightsizingによるコスト削減例

図表4 Rightsizingによるコスト削減例

 オフィスの全無線化を実行に移さない理由は、もうどこにも見当たらない。IEEE802.11acと4つのSによって、今すぐGenMobile時代の全無線化オフィスを手に入れよう。

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企業ネットワークの標準インフラになりつつある無線LAN。昨今、Wi-Fiデバイスの急速な普及により、企業のネットワークは無線LANがプライマリアクセスとなりつつあります。アルバネットワークスは、802.11ac対応製品も続々と取り揃え、これからの企業の無線LANインフラを全面的に支援して参ります。

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