ゾーホージャパン ManageEngine OpManager & WebNMS Framework 最適なネットワーク監視を実現するために 知っておきたい3つの選択肢

ネットワークの性能低下や障害発生を監視するネットワーク監視システム。その重要性は高まるばかりだが、どのようなポイントで選定すれば、最適なシステムに辿り着けるのか。ネットワーク運用管理ソリューションベンダのゾーホージャパンで、数多くのネットワーク監視システム導入に携わってきた大山一弘氏に聞いた。
大山一弘氏

ゾーホージャパン
ManageEngine & WebNMS事業部
事業長
大山一弘氏

――企業におけるネットワークの複雑化や大規模化は進んでおり、ネットワーク監視の重要性が一層高まっています。自社に最適なシステム選びに悩んでいる企業が少なくありません。

大山 はい。ネットワーク監視システムの選択肢は大きく3つに分類できます。それぞれのタイプの特性、メリットとデメリットを理解したうえで検討を始められれば、要件やコストに見合う最適なソリューションを選ぶことができると考えています。

1つめの選択肢は、パッケージ製品の活用です。購入後、監視対象や条件を設定するだけで、すぐに監視を始められるのが特徴です。

2つめは、自社専用のものを一から作るフルスクラッチによるシステム開発や、オープンソースソフトウェアを活用してシステム開発するアプローチです。開発にかかるコストと時間は、パッケージ製品と比べると“ケタ違い”にかかりますが、非常に複雑な要求にも対応できます。

最後の3つめは、システム開発を前提に作られたネットワーク管理ツールを利用する方法です。ネットワーク監視に必要な基本的な機能はあらかじめ用意されているので、スクラッチやオープンソースベースよりも効率的に開発できます。ここではこれを「開発プラットフォーム」と言うことにします。

図表 ネットワーク監視システムの3つの選択肢

図表 ネットワーク監視システムの3つの選択肢

――この3つの選択肢をコストが安い順に並べると、パッケージ製品、開発プラットフォームの活用、スクラッチおよびオープンソースベースの開発となりますか。

大山 一概には言えませんが、基本的にはその順番になると思います。ただ、パッケージ製品にも高額なものはありますし、オープンソースソフトウェアにほとんど手を加えず利用すれば非常に安価で済みます。また、オープンソースソフトウェアを使用した場合でも、自社に技術力がない場合は保守を外注化する必要があり、それなりのコストが掛かる場合があります。多くのユーザは、できるだけコストを抑えられるソリューションを望まれると思いますので、おのずとパッケージ製品から検討するケースが多くなります。

大手ベンダの90%の機能をわずか10%の価格で実現


――ゾーホージャパンでは、パッケージのネットワーク監視ソフトとして「ManageEngine OpManager」(マネージエンジン オーピーマネージャ、以下、OpManager)を提供していますね。

大山 はい。OpManagerは、物理/仮想サーバや各種ネットワーク機器の死活監視から性能監視を一元化するソフトで、最大の特徴はコストパフォーマンスの高さです。OpManagerをはじめとするManageEngineシリーズは、「90:10 Promise」というコンセプトを掲げています。これは大手ベンダのネットワーク監視システムの90%の機能を、10%の価格で提供するというものです。必要な機能に絞って製品化することで、最小限の価格を可能にしています。

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OpManagerのダッシュボード画面

1つの画面であらゆる情報を把握できるOpManagerのダッシュボード画面。グラフィカルな直感的ユーザインターフェースが特徴だ

――どれくらいのコストで導入できるのですか。

大山 監視対象のデバイス数によりライセンス価格が変わる料金体系ですが、例えば仮想サーバのホストOSとゲストOS、物理サーバを合わせて50台を監視する場合、1年間で17万円です。(2014年1月23日現在)

――年間17万円からというのは確かに大変リーズナブルですね。これなら中小企業でも手軽に導入できます。

大山 実際、OpManagerは、コストパフォーマンスの高さを武器にもともと中小企業を中心に導入実績を広げてきたネットワーク監視システムです。直感的に操作できるグラフィカルなユーザインターフェースも差別化ポイントで、ネットワーク監視システムを従来導入していなかった企業でも、すぐに使いこなせます。当社が2013年5月から8月にかけて実施したユーザアンケートでも約8割の方が「操作が簡単」と回答しています。

また近年は大規模ネットワークの監視にも対応する上位版の提供を始めるなど、大手企業での採用もかなり増えてきました。

――大手ベンダの90%の機能を10%の価格で利用できるのは非常に魅力的ですが、その一方で10%の機能が実装されていないことを気にするユーザもいると思いますが。

大山一弘氏

大山 そうですね。ただ、大手ベンダの製品を採用された企業が、搭載されている機能を100%使っているかというと、そんなことはありません。「機能が多過ぎて、50%も使っていない」といった企業も多いでしょう。つまり、ほとんどの企業にとって不要な機能に、高額の料金を支払っているといえるのです。これに対してOpManagerは、90%の機能といっても必要な機能はしっかり網羅されています。例えば、SNMPやWMI、telnet/SSHを使用した性能監視によりマルチベンダ環境を1つのツールで監視できます。また、昨今仮想サーバの普及が急速に進んでいますが、OpManagerはVMware ESXおよびHyper-Vの監視にも対応しているため、仮想化環境と物理環境を統合的に監視できます。市場のニーズに応じて、監視可能な新たな技術にも順次対応していきたいと考えています。

カスタマイズ・開発のコストと時間を大幅圧縮


――多くの企業はパッケージ製品という選択肢でニーズが満たせると思いますが、通信事業者やISP事業者、CATV事業者のような非常に大規模なネットワークを運用する企業の場合、やはり開発前提でネットワーク管理システムを探すケースが主流ですか。

大山 かつてはスクラッチで開発されることが多かったですが、最近はコストを抑えるため、こうした企業でもパッケージ製品を採用されるケースが増えてきました。とはいえ、「特定の機器を特殊な方法で監視したい」「既存の社内システムと連携したい」など、通信事業者等のサービスプロバイダが求める機能すべてをパッケージ製品で実現するのは、なかなか難しいのも確かです。不足する機能に関しては運用でカバーするという選択肢も当然ありますが、運用手順の大幅変更が必要になるなど、それも難しいのが現実でしょう。

――ネットワーク管理システムを自社開発したいというニーズも依然高いということですが、その選択肢は大別して2つありました。スクラッチまたはオープンソースベースのシステム開発と、開発プラットフォームの利用です。ゾーホージャパンが提供しているのは、後者の開発プラットフォーム、開発要件に強いネットワーク管理ツール「WebNMS Framework」(ウェブエヌエムエス フレームワーク、以下、WebNMS)ですね。

大山 はい。WebNMSを活用すると、自社のニーズにマッチしたネットワーク管理システムをJavaベースで容易にカスタマイズ・開発できます。

スクラッチと比較したWebNMSのメリットは、開発にかかるコストと工数を大幅に削減できることです。ネットワーク管理に必要な基本機能は最初から揃っているので、足りない機能を開発するだけで済みます。

オープンソースソフトウェアを活用した場合との比較では、開発し易さがメリットになります。非常に多くのAPIを提供しているのに加えて、例えば、キャリアイーサネットやMPLSの監視、マルチテナント環境にも対応していますので、ものによっては開発の圧倒的な効率化が図れます。また、サポートを受けられる点も大きなメリットと言えます。

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WebNMS Framework

自社の要件に合わせたカスタマイズが容易に行えるWebNMS Framework

――ネットワーク管理システムのカスタマイズや開発というと敷居の非常に高いものでしたが、WebNMSを活用すれば、その敷居は大きく下がるわけですね。

大山 ええ。ですから、「パッケージ製品を前提にネットワーク監視システムを探していたが、どうしても自社のニーズを満たせる製品が見つからない」といった方にも薦められます。高額なパッケージ製品と比べると多少のコストアップで、求める機能を備えたネットワーク管理システムを開発できるはずです。現にWebNMSのお客様にはパッケージ製品を探していたがWebNMSを導入し開発したというケースもあります。

また、高額なパッケージ製品からの乗り換えでコストを抑えられた事例もあります。通信事業者のフュージョン・コミュニケーションズ様は、パッケージ製品からWebNMSへの乗り換えにより、保守費用を従来の5分の1に圧縮しています。

――是非もっと多くの方に、OpManagerおよびWebNMSで、自社や顧客の要件とコストに見合う最適なネットワーク監視を実現してほしいですね。本日はありがとうございました。

インタビューを終えて


ゾーホージャパンのネットワーク監視システムの知名度は、日本ではまだそれほど高くないかもしれないが、OpManagerの導入企業数は100カ国1万社以上にのぼるなど、グローバルでは豊富な実績を有している。WebNMSについても、日本企業ではインタビュー中に名前の挙がったフュージョン・コミュニケーションズに加えてウィルコムやNTTデータ、海外企業ではAT&Tやエリクソン、シスコシステムズなど、錚々たる企業に採用されている。

今回のインタビューでは、このように数多くの企業に評価されている大きな理由が、その優れたコストパフォーマンスにあることが分かった。ネットワーク監視の重要性がさらに増す一方で、運用現場では一層のコスト最適化も求められている。充実したネットワーク監視機能とリーズナブルな価格を両立できるゾーホージャパン製品への注目は、いよいよ日本でも本格的に高まっていくにちがいない。

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「OpManager(オーピーマネージャ)」は、仮想サーバ、物理サーバ、ネットワーク機器、Syslog、Windowsイベントログの統合的な運用監視を実現する、サーバ・ネットワーク監視パッケージソフトウェア。本ホワイトペーパーでは、製品の特長、機能、価格情報を紹介。

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マルチテナントに対応した高可用性ネットワークの監視システムを内製していた丸紅アクセスソリューションズ株式会社と高額なパッケージ製品を活用していたフュージョン・コミュニケーションズ株式会社。2社がそれぞれ抱えていた課題を解決した製品の詳細を事例と共にご紹介します。

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