MOBOTIX JAPAN 「Hemispheric Camera Q24」他 「分散型」システムで安定的に稼動 耐候性に優れ屋外での使用にも最適

MOBOTIXのネットワークカメラは、独自の「分散型」システムにより、ネットワークの負荷を軽減し安定的な稼動を実現する。さらに新開発の動体検知技術で誤検出を低減するとともに、耐候性にも優れることから、厳しい気象条件下の屋外での使用にも適している。
戸田敬樹氏

MOBOTIX JAPAN
代表
戸田敬樹氏

 ドイツに本社を置くMOBOTIX(モボティックス)は1999年の創業以来、ネットワークカメラ/システムの開発・製造を行っており、高精彩・高機能な製品で市場をけん引している。

 MOBOTIXのネットワークカメラの他社製品との大きな違いは、そのシステム構成にある。

 通常、(1)ネットワークカメラでデジタル映像を撮影、(2)LAN/WANを使ってその映像をIPで伝送、(3)録画/管理システム(ネットワークビデオレコーダーやサーバー)で映像を保存するとともに、モニターに表示するための加工処理を施す、という手順を踏む。

 これに対し、MOBOTIXはカメラ内部に録画や画像解析を行うコンピュータを搭載し、録画処理機能を組み込むことで、(3)については映像を保存するストレージ機能があれば間に合う。汎用的なサーバーでも十分なため、コストを抑制する(図表)。

図表 従来のカメラシステムとMOBOTIXカメラシステムの違い

図表 従来のカメラシステムとMOBOTIXカメラシステムの違い

 中央サーバーでの映像管理が主流の他社のネットワークカメラシステムと比して、MOBOTIXはカメラ側で録画や画像の生成/圧縮処理などを行う分散型システムを会社創業当初から採用している。これにより、管理者はPCで映像を管理・閲覧するマネジメントソフト(MxControlCenterを無償提供)を使って映像を見るが、あくまでも閲覧用であるので常時起動しておく必要性はない。このため、「サーバーやネットワークに大きな負荷をかけずに、1台でも数万台でもカメラの規模に関係なく同じシステム構成で管理することができます」とMOBOTIX JAPAN代表の戸田敬樹氏は話す。

 ライブ映像の場合はカメラに直接アクセスして表示し、録画映像の場合はサーバー側のフォルダから拾い上げることでアクセスを分散する。保存先のサーバーも分散させることができるので、データ消失時のリスクも抑えられる。

 高精彩な映像を大容量にやり取りするニーズが高まるなか、こうした「分散型」システムは安定性が高く、MOBOTIXにとって最大の強みといえるだろう。

監視カメラの概念を覆す デザイン性も高い評価


 MOBOTIXのネットワークカメラは、分散型のシステム構成に加えて、従来の監視カメラの概念を覆すようなユニークなデザイン性も選ばれる理由となっている。

 多彩なラインナップの中から一部を紹介すると、現在最も人気の高いモデルが全方位IPカメラ「Hemispheric Camera Q24」だ。

 一見したところスピーカーと見まがうデザインから、カメラの存在を知られたくない公共施設やホテル、レストラン、金融機関などさまざまな場所で導入されている。360度の全方位監視に対応し、部屋の中央に1台設置するだけで部屋全体を死角のない監視が行える。4分割表示によりモニター上で同時に4方向を表示できるため、4台のカメラを1台に削減することが可能だ。

 全方位監視カメラは他社でも売れ筋商品だが、「画像の補正技術はCPUを相当必要とし、センターで補正するとカメラの録画映像に影響を及ぼすが、MOBOTIXは負荷を分散させることでスムーズかつ確実に行えます」と戸田氏は説明する。

 次に、「FlexMount Camera S15」は手のひらに乗るコンパクトサイズのレンズ・モジュールを2mの専用USBケーブルでカメラ筐体に接続して使用する。壁などに組み込んでレンズだけ露出させる設計が可能で、監視カメラであることを目立たせずに設置できる。

 1台のカメラ筐体に対し、最大2つの半球レンズ・モジュール(レンズ画角には広角82度から超望遠13度まで複数の選択肢あり)を取り付けられるので、壁を隔てて隣接する部屋や上下に位置するエリアを同時に監視するといった用途がある。また、同じレンズ・モジュールは最新のM15カメラにも使用可能。

FlexMount Camera S15

「FlexMount Camera S15」は、てのひらサイズでありながら1台のカメラ筐体で2つのエリアを監視できる

 このほか、「Hemispheric IP Video Door Station T24」はセキュリティ・ビデオ/カメラ機能に加えて、入退管理やドア管理用カメラとして利用できるというユニークな製品だ。

 オフィスの入退管理にICカードを活用する企業は多いが、不正に入手した第三者による“なりすまし”を防ぐことは難しい。その点、T24であればカメラを通じてドアの出入りを音声付きで録画するので、なりすましの抑止になり、より確実に認証できる。

 また、本体のボタンを押すとSIP電話端末にビデオ電話でつながり、マイクとスピーカーで双方向の音声会話が行える。SIP端末からネットワーク越しに解錠することも可能で、場合によっては受付にスタッフを置く必要がなくなる。

 各モデルとも形状が異なるだけで、基本的に基盤やソフトウェア等の構成は同じであり、機能面に大きな違いがないのもMOBOTIXならではの特長だという。

新開発の動体検知技術で誤検出を大幅に低減


 その機能面で特筆すべきなのが、2013年にMOBOTIXが新たに開発した動体検知技術「MxActivitySensor」だ。

 このソフトウェアは、検出範囲内の人や車などの意図的な動きを検出する一方、雨や雪、樹木の動き、光と影の変化など監視領域内のアラームとは無関係な画像の変化を区別し、有意な動きのみ動作方向を矢印で示すというものだ。

 従来の動体検知技術は、風が吹いて樹木が揺れたり、雨がやんで太陽の光が差し込んだだけでもアラームとして検出してしまうなど誤検出が多いことが課題とされていた。その点、MxActivitySensorは最小構成で90%まで誤検出を低減する。

 また、MOBOTIXは2004年に独自の画像圧縮規格「MxPEG」を開発、自社製品に採用している。

 MxPEGは、映像内で変化のない背景部分に対してはそのままの映像を使い、動きのあった映像を検知してオブジェクトの変化した差分のみ圧縮して表示することで、低帯域ながら高解像度を実現する。

 現在、画像圧縮規格ではエンターテイメント向けに開発されたH.264が主流だが、MOBOTIXのMxPEGはセキュリティカメラ用途として独自開発されているため、録画した映像をコマ送りすると画像一枚一枚が鮮明で証拠能力に優れている。過去の録画映像検索から犯人の割り出しを行うことが多いセキュリティカメラにとって最適な圧縮規格といえる。

 MOBOTIXのネットワークカメラは−30度から+60度の間で動作し、雨水や埃からカメラを保護するハウジングケースがなくても屋外での使用に耐えるなど耐候性にも優れる。

 本体の素材にスチールではなくPBT(ポリブチレンテレフタレート)を採用しており、塩害や衝撃にも強い。このため、沿岸部や火山の火口付近といった厳しい環境下での観測用途としても使われているという。

 ネットワークカメラは防犯目的での設置が圧倒的に多いが、MOBOTIXの製品は分散型のシステム構成と多彩なラインナップ、高機能により新たな用途を可能にするといえそうだ。

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