ゾーホージャパン ManageEngine導入時例 コンフィグ管理の自動化でネットワーク障害の復旧時間を半減 わずか2人でマルチベンダのネットワーク機器1,000台以上の安定運用を実現

導入組織紹介

学校法人 東洋大学

東洋大学

所在地:

創立:
URL:
学部・学科:
大学院:
学生数:

〒112-8606
東京都文京区白山5-28-20
1887(明治20)年
http://www.toyo.ac.jp/
11学部44学科
11研究科
30,215名(2013年7月22日現在)

担当者紹介

田所 正史 氏

長谷川 和弘 氏

情報システム部 情報システム課 課長補佐 田所 正史 氏(写真左)と同課 主任 長谷川 和弘 氏(写真右)

東洋大学では全学ネットワークの安定稼働と運用負荷軽減のために、ネットワーク機器コンフィグ管理ツール「DeviceExpert」を導入した。その経緯や得られた効果、さらにコンフィグ管理ツール導入へのアドバイスなどをお伺いした。

 東洋大学は、1887(明治20)年に井上円了により創立された私立哲学館が前身となって設立された大学である。大学駅伝でその名を知っている人も多いと思われるが、創立126年に及ぶ、国内有数の伝統を持つ総合大学の1つである。

 同大では事務処理とICT教育の一環として、ネットワーク環境の整備を進めて来た。限られた人員でネットワークの信頼性を維持するために導入したのが、ゾーホージャパンの「ManageEngine DeviceExpert」(マネージエンジン デバイスエキスパート、以下、DeviceExpert)であった。

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東洋大学におけるDeviceExpert 導入イメージ

東洋大学におけるDeviceExpert 導入イメージ

ネットワーク品質が大学サービスに影響する時代


 一般の企業と同様、大学でも1970年代から1980年代にかけてコンピュータが導入され、教育研究施設や事務処理部門で利用されるようになった。当初、それぞれの部門で分散してシステムが構築されていたが、やがてネットワークで接続されるようになる。さらに、情報処理が授業として採用されるようになり、端末の台数が一気に増加していった。東洋大学でも複数のキャンパスを接続する広域ネットワークを構築し、教室や図書館などに多数のパソコンを設置した。2002年には附属高校を含む全学統合のITシステムが構築され、その老朽化に伴い2010年にはインフラとアプリケーションを刷新している。

 「ネットワークに対する品質の要求が年々高まっている。かつてはネットワークが利用できなくても許してもらえたが、今では授業にならないとすぐに苦情が飛んで来る。授業や研究で使われるようになって、ネットワークの重要度が増して来た。ネットワーク品質が業務だけでなく、大学サービスに影響する時代になっている」と、情報システム部情報システム課 課長補佐 田所 正史 氏は説明する。

不可欠となったネットワーク障害の素早い復旧


 現場からネットワークが使えないという連絡があると、監視ツールで障害の発生した機器を特定し、機器故障の場合は代替機を持って駆け付ける。機器のベンダからオンサイトサポートは受けておらず、設定は自力で行う必要がある。「代替機を現場に設置して、故障した機器をベンダに修理依頼を出す。代替機はある程度確保しているが、時間のかかるのがその設定だった。コンフィグの変更履歴が残っていなかったからだ」と、同課 主任 長谷川 和弘 氏は振り返る。

 ネットワーク機器を設置したNTTデータビジネスシステムズから初期導入時のコンフィグを取り寄せ、あらかじめ設定してから現場へ向かうことになる。だが、初期設定のまま使用しているとは限らず、変更を確認しながらの設定作業となり、現場で試行錯誤を繰り返して、復旧までの時間を要することが珍しくなかった。さらに、機器の故障ではなくても、停電時に設定が初期状態に戻ってしまったり、現場での設定変更にミスがあったりということから、ネットワーク障害となっていることも多い。「会議室や研究室などでは利用目的によって一時的にネットワークの設定を変更することがある。その前後に障害の起きることが度々あった」(長谷川氏)。

運用規模の拡大で、手作業でのコンフィグ管理に限界


 ネットワーク機器の数が限られていた頃は個々に対応していたが、これが重なると手間となる。「学生数が3万人、教職員も加えると相当な数になり、ネットワーク機器は1,000台を超える数になって来た。しかしながら対応するのは我々2人で、人員の増加はない。機器の障害対策、具体的には手作業でのコンフィグ管理が次第に負荷となって来た」(田所氏)。このことが5年ほど前から顕著になった。

 当初は、運用の負荷が増えても当たり前と感じていた。コンフィグ管理作業はそういうもので、手間が増えるのはしょうがないとあきらめていた。だが、管理し切れないことで発生する問題も増えてきて問題視するようになった。コンフィグの差分を残しながら効率よく管理したい、そのようなニーズが高まっていた。

東洋大学における解決すべき課題 (1)限られた人員でのネットワーク障害復旧の迅速化 (2)コンフィグ変更履歴の管理とその運用の効率化

採用の決め手は実績とマルチベンダ機器への対応


 ある展示会でネットワーク機器のコンフィグの変更履歴を記録するツールの存在を知る。「初めてコンフィグ管理ツールを見て、このような解決策があることを知った。さっそくNTTデータビジネスシステムズに相談した」と、田所氏は経緯を語る。

 そこで提案されたのがゾーホージャパンのDeviceExpertであった。DeviceExpertを提案した理由としてNTTデータビジネスシステムズは実績と対応機種の多さをあげる。DeviceExpertはワールドワイドで1,400社に導入されており、信頼性ではまったく問題がない。さらに300機種以上のネットワーク機器に対応している。「オープンなシステムを作りたいという大学の方針でマルチベンダ化を推進しており、メーカーだけでも10社以上あり、1,000台以上のネットワーク機器が様々な用途で使われている。DeviceExpertはそのすべてに対応していた。候補としてもう1社検討したが、実績も対応機種もDeviceExpertの方が圧倒的に優れていた」と田所氏は評価する。

 「コンフィグを一元管理する機能は十分だし、インタフェースもわかりやすく使いやすい印象を持った」と長谷川氏も語る。迷うことなくDeviceExpertに決定し、2011年9月に導入し利用を開始した。

コンフィグ管理ツール導入の決め手 (1)世界1,400社の導入実績 (2)300機種以上のネットワーク機器に対応 (3)コンフィグ変更管理機能と操作性
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DeviceExpertダッシュボード画面

DeviceExpertダッシュボード画面

スムーズな導入と簡単な運用で、運用負荷を軽減


 設置とインストールはNTTデータビジネスシステムズが行ったが、以降の設定は長谷川氏が行っている。「初期設定に時間がかかるツールではない。導入は極めてスムーズだった。重要なネットワーク機器のコンフィグから順に管理を開始して、片手間にだが2週間ほどで全ての機器のコンフィグ管理設定を終えることができた」(長谷川氏)。

 対象としているのはルータ、スイッチ、ファイアウォール、VPN、DNSサーバ、無線LANコントローラなど。1,000デバイスライセンスの契約で、この数で収まる台数を管理している。

 対象となる機器を建物ごとにグルーピングして、月に1回各機器からコンフィグを収集。変更履歴で差分をチェックしている。年に5〜60台はネットワーク機器がリプレースされるが、これにも片手間で対応している。「シンプルに使用している。一度設定をすれば、あとは自動でコンフィグを収集してくれるのでほとんどサーバを意識することはない。運用負荷を軽減する目的で導入したツールなのだから、簡単に操作できなければならない」と長谷川氏は微笑む。

ネットワークの障害復旧を迅速化し、信頼性を維持


 DeviceExpert 導入後、ネットワーク機器交換の手間を大幅に削減することができるようになった。「障害が発生した際に、初期導入時のコンフィグを問い合わせる必要がなくなり、素早く設定することができる。導入前と比べてネットワーク障害の復旧時間を半分に減らすことができた」と、長谷川氏は効果を語る。

 機器の故障ばかりではない。設定変更の際のミスもなくすことができる。「ある教室からネットワークが使えないと連絡があった」と、長谷川氏は1つの例を語る。監視装置で確認すると機器は停止しているわけではない。そこで、現場へ行って経緯を確認すると、ネットワーク機器の設定を変更したという。設定前のコンフィグを現場では記録していなかったがDeviceExpertで管理している変更履歴を確認して、その場で対処することができた。「これまで、コンフィグの管理自体を行っていなかったが、DeviceExpertを導入することによって機器のコンフィグの世代管理までほぼ自動で行うことができるようになった」(長谷川氏)。

 付随するメリットとして、履歴管理による運用管理者間の情報共有があるという。設定の変更情報は2名の運用管理者の間で常に共有しているのが理想だが、業務に追われていると困難になることも多い。そんなとき「DeviceExpert」で管理している変更履歴から、他の管理者の作業内容を確認することができるようになった。

導入の効果 (1)ネットワーク障害の復旧時間を1/2削減 (2)コンフィグ履歴管理の工数削減 (3)管理者間の作業内容の把握

 最後にDeviceExpertを検討している方々へのアドバイスをお伺いした。「平時は日々の運用作業に追われ、ネットワーク機器のコンフィグの記録はどうしても後手に回ってしまう。ひとたびネットワーク障害が起こったときには記録がないとひどく苦労する。DeviceExpertはその工数を補うことができて大変便利、確実に導入メリットがある」と、長谷川氏は推奨する。また、田所氏は「大学に限らずネットワークは大規模化しているにもかかわらず、運用管理者の数は限られている。その数を増やすのは容易ではない。限られた人員でネットワークの信頼性を維持するには、DeviceExpertは不可欠なツールだと思う」と強調した。

長谷川和弘氏と田所正史氏
「限られた人員でネットワークの信頼性を維持するには、DeviceExpertは不可欠なツール」(東洋大学 田所氏)

セミナー開催情報

ICT運用管理セミナー

  • ■日時:2014年2月7日(金) 14:00-16:30(開場13:45)
  • ■会場:TKP神田ビジネスセンター
  • ■主催:ゾーホージャパン株式会社
  • ■定員:30名(事前登録制)
  • ■対象:ICT運用管理業務のご担当者、情報システム部門のご担当者、ネットワーク運用管理ツールをお客様に提案する予定のSIer様
  • ■詳細&申込み:http://www.manageengine.jp/news/event_20140207.html

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ManageEngine DeviceExpert のご紹介


「ネットワーク機器の変更管理を効率化したい」「だれがいつ設定変更したのか把握したい」「機器入れ替えを機にコンフィグ管理を開始したい」「ファームウェアの一斉アップグレード作業の負荷を下げたい」といった課題を、DeviceExpertを用いてどのように解決するのかが分かります。

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お問い合わせ先
ゾーホージャパン株式会社
〒220-0012
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-6-1
みなとみらいセンタービル13階
TEL:045-319-4612(ManageEngine営業担当)
Mail:jp-mesales@zohocorp.com
URL:http://www.manageengine.jp/