ソニックガーデン 社内SNS「SKIP」 社内SNS導入で失敗しないためには? 成功率90%を誇る大企業向けの「SKIP」

社内SNS導入の成功率は10%。そんな厳しいデータもあるなか、成功率90%を達成している大企業向け社内SNSが存在する。ソニックガーデンの「SKIP」だ。同社の藤原氏が挙げる社内SNS成功の秘訣は「リーン・スタートアップ」。社内SNS導入で失敗しないためのポイントを藤原氏に聞いた。
藤原士朗氏

ソニックガーデン
代表取締役副社長 COO
藤原士朗氏

 「成功率は約10%」――。企業の「社内SNS」導入意欲がますます高まるなか、世界的なICTアドバイザリー企業であるガートナーが、こんな衝撃的な数字を報告した。大企業向けの社内SNS「SKIP」を提供するソニックガーデンの藤原士朗氏も、「社内SNSの導入は本当に難しいです」と、ガートナーと同様の見方をする。

 藤原氏によると、社内SNSを導入した企業には、2つの“落とし穴”が待ち構えているそうだ。1つめは導入当初の立ち上げ期、2つめは導入1〜2年後に“マンネリ化”という形で現れる。大半の企業がはまるのは、最初の落とし穴のほうだ。「社内SNSの導入がうまくいかなかった90%の企業のうち、80%は最初の始め方で失敗しています」と藤原氏は説明する。

 よくある失敗パターンの1つは、「Facebookのような場を社内に用意したら、何か良い効果が生まれるのでは」と、明確な目的を設定せずに社内SNSを一斉展開してしまうケースだ。いまやFacebookをプライベートで活用している経営者は珍しくなく、トップダウンで社内SNSを一気に導入する企業は増える一方である。トップダウン自体は悪いことではないが、目的が曖昧なまま、いきなり一斉展開しても成功は覚束ない。

 では、社内SNS導入で失敗しないには、どうすればいいのだろうか。藤原氏が紹介するのは、「リーン・スタートアップ」というアプローチである。このリーン・スタートアップに則れば、「社内SNS導入の最初の落とし穴を乗り越えることは、実はそれほど難しいことではありません」という。SKIPの場合、その導入成功率はなんと90%にも及んでいるそうだ。

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大企業では社員のITリテラシーも様々。SKIPは、誰でもすぐに使い方が理解できることを重視したユーザーインターフェースとなっている

大企業では社員のITリテラシーも様々。SKIPは、誰でもすぐに使い方が理解できることを重視したユーザーインターフェースとなっている

社内SNS成功の秘訣「リーン・スタートアップ」とは?


 米国の起業家、エリック・リース氏が提唱するリーン・スタートアップは、新規事業や新サービスなどを効率的に成功に導くことができる方法論として近年高い注目を集めている。同氏の著書『リーン・スタートアップ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす』は、日本でもベストセラーになった。リーン・スタートアップは、小さく始める「スモールスタート」の考え方と似ているが、特徴的なのは「仮説検証」のサイクルが重要なキーとなっている点だ。

 新サービス開発を例に、リーン・スタートアップの考え方を簡単に見ていこう。多大な労力をかけて、できるだけ完成度の高いサービスを最初から開発するというのが従来の一般的なアプローチだ。しかし、この方法の問題点は、最初の仮説が間違っていた場合、かけた労力のほとんどがムダになることである。

 そこでリーン・スタートアップでは、まず最小限の機能だけでサービスをリリースしてみることが推奨される。そして、その最小限の機能を以って、顧客にどう受け入れられたか――最初の仮説が正しかったかを検証し、正しければそのままの方向性で機能強化を進め、間違っていれば方向転換(ピボット)する。この仮説検証のサイクルを短く繰り返すことで、リーンに(=ムダなく)成功へ辿り着こうというのがリーン・スタートアップの方法論だ。

 リーン・スタートアップが多くの支持を集めているのは、何がヒットするのか予測できない「不透明性」が現代の特徴だからである。この不透明性は、社内SNS導入プロジェクトにも共通する。社内SNSの主な導入効果としては、組織の壁を越えた情報共有や人脈形成が挙げられるが、具体的にどのように活用すれば自社で成果が出るかを事前に見通すことは容易ではない。だからこそ、社内SNSでも、リーン・スタートアップなのである。

図表1 社内SNSのリーンな進め方

図表1 社内SNSのリーンな進め方

 「リーン・スタートアップで大事なことは、小さく始めつつ、ニーズを探していくことですが、社内SNSも一緒です。誰が情報共有や社内の人脈形成に困っているのかを探索しながら、少しずつ仮説検証を進めていくことが、成功に辿り着く唯一の道だと思っています」

 例えば、SKIPを導入したある企業は当初、グローバル展開するショップチェーンの店長向けに社内SNSをスタートした。しかし、一部の店長からは大変好評だったものの、多くの店長は社内SNSに積極的ではなかったという。他の店長と交流したいというニーズを持っていたのは、限られた店長だけだったのだ。

 この仮説検証結果を受けて、同社は方向転換。今度は国内にいる本社社員に展開したところ、これが正解だった。この企業では仕事柄、多くの社員は出張続き。同じ部署でも、顔を合わせる機会はあまり多くない。そこで、従来メールで行っていたコミュニケーションを社内SNSに移行してみたところ、社内コミュニケーションがとても活発になったという。

 情報共有や人脈形成といった社内SNSの導入目的(=軸)は変えずに、「どのような場で役に立つのか」を方向転換しながら探索していく。「まさにピボット(=軸を中心とした旋回)です」と藤原氏は話す。

専門コンサルタントが運営チームの一員として成功を全力サポート


 このようにリーン・スタートアップは、社内SNS導入を成功させるうえで非常に有効なアプローチだが、このリーン・スタートアップに最適な社内SNSとして設計されているのがソニックガーデンのSKIPである。

 その証拠の1つは、手厚い運営サポート。豊富な経験とノウハウを持った専門コンサルタントが、導入前の無料相談に始まり、導入後の仮説検証や問題解決まで、運営チームの一員として参加する。

 「初めての社内SNS導入は、暗闇の中を山登りするのと同じです。だから重要なのは、誰と一緒に登るのか。『運営サポートは充実していますか?』と聞けば、どのベンダーも『はい』と答えるでしょう。しかし、豊富な経験を持った専門家が出てくるは最初だけ。その後は実際の運営経験は持たない営業担当者がサポートを担当するというケースは少なくないはずです。しかしSKIPは違います」

 実はソニックガーデンでは、藤原氏自身がSKIPの全顧客のサポートを基本的に担当しているのだという。「だから、すべてのノウハウが私の中に蓄積され、その経験をもとにお客様に最も役立つ情報をお伝えすることができます」

 こうした万全のサポート体制の代わりにソニックガーデンがあきらめたのは、「たくさんの企業にSKIPを販売すること」だ。SKIPを導入した個々の企業を大事にし、その成功に全力を尽くす――それがソニックガーデンの信念である。

 この信念は、SKIPの価格体系にも表れている。社員総数に対して課金する社内SNSも多いが、SKIPは利用を開始したユーザーの分だけ課金する。「お客様の社内SNSの導入が成功し、多くの社員に広がらないと、私どもも儲からない仕組みにしているのです」

 この料金体系は、リーン・スタートアップにも適している。前述の通り、一斉展開は社内SNS導入にとっては“失敗の元”。にもかかわらず、一斉展開してしまう企業が多い理由は、社員数に対して課金する料金体系にある。こうした料金体系の場合、やはり「全社員で使わなければ、もったいない」となってしまう。しかしSKIPなら、適正なコストで小さく始めることができる。

図表2 SKIP(SaaS版)の料金の仕組みと展開スケジュール例

図表2 SKIP(SaaS版)の料金の仕組みと展開スケジュール例

大企業で活躍するために作られた社内SNS


 大企業向けに機能設計されているのもSKIPの重要な特徴だ。いま市場には数多くの社内SNSが存在するが、中小企業向けに作られた社内SNSと大企業向けでは、「当然、解決できる課題は変わってきます」と藤原氏は話す。大企業の場合、顔や名前を知らない同僚が数多くいるが、そうした社員同士を組織の壁を越えて、どうつなげていくのか――。例えばこんなふうに、SKIPは大企業の課題を解決することを目的に機能設計されている。

 セキュリティも、大企業では大切なポイントとなるだろう。このためSKIPは、IPアドレスによるアクセス制限や詳細なパスワードポリシー設定など、大企業のニーズに応えるセキュリティ機能も充実している。

図表3 SKIPの主な導入企業例

JT 豊田通商株式会社 KUMON RENESAS IT Holdings Group

 このようにリーン・スタートアップのアプローチと大企業に適した機能設計を重視し、社内SNS導入成功率90%を実現しているSKIP。ソニックガーデンでは、大企業での社内SNS導入効果をさらに高めるべく、各企業の運営担当者と交流できる環境をSKIP上に構築し、直接ニーズを聞きながら一層の機能向上に取り組んでいる。

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〜社内SNS:SKIPによるワークスタイルチェンジ〜


「平均的なビジネスパーソンは探し物をするためだけに1年間に150時間も浪費している」と言われています。限りある業務時間を生産性のない活動に費やすべきではないですが、部署が増え、年月を重ねることで、探すべき情報は日々増えるばかり。現在のテクノロジーでこの問題を解決するとしたらどうすべきでしょうか。

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お問い合わせ先
株式会社ソニックガーデン
URL:http://www.skip-sns.jp/