ブラザー Web会議システム「OmniJoin」 最後発ならではの高品質で差別化 業種を問わず幅広い企業に展開

ブラザー販売のWeb会議システム「OmniJoin」は、低価格でありながら充実した機能を備え、初心者でも簡単に操作できる点を特長とする。Web会議に関心はあるが大きなコストはかけられない中小企業などを中心に、幅広い業種で導入を進めていく。
加藤書彦氏

ブラザー販売
マーケティング推進部
Web・サービス企画G
チーフ
加藤書彦氏

 ブラザー工業の子会社ブラザー販売は2012年9月下旬、Web会議システム「OmniJoin(オムニジョイン)」の提供を開始した。

 ブラザーは、主力であるプリンターや複合機などのプリンティング・ソリューションのほか、家庭用ミシンで高いシェアを誇る。さらに、今後の新たな事業の柱としてクラウドビジネスを推進しており、OmniJoinはそのサービス第1弾となる。

専用メッセンジャーで在席メンバーを会議に招待


 現在、国内にWeb会議ベンダーは50社とも100社ともいわれ、Web会議システムはまさに“百花繚乱”というべき状況だ。その中で、他社に一足遅れて参入したブラザーはどう市場を開拓していくのだろうか。

 これに対し、ブラザー販売マーケティング推進部Web・サービス企画Gチーフの加藤書彦氏は「最後発であるがゆえの高品質で、他社と差別化を図っていきたい」と話す。

 OmniJoinの特長は、「簡単な接続方法」「充実した機能」「低価格」の3点だ。  まず、会議の手順を簡単に説明しよう。会議に欠かせないのが、専用のインスタントメッセンジャー「OmniJoin IM」だ。購入時に発行されるIDとパスワードでログイン後、IMに登録されているメンバーの在席状況を確認し、オンライン状態のメンバーに招待メッセージを送る。相手側はポップアップメッセージで「承諾」をクリックすると、すぐに会議を始めることができる。

 取引先や協力会社などOmniJoin IDを持たない社外の関係者には招待メールを送り、受け取った相手はメールに記載されているURLをクリックするだけで会議に参加できる。事前に時間を指定した会議の予約も可能だ。

 OmniJoin IMは、メンバーとチャットでやり取りしたり、緊急時にポップアップでメッセージを送るといった使い方もある。

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「OmniJoin IM」はメンバーの在席状況を確認したり、直接メッセージを送れる
参加メンバーとの間での資料の共有や編集もできる

「OmniJoin IM」はメンバーの在席状況を確認したり、直接メッセージを送れる(左)
参加メンバーとの間での資料の共有や編集もできる(右)

フルHD対応の画質で相手の表情まではっきり認識


 次に機能面だが、会議の参加メンバーとの間でWordやExcel、PowerPointなどのMicrosoft Office文書や動画、ブラウザの共有はもちろんのこと、共有資料を編集したり、ポインターやマーカーで注釈を付けるといった「アプリケーション共有機能」も備える。さらに相手の許可を得た上で、メンバーのPCを遠隔から操作することもできる。

 会議の録画データは、PCのほかブラザーのオンラインストレージにも保存される(ベーシックプランを除く)ので、会議を欠席したメンバーが後で内容を確認したり、議事録代わりにもなる。

 Web会議システムは、専用端末やモニターなどの設備が不要なため、従来のテレビ会議よりも安価で簡単に導入できる反面、画質や音質が課題といわれてきた。その点、OmniJoinは解像度が1920×1080のフルHDまで対応する。相手の表情まではっきり見えることで、声だけでは伝わりづらい細かなニュアンスまで把握できる。エコーやノイズのキャンセル機能も搭載する。

 Web会議では、盗聴や情報漏えいを防ぐためにセキュリティ対策も必須だ。OmniJoinは一般的なECサイトに採用されている128bit-SSL暗号化通信に準拠するほか、パスワードの設定で会議の参加者を制限するなど、高い安全性を確保している。

Webカメラとスピーカーフォンはブラザー純正品を用意


 OmniJoinの初期費用は無料。4つのラインナップを有しており、小規模運用向け最安プラン「ベーシック」(最大参加拠点数3)が月額6500円、年額6万5000円。セミナーや講演会に適した最上位の「エンタープライズセミナー」(最大参加拠点数500)が月額29万5000円、年額295万円となっている。先述したようにスムーズな会議運営に必要な機能が一通り標準搭載されており、他社製品と比較してもリーズナブルな料金プランといえるだろう。

 ブラザー工業は2011年に、Web会議システムの開発・販売を手がける米ネフシスコーポレーションを買収。ネフシスのWeb会議システムのUIをカスタマイズしたり、機能を追加した製品をOmniJoinとして市場に再投入した経緯がある。自社で一から開発しないことで、低価格を実現したという。

 ちなみに、PCを使ったWeb会議に不可欠なWebカメラとスピーカーフォンは、ブラザーの純正品を用意している。フルHD対応マイク付きWebカメラ「NW-1000」は7480円(税込、以下同)、少人数用高音質スピーカーフォン「VT-1000」は9800円。Webカメラやスピーカーフォンは種類が多く、画質の劣化やエコー/ノイズの原因にもなりやすいので、ユーザーが製品を選ぶのは難しい。「いずれも他社の同等品と比べると安価で、そのあたりの事情に詳しいユーザーを中心に売れている」(加藤氏)という。

Webカメラ「NW-1000」とスピーカーフォン「VT-1000」

Webカメラ「NW-1000」(左)とスピーカーフォン「VT-1000」はいずれもブラザー純正品だ

WindowsやMacに加えてiOSへの対応も予定


 OmniJoinは昨年6月に米国で先行発売した後、7月から欧州でも展開している。日米欧の中では、国土が広くWebによる会議がすでに普及している米国で最も反響が大きい。日本はフェイストゥフェイスによる密なコミュニケーションを重んじる文化もあり、まだ米国ほどには普及していない。だが、災害時のBCP(事業継続計画)対策や出張費の削減などを目的として、Web会議は徐々に浸透し始めている。特にブラザーが得意とする中小企業は企業全体の9割以上を占めるといわれるだけに、大きな潜在需要が期待できる。

 OmniJoinはこれまで家電量販店や医療機関など業種業態を問わず引き合いがあり、「多くの企業で安価なWeb会議システムを探していたのではないか」(加藤氏)と見る。複数拠点間の会議だけでなく、動画機能を活用した新人社員のプレゼンテーションの練習、予備校・塾などの遠隔教室、面談・カウンセリングなど、幅広い用途が想定される。

 最近ではスマートフォンやタブレットの業務利用が急速に進んでいることから、WindowsおよびMacに加えて、今後はiOSへの対応も予定している。テレビ会議並みの高品質と、Web会議の手軽さを兼ね備えた製品として展示会などを通じて認知度を高め、中小企業を中心に幅広い業種に展開していきたいという。

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お問い合わせ先
ブラザー販売株式会社
ブラザーコールセンター
TEL:050-3786-8851
URL:http://www.brother.co.jp/product/wcs/omnijoin/