MOBOTIX JAPAN MOBOTIX Q24/MOBOTIX S14 FlexMount ネットワークカメラで“売上増”を提案 独自コンセプトで構築・運用も容易に

モボティックスは300万画素の高解像度と独自の「負荷分散型」システムによる費用対効果の高さでネットワークカメラの世界市場を牽引している。画像分析機能を備え、店舗のマネジメントや売上向上にも貢献する「Q24」や汎用性の高い「S14」により、ネットワークカメラの用途を広げている。
戸田敬樹氏

モボティックス ジャパン
代表
戸田敬樹氏

 ネットワークカメラのシステム構成は、(1)ネットワークカメラによりデジタル映像を撮影し、(2)LAN/WANによりデジタル映像をIPで伝送し、(3)録画/管理用システム(ネットワークビデオレコーダーまたはサーバー)で映像を保存するとともに、ビューアー(モニター)に表示するための加工処理をする、というのが一般的だ。

 ここで注目するべきポイントは(3)録画/管理システムに役割が集中している点である。何十台もの高解像度カメラを処理するには相当の負荷がかかる。すべての映像データが(3)に集まるため、その入口にあたる(2)のLAN/WANが混み合ってしまい、これを緩和するために広いネットワーク帯域幅も必要になる。

 このような理由から、総じてネットワークカメラの録画/管理システムは高価で、ネットワーク構築のコストもかさんでしまうのだ。また、映像データの管理や閲覧に伴う処理が1カ所に集中することは、リスクの増大も招く。

図表 モボティックスのネットワークカメラのシステム構成

図表 モボティックスのネットワークカメラのシステム構成

負荷分散が実現する 費用対効果の高い監視システム


 この課題に対して、システム構成そのものを変えることで差別化を図っているのが、独モボティックスのネットワークカメラだ。

 基本的な構成要素は他社と相違ないが、(1)ネットワークカメラと(3)録画/管理用システムの担う役割が異なっている。モボティックスでは、(1)カメラ内部に映像データ処理を行うコンピュータを搭載し、カメラ内部に録画処理機能を組み込むことで、(3)には記録用映像データの保管のみを担わせているのだ。これにより、(3)は、データを蓄積するだけのストレージ機能のみあれば良い。汎用的なサーバーで済ませられるため、コストを大幅に抑えることができる。

 他社のネットワークカメラシステムではサーバー側にビデオ管理ソフトを組み込んでおり、画像はサーバー側に蓄積した後に、ビューワーでの閲覧や映像検索に適したかたちに処理される。接続するカメラ、閲覧用のモニターやPCからのアクセスが集中するため、過剰な負荷を軽減するためには映像データを縮小するか、あるいはカメラの台数に制限を設けるなどの対応を余儀なくされる。

 一方、モボティックスの場合、録画や画像の生成処理などをすべてカメラ側で実行し、監視員などがPCで映像を管理、閲覧するマネジメントソフトを使って、カメラにアクセスして映像を見る。そのため、サーバーやネットワークに大きな負荷をかけることなく、カメラ1000台規模でも管理することができる。

 ライブ画像の場合はカメラ側に直接アクセスして表示し、録画画像の場合はサーバー側のフォルダから拾い上げることでアクセスを分散させる。保存先のサーバーも分散させることができ、データが消失した際のリスクも抑えられるのだ。

 これが、モボティックスの掲げる「負荷分散型」コンセプトである。同社の最大の強みがこれであり、1台で広範囲に高解像度の映像を撮影できる360度カメラなどの特徴を最大限に引き出すことができる。

 モボティックス ジャパン代表を務める戸田敬樹氏は、「単に360度を撮影したいというのであれば、相応のレンズを用意して画像補正の技術さえあれば実現できるが、それをスムーズかつ確実にするところに分散型のメリットがある」と話す。すべての負荷を分散させることで、使用状況によって録画のパフォーマンスが低下するのを回避し、安定的に稼動できるわけだ。

機器への組み込み自由自在 ユーザーニーズに即対応


 モボティックスではこの強みを活かし、従来の監視カメラシステムの枠に留まらない多様な提案を進めている。一例が、2012年10月に販売開始した「MOBOTIX S14 FlexMount」シリーズ2機種を用いた活用方法だ。

 映像センサーを1つ搭載した「S14M」は、レンズが基板モジュール「FlexMountコア」に固定されており、壁やATM等の機器の中に組み込んで、レンズ部分のみを露出させる設計ができる。

 もう一方の「S14D」は、FlexMountコアと2つのレンズ/センサーモジュールを2メートルのUSBケーブルで接続することができる(写真)。例えば、隣接した2つの部屋に、それぞれ1つずつセンサーモジュールを設置することで、1台のS14Dで2部屋を同時に管理するといった使い方が可能だ。

S14D

その目立たない外観だけでなく、-30℃〜60℃で動作するIP65準拠の耐候性と消費電力5Wh以下の省電力性もS14の特長だ

 S14はセンサー部分を容易に付け替えることができ、フレキシブルにユーザーのニーズに対応したカメラに切り替えられるという特徴を持つ。これにより、S14Dの2つのセンサーモジュールのうち片方をカラー、もう片方を白黒センサーにして同方向を向けて設置すれば、180度パノラマ映像、あるいは天井からの360度全方位のデイナイト・カメラとしても利用できる。

 さらにS14は国際的な鉄道規格「EN50155」認証もクリアするほど振動に強く、同社の位置情報取得装置「MX-GPS-Box」を統合することで、バスなどの移動体の監視カメラとしての利用も可能だ。「S14Dは他社にはない汎用性の高さを持っている。この対応力を多くの販売代理店に知っていただきたい」と戸田氏は話す。

マーケティング機能を無料で提供 防犯と店舗マネジメントを兼任


 もう1つ、モボティックスにはユニークな製品がある。それは半球全方位カメラ「MOBOTIX Q24」だ。

S14D

 Q24は監視カメラでありながら、画像解析機能をカメラに搭載し、人数カウント、動線密度解析が利用できるため、マーケティングツールとしても活用できる。例えば、動線密度解析を用いれば、店舗内のどこに来店客が集まるかを分析し、店舗内の最適なレイアウトを導き出せる(写真)。

MOBOTIX Q24

動線密度は色分けして視覚化される。色が赤に近いほど、来店客の動線密度が高い。カメラにWebアクセスすることで15分ごとの動線密度状況を確認することもできる

 「これらの機能によって、従来は防犯というカテゴリーにしか位置づけられなかったネットワークカメラが、店舗運営の領域に出られる」と戸田氏は自信を見せる。カメラそのもののパフォーマンスやデザイン性のみならず、マーケティングへの活用とその効果を店舗向けに訴求していく方針だ。

 ネットワークカメラを設置することは、防犯対策のためにコストを割くことと捉えられがちだ。しかし、店舗のマネジメント、売上増大に貢献するソリューションとしても十分に効果を発揮するとなれば、ユーザー企業の見方はまったく異なってくる。「店舗向けの提案材料として多数のSIerなどから引き合いがある。これまで当社と付き合いのなかった代理店からも本製品を取り扱いたいという声をいただく」(戸田氏)という。

 一般的な監視カメラと一線を画すシステム構成に加え、防犯用途に留まらない付加価値をもたらすモボティックスのネットワークカメラは、新領域へ着実に進出している。

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ホワイトペーパーダウンロード 防犯からマーケティングまでカバーする
付加価値満載のネットワークカメラMOBOTIX Q24


カメラ台数の軽減、ネットワークの負荷分散、多くの課題を抱えるIP防犯カメラの世界に最善の回答となる360度全方位をカバーできる半球レンズ搭載のMOBOTIX Q24。人数カウント、動線密度解析の機能を搭載、店舗のマーケティングのツールとして機能するプロフェッショナルな防犯カメラとして費用対効果を高める。

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