丸紅アクセスソリューションズ VECTANT SDM(セキュアデバイスマネージメント) スマートデバイスの活用促す機能充実 “管理だけ”のMDMはもう要らない

「管理」から「活用」へ――。一般的なMDMとは異なるコンセプトで開発されたのが丸紅アクセスソリューションズの「VECTANT SDM」だ。端末の一元管理や盗難紛失対策といったMDM本来の機能の使い勝手を高めたのに加えて、スマートデバイスをビジネスの現場で“使い倒す”ための機能も充実している。
橋口信平氏

丸紅アクセスソリューションズ
営業本部
モバイルソリューションチーム
部長
橋口信平氏

 スマートデバイスを導入はしたが、今ひとつ活用して切れていない――。

 そうした不満を持っている企業経営者や、現場の社員は少なくないはずだ。

 スマートデバイスの持つ可能性を存分に引き出せない要因は、使いこなすための環境整備が十分でないからだ。セキュリティや情報漏えい対策を効率化して管理負荷を削減するMDMが普及しているが、それだけで即、「現場で使える」端末とはならないのだ。

 「そうした状況が散見されたことが、新しいMDMを開発するきっかけだった」と話すのは、丸紅アクセスソリューションズ(MAS)・営業本部モバイルソリューションチーム部長の橋口信平氏だ。「MDMはIT管理者には役立つが、現場にはメリットがない。それではスマートデバイスは使いこなせない」。

 そこで今年4月から提供を開始したのが「VECTANT SDM(セキュアデバイスマネージメント)」である。コンセプトは「“管理”から“活用”へ」。スマートデバイスを使いこなすために必要な環境をトータルに提供することを目的としたクラウド型サービスだ。

用途に応じて選べる4つのステージ 端末管理機能にも“独自の工夫”


 スマートデバイスに最も適した用途は、情報やコンテンツの表示・閲覧だ。店舗での接客や営業のプレゼンなどで活用しようというニーズは高い。

 開発に当たって、MASが着目したのがこれだ。MDMの基本となる多様な管理機能に加えて、コンテンツ配信・管理等の現場ニーズを満たす機能を合わせて提供する。

 図表1のように、VECTANT SDMは目的や用途に応じて4段階のメニューが選べる。一般的にMDMに求められる機能を提供するのが、Stage1と2だ。最近のMDMは高機能化が進んでいるが、競合他社と比べて遜色ない機能を網羅するほか、独自の工夫も凝らしている。

図表1 「VECTANT SDM」の4つのサービスメニュー

図表1 「VECTANT SDM」の4つのサービスメニュー

 例えば、管理コンソールの操作性だ。

 他社のMDMのほとんどがWebブラウザを使うのに対し、RIA(Rich Internet Application)を採用している。普通のソフトウェアのように、ドラッグアンドドロップや右クリック等の操作が行え、大量の端末にポリシーを割り当てるなどの面倒な操作が容易になる。

 ホーム画面がきめ細かく制御できる点も評価が高い。必要なアプリや機能しか使えない業務用のホーム画面を設定できる。端末起動時に、任意の業務アプリを強制的に立ち上げて業務専用端末として使うことも可能だ。

 また、マカフィーのマルウェア対策や、MASが提供するVPNサービスとも連携。VECTANT SDMだけでスマートデバイスのセキュリティ/情報漏えい対策を一元的に管理できる。

動画・電子文書を同期配信 暗号化により情報漏えいも防止


 そして注目されるのが、Stage3のコンテンツ配信機能だ。即時かつ一斉に配信したい情報を各社員の端末のホーム画面にテロップとして表示させたり(下写真)、ビジネスの現場で活用する動画や電子ドキュメント等を暗号化して配信できる。

業務に必要なアプリ・機能のみに限定したホーム画面の例

業務に必要なアプリ・機能のみに限定したホーム画面の例。下部に表示されるテロップは、タップした際に特定サイトやアプリを起動するといったアクションも指定できる

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 テロップは、タップした際に起動するアクションを指定することも可能だ。特定のサイトを開いたり、例えば、経費精算日の間近にその旨をテロップで流し、タップしたら経費精算用アプリを起動するといった使い方ができる。

 電子ドキュメントや動画の配信も、図表2のように直感的な操作で行える。役職や部署に応じた閲覧権限を設定することも可能で、コンテンツを入れたフォルダを端末グループに割り当てるだけで、データが端末に同期配信されるという手軽さだ。営業マンに対して、クライアント別のプレゼン資料を配信したり、常に最新の製品資料を共有させたい場合に役立つ。もちろん、ペーパーレス化の効果も見逃せない。

図表2 コンテンツを暗号化して同期配信

図表2 コンテンツを暗号化して同期配信
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 なお、MASは、通信事業者としてネットワーク/VPNサービス等も提供しており、全国規模で自社バックボーン回線も運用している。大量の端末に大容量コンテンツの配信を行なってもびくともしない基盤を持っているのだ。

 橋口氏によれば、現在1000台のタブレット導入を検討している飲食店チェーンがあり、この機能を使って、頻繁に更新される新メニューの調理シーンの動画を配信する計画だ。従来は紙のマニュアルを配布していたが、それを動画に変えて現場での調理演習に役立てる。料理のレベルの均質化が期待されているという。

 ほかにも、教育現場で動画教材を配信して教員のスキルアップに役立てたり、生徒の指導に用いたりなど、多様な業界での利用が考えられる。

タブレットをデジタルサイネージに 今後も“活用機能”を続々拡充


 さらにStage4では、スマートデバイスをデジタルサイネージやキオスク端末として活用できる。動画・静止画を放映するモードや、来店客が画面をタップすると専用アプリを起動し、要望に沿った製品や店内の情報を表示するキオスク端末として使えるモードも用意している。端末からHDMIケーブルでつないだ大画面ディスプレイで再生することも可能だ。キオスク端末を用意するには、これまで1台あたり数十万円が必要だった。スマートデバイスを使えば、それが数万円で実現できる。コンテンツの作成や配信もVECTANT SDMの管理コンソールから行え、特別な知識は不要。これも顧客企業から高く評価されているという。

 MASは今後もスマートデバイスを“使い倒す”ための機能を続々と拡充する予定だ。11月に提供開始したのが、Webカメラと連携が可能な「Power Cam for SDM」(下写真)。利用例としては、店舗マネージャーが巡回する代わりに、店内のカメラ映像で来店状況や店員の状態を遠隔から確認するといったシーンが想定される。経営/マネージャー層が最前線の状況を把握するための“窓”になるのだ。

PowerCam for SDM(1)PowerCam for SDM(2)
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11月から提供を始めた新機能「PowerCam for SDM」。店舗などの業務の現場に設置したカメラの映像をどこからでも閲覧できる

 橋口氏は、「スマートデバイスの登場によってITは、売上や顧客満足度を直接向上させる現場に浸透し始めている」と話す。「そのための機能をどんどん追加していきたい」と、さらなる機能拡充に向けて意気込んでいる。



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「VECTANT SDM」でスマートデバイスを活用し企業業績向上へ


業務効率化、顧客満足度向上を目的とし、スマートデバイスを導入する企業が急速に増加しています。それに伴い、大量の端末を「管理」しセキュリティーを確保したいというニーズからMDMの導入が進んでいます。「VECTANT SDM」では、管理のみだけでなく、活用できるMDMをご提案致します。

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