モトローラ・ソリューションズ WiNG 5 WLAN ソリューション 11nをフルに生かす新時代の無線LAN 自律型APで高い信頼性を実現

モトローラのWiNG 5 WLANは、大量のトラフィックを効率的に処理できる分散型アーキテクチャーを採用した新時代の無線LANシステムだ。AP25台までの小規模システムをコントローラーなしで一括管理できる「仮想コントローラー」にも関心が集まっている。

 モトローラ・ソリューションズが、今年から日本での展開を本格化させた「WiNG 5 WLAN」(以下WiNG 5)は、300Mbps超の高速通信が可能なIEEE802.11nの能力をフルに生かす新時代の無線LANソリューションだ。

 企業の無線LANでは、アクセスポイント(AP)の設定や制御を無線LANコントローラーで一元的に管理、APのトラフィックを一度コントローラーに経由させて高いセキュリティを確保する「集中型」が主流だ。ところが11nの登場で、トラフィックが増加すると、この形ではコントローラーの処理能力がボトルネックとなる可能性があると指摘されている。音声やビデオなどのアプリケーションでは遅延の増加も問題になる。

 WiNG 5では、コントローラーには管理機能のみを担わせ、データトラフィックは各APから直接送り出す「分散型」と呼ばれるアーキテクチャーを採用することで、これらの課題を解決している。分散型では、トラフィックがコントローラーを経由しないため、ファイアウォールによるセキュリティの確保が難しくなる問題があるが、WiNG 5 では、コントローラーと同じファームウェアをAPで動作させ、APにファイアウォールなどの機能を持たせることでこれをクリアしている。集中型が有利なアプリケーションが運用されている場合などは、異なるSSIDを用いて分散型と集中型を並存させることも可能だ。

図表 AP6532による仮想コントローラーのイメージ

図表 AP6532による仮想コントローラーのイメージ

AP25台まではコントローラー不要


 WiNG 5のAPは、コントローラーの管理下でないと動作しない「依存型」と、コントローラーに障害が起きた場合は自律的に運用が継続できる「自律型」の2つに大別できる。

 主力として展開されているのが自律型で、(1)2.4/5GHz帯の同時運用が可能な「デュアルラジオタイプ」の「AP-6532」、(2)2.4/5GHz帯のいずれかを選択して使う「シングルラジオタイプ」の「AP-6521」、(3)デュアルラジオタイプに監視用無線機を追加した「AP7131」、(4)その屋外設置型の「AP-7161」などがラインナップされる。WiNG 5ではバックアップ系のライセンス料が不要になっているので、自律型APでの冗長構成がとりやすい。

 依存型では、(5)シングルラジオタイプの「AP-621」と(6)デュアルラジオタイプ「AP-650」の2機種が展開されている。これらはAP-6521/6532のソフトを変更したもので、機能差を反映した割安な価格設定がなされている。

 コントローラーは、それぞれ36、256、1024台のAPが収容できるRFS4000/6000/7000が用意されている。

 モトローラの無線LANは、製造業や物流などの大規模システムに多く導入されているが、WiNG 5のある機能には中小企業も強い関心を寄せているという。同一機種の自律型APで25台までのシステムを組んだ場合、1台をコントローラーの代わりにして、同様の管理を実現できるもので「仮想コントローラー」と呼ばれる。現在は、AP-6521、AP-6532とAP7131で利用できる。

 モトローラ・ソリューションズの日本法人でWiNG 5を担当するテクニカルアーキテクトの佐藤嘉浩氏は「店舗などの小規模システムで手軽に集中管理が実現できるので、多くのお客様に関心を持っていただいている」という。この機能は、WiNG 5ユーザーのすそ野を広げる役割を担うことになりそうだ。

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