ディーリンクジャパン D-Link Business Wi-Fi Solution ビジネスWi-Fiの管理負荷に3つの解決策 「Wi-Fiクラウド」を先行投入し市場を創る

ディーリンクジャパンは、「Wi-Fiスタンドアロン」「Wi-Fiコントローラ」「Wi-Fiクラウド」の3つのワイヤレス管理ソリューションにより、企業のWi-Fiネットワークの管理負荷軽減を図っている。なかでも「Wi-Fiクラウド」はこれからの市場であり、他社に先駆けて投入する。
澤 太一氏

プロダクト
エンジニアリング部
部長
澤 太一氏

 台湾・台北市に本拠を置くD-Link Corporationは、世界71カ国で事業を展開するワールドワイドベンダーだ。1986年に設立し、ネットワークベンダーの中では老舗の部類に入る。主な取り扱い製品は、エンタープライズ向けのスイッチ、ルーター、無線LAN機器であり、コンシューマー向けにも無線LANなどの製品を提供している。事業の柱はスイッチと無線LAN機器であり、ともに同社のワールドワイドでの売上の数十%を占めているという。

 ある調査会社のデータによると、2010年のワールドワイドでのエンタープライズ向けスイッチ市場のシェアでは、中〜大規模向けが3位、小規模向けが1位となっている。また、無線LANアクセスポイントについては、中〜大規模向けが2位、小規模向けが1位であり、世界中で高い評価を得ていることが分かる。

 日本法人であるディーリンクジャパンは2005年に設立された。世界71カ国の中では遅い設立だが、日本では10年以上OEM事業を展開しており、日本市場を熟知した上での設立だったという。このため、国内でのブランド展開も、ディーリンクジャパン設立後からだが、順調に認知も進み、ユーザーも増えてきた。

 日本法人設立当初は、国内ではスイッチの売上が多かった。プロダクトエンジニアリング部部長の澤太一氏によると「流れが変わってきたのはこの2〜3年。スマートフォン/タブレットの業務利用が進み始めたのに合わせて、無線LAN機器の案件が加速度的に増えてきた」という。このため現在は、無線LAN機器の販売に力を入れている。

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Wi-Fiコントローラ「DWC-1000」と、対応する11nアクセスポイント「DWL-3600AP」。DWC-1000はWi-Fiアクセスポイント集中管理、VPN、ファイアウォールを同時に実現する次世代ゲートウェイ製品で、小〜中規模拠点に最適

「Wi-Fiクラウド」で 全国に拠点のある企業を狙う


 ディーリンクジャパンが提供する無線LAN機器はどのようなものだろうか。

 澤部長は「3つのカテゴリからなる“D-Link Business Wi-Fi Solution”を提供している」と語る。3つのカテゴリとは、「Wi-Fiスタンドアロン」「Wi-Fiコントローラ」「Wi-Fiクラウド」だ(図表)。

図表 「D-Link Business Wi-Fi Solution」の概要

図表 「D-Link Business Wi-Fi Solution」の概要
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 Wi-Fiスタンドアロンは、各Wi-Fiアクセスポイントを個別に設定するスタンダードなタイプだ。無償の専用管理ソフトウェア「AP Manager II」を利用し、簡易的な管理が可能だ。

 Wi-Fiコントローラは2007年にリリースした。企業ユースの場合、アクセスポイントの数が多く、スタンドアロンで1台1台設定して運用するには非常に手間がかかる。「日本だけでなく、ワールドワイドで同様の要望があったため、コントローラでアクセスポイントを一括集中管理するソリューションを追加した」と澤部長。

 現在は、小規模事業所はスタンドアロン、中〜大規模事業所はコントローラの提案がメインになっている。

 Wi-Fiクラウドは、現在準備中のもので、「2012秋のリリース、2012年後半にかけての出荷開始を予定している」(澤部長)という。

 データセンターに設置した専用クラウドサーバーからインターネットを介してWi-Fiアクセスポイントを一括集中管理できるもので、ユーザーの管理負担を大幅に軽減できる。全国に拠点や店舗を構えている企業が主なターゲットになる。

充実した機能の提供で ワイヤレスシステム全体を管理


 各カテゴリの製品特徴を見ていこう。

 Wi-Fiスタンドアロンのアクセスポイントには、2.4GHz用、2.4GHz/5GHz選択方式、2.4GHz/5GHz同時利用方式の3つのカテゴリの製品群がある。このため、価格を重視するなら2.4GHz用、2.4GHz帯の干渉問題を避けたい場合は5GHzとの選択方式または同時利用方式というように、ニーズによって選ぶことができる。

 また、前述の専用管理ソフトAP Manager IIを活用すれば、死活監視やイベント管理、一括操作など、基本的な管理も可能だ。

 Wi-Fiコントローラには、多彩な機能が満載だ。

 まず、「自動チャネル調整機能」。アクセスポイントの集中管理時に、無許可のアクセスポイントなどによる電波干渉を検知して使用無線チャネルの自動調整を行う。

 「自動無線パワー調整機能」は、無線パワーを自動調整し、アクセスポイントの管理稼働を削減できる。例えば、1台のアクセスポイントが故障した時、他の出力を上げることで、故障したアクセスポイントの領域を自動的にカバレッジすることができる。

 このほか、「集中管理アクセスポイントの通信バックアップ」「スイッチクラスタリング機能」「ワイヤレス侵入検知 WIDS」「WEBブラウザ ユーザ認証」「アクセスポイントのステータス・ログの一元管理」などに対応し、「ワイヤレスシステム全体としての制御ができるようになっている」(澤部長)という。

 Wi-Fiクラウドは、(1)ゼロ・コンフィグレーション、(2)スケーラビリティ、(3)スマート Wi-Fiマネージメント、(4)スマート Wi-Fiセキュリティが特徴だ。

 (1)は、アクセスポイントをインターネットに接続すればクラウドサーバーから設定情報を自動的にダウンロードするため、簡単に設定ができる。

 (2)は、ゼロ・コンフィグレーションによって多拠点に短時間・少工数で設定できるので、スケーラビリティの高いWi-Fiネットワークを実現できる。

 (3)はクラウドサーバーの管理画面から、全アクセスポイントの統計情報を確認し、一括でネットワークの確認ができるため、運用の手間を大幅に削減できる。例えば、極端にトラフィックの多いアクセスポイントもすぐ分かるため、不正利用の発見も容易だ。

 (4)はMACアドレス認証により、全アクセスポイントを統一されたセキュリティポリシーで運用できる。このため、クラウドに登録していないMACアドレスの端末からはアクセスできず、セキュリティが保てる。

 澤部長は「Wi-Fiクラウドはこれからの分野。いち早く投入することで競合他社に先んじたい」と語っている。

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本社からのVPNトンネルを介した集中管理や、SSL-VPNを利用した出先からの管理が可能で、法人ユーザの複数拠点間での利用に最適。追加AP管理ライセンスにより規模に応じ、無駄のない無線AP台数での設計が可能。無線セキュリティ上の脅威への対策も十分な無線LANコントローラ製品です。

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E-mail:dlink-info@dlink-jp.com
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