エムティーアイ モバイルコンバート for スマートフォン スマホサイトの“新”成功法則 「リーン・スタートアップ」とは?

企業はスマートフォン時代にどう対応していけばいいのか? この大変悩み深い問題に、いよいよ答えが出たようだ。エムティーアイの小畑陽一氏が明かす正解は、全米でも話題の「リーン・スタートアップ」。スマートフォンサイトを最短距離で成功に導いてくれるという。
小畑陽一氏

エムティーアイ
Package Solution事業部
事業部長
小畑陽一氏

 今、熱い注目を集めているマネジメント手法がある。それは、エリック・リース氏が提唱する「リーン・スタートアップ」だ。

 経営の世界でリーンといえば、トヨタ生産方式をもとに米MITが体系化した「リーン生産方式」がよく知られているが、リーン・スタートアップはその方法論を起業や新事業などのマネジメント用に再体系化したものである。

 リーン(lean)とは「無駄のない」の意――。すなわち、最も低リスクで成功を目指せる起業や新事業の立ち上げ方として脚光を浴び、リース氏の著書は米国で発売されるやたちまちベストセラーとなった。日本でも『リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす』(日経BP社)のタイトルで今年4月に出版され、早くもビジネスマンの間で大きな話題を呼んでいる。

 『music.jp』や『ルナルナ』などのモバイルサイトを運営する大手コンテンツプロバイダー、エムティーアイでPackage Solution事業部長を務める小畑陽一氏も、リーン・スタートアップに感銘を受けた1人だ。事業部経営に早速活かしているだけでなく、セミナーや商談の場などでも積極的に紹介しているという。

 なぜならリーン・スタートアップは、スマートフォンサイトを成功に導くうえでも有効だからだ。「本を読んで気づいたのは、成功しているスマートフォンサイトの多くが、リーン・スタートアップと似た方法論で作られていたこと。僕の知るかぎり、最も賢いスマートフォン対応のやり方です」と小畑氏は話す。

“失敗”と“気づき”から学習するサイクルを高速化


 スマートフォンが爆発的に普及するなか、企業にとってWebサイトのスマートフォン対応は急務の課題となっている。まさに今、「最高のスマートフォンサイトをリリースしよう」と、入念な検討を積み重ねながらプロジェクトを進めている企業も多いことだろう。しかし、小畑氏はこうした従来のやり方について「失敗のリスクが大きい」と指摘したうえで、どうしてリーン・スタートアップのほうが優れているのかを説明する。

 リーン・スタートアップの基本となるコンセプトの1つに、「MVP(Minimum Viable Product:実用最小限の製品)」がある。初めから高品質/多機能の製品を作るのではなく、まずは最小限の品質/機能で市場に出し、顧客の声を聞きながら改善や機能追加などを行っていくことが重要――。それが、このMVPという言葉に込められている哲学だ。

 最小限で市場に出すことのメリットは、“失敗”と“気づき”から学習するサイクルを高速化でき、最終的には市場での“成功”につなげることができるという点にある。

 リーン・スタートアップでは、最初だけでなく、その後の改善や機能追加もできるだけ小さい単位で行っていくことが推奨される。新しい製品やサービスが本当に顧客に受け入れられるかは、誰にも分からない。実際に市場で試してみるまでは、「すべては仮説、つまりは“思い込み”に過ぎません」(小畑氏)。仮説の検証とそれに基づく改善をなるべく短いサイクルで回していくことで、間違った仮説に無駄なリソースを投入することを回避し、成功への最短距離を進もうというのが、リーン・スタートアップの要諦なのである。

スマートフォン対応の4つのアプローチ


 では、スマートフォンサイトにおいては、具体的にどうリーン・スタートアップを図っていけばいいのだろうか。

 小畑氏によれば、スマートフォンへの対応方法には大きく4つのアプローチがある。「スクラッチ」「アプリ」「PCサイト変換」「ケータイサイト変換」の4つである。

 スクラッチとアプリは、スマートフォン向けにWebサイトあるいはアプリケーションをゼロから開発するやり方だ。実際にスマートフォン向けにサービスを提供できるまで、多くのカネや時間が必要になる。つまり、リーン・スタートアップには適していない。

 リーン・スタートアップにふさわしいのは、既存の資産を有効活用することで、短期間でのリリースやワンソース・マルチデバイス運営による省リソース化が可能なサイト変換のアプローチだ。なかでもベストなのは、ケータイサイトからの変換。もともと厳選された機能とデザインしか備えていないケータイサイトは、実用最小限から始めるというMVPの考え方にぴったりなのである。

 エムティーアイでは、ケータイサイトをスマートフォン向けに自動変換できるソリューション「モバイルコンバート for スマートフォン」を提供している。モバイルコンバートを利用しているスマートフォンサイトの数は、金融機関やECサイト、大手企業などを中心に実に180以上。また、music.jpをはじめとするエムティーアイのスマートフォンサイトもすべてモバイルコンバートで生み出されているなど、圧倒的な実績を誇っている。

図表1 導入数は180サイト以上と圧倒的な実績を誇る「モバイルコンバート for スマートフォン」

図表1 導入数は180サイト以上と圧倒的な実績を誇る「モバイルコンバート for スマートフォン」

国内最大級ECサイトもリーン・スタートアップで大成功!


 このようにすでに数多くの企業がモバイルコンバートを活用しているが、とりわけ大手通販会社ニッセンの取り組みはリーン・スタートアップを地で行くものだったという。

 それ以前はトップページのみをスマートフォン専用に提供していた同社がモバイルコンバートを導入したのは2011年2月のこと。わずか1〜2カ月で国内最大級のECサイトのスマートフォン全面対応を実現したが、ポイントの1つはデザインだった。スマートフォン向けにカッコいいデザインを用意したのではない。最初のデザインはケータイサイトとほぼ一緒というもの。1日も早くスマートフォンサイトを始めるため、まさに「実用最小限」からのスタートだった。

 2つめのポイントは、顧客の反応を検証しながら「実用最小限」で始めたスマートフォンサイトを、1ページずつ短サイクルでどんどん改善していったことだ。モバイルコンバートでは、ケータイサイトをそのまま自動変換するだけでなく、スマートフォンに適したデザインへ柔軟にカスタマイズできる。

 この結果、ニッセンではスマートフォンユーザーからの売上が1年間で16倍にもなったそうだ。

図表2 「モバイルコンバート for スマートフォン」の概要

図表2 「モバイルコンバート for スマートフォン」の概要

 小畑氏によると、現在ではモバイルコンバート自身もリーン・スタートアップの方法論で改善や機能強化を進めており、秋ごろにはPCサイトからの自動変換機能を追加する予定だという。

 スマートフォン対応が“待ったなし”となっているなか、新しい成功法則として急浮上してきたリーン・スタートアップと、それを支えるモバイルコンバート――。「最適解は何か?」と悩んできた企業担当者も、もう迷う必要はなさそうだ。

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ホワイトペーパーダウンロード スマホ対策を成功に導く最適な“リーンスタートアップ・ソリューション”
〜モバイルコンバート〜


“music.jp”や“ルナルナ”といったモバイルサイトのノウハウをつぎ込んだスマホサイト構築ソリューション『モバイルコンバートforスマートフォン』は大手企業を中心に180サイト以上もスタートさせた。何故、大手企業はこのソリューションを選択したのか? 実際の事例も紐解き、その魅力と実力を探ってみた。

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