パナソニック BB-ST/SWシリーズ 画角の大幅拡大にHDで対応 無線LAN搭載で新たな用途を拓く

パナソニック システムネットワークスは、パンチルトタイプのネットワークカメラBBシリーズに初のHD対応機3機種を含む新製品5機種を投入した。全機種で、広角化とスマートフォンによるモニタリングを実現。さらに、無線LAN搭載機の投入で新たな用途の掘り起こしを狙う。

 パナソニックのネットワークカメラのボリュームゾーンを担うBBシリーズの中で、SOHOや一般家庭にも手軽に導入できる製品として好評を得ている「BB-HCM735/715」の後継機「BB-ST/SWシリーズ」がリリースされた。

 ラインナップは、3月発売の「BB-ST162」「BB-ST165」(屋内設置タイプ)と「BB-SW172」「BB-SW175」(屋外設置タイプ)および5月発売予定の無線LAN対応機「BB-SW174W」(屋外設置タイプ)の5機種だ。このうちBB-ST165、BB-SW175、BB-SW174Wの3機種はBBシリーズでは初めてHDに対応した。

カメラBBシリーズ
BB-ST165・BB-SW174W

屋内タイプはBB-ST165(写真左、希望小売価格9万4290円税込、以下同)、BB-ST162(7万3290円)の2機種、屋外タイプはBB-SW175(11万5500円)およびBB-SW174W(写真右、12万6000円)、BB-SW172(9万4290円)の3機種がラインナップされる

 BB-ST/SWシリーズは、縦横100mm、奥行74mmの小ぶりのボディに広角レンズを搭載したパンチルトタイプ機。天井や壁面に取り付けて使うだけでなく、付属スタンドを使えば、家具などの上に乗せて利用することもできる。このコンセプトは前機種のBB-HCM735/715(2009年発売)、前々機種のBB-HCM531/511(2007年発売)と共通で、デザインやボディーサイズもほぼ踏襲されている。

 あえて小形化を図らなかった理由の1つは、広く使われているこのシリーズでは、多くのサードパーティやユーザーが専用ハウジングを起こしており、それとの寸法が合わなくなるなど混乱が生じる懸念があったため。既存ユーザーの買換・買増需用も強く意識されている。

設置後のレンズ調整が不用に スマホ対応で移動中も映像を確認


 では、今回新機種では具体的にどのような点が進化したのだろうか。

 まず挙げられるのが1台のカメラでモニターできる範囲の拡大だ。広角レンズの画角が前機種の約70°から85°に向上、さらにパン動作により約180°の範囲をカバーできるようになった。また、同時にチルト角も拡大された。

 これにより、同一面積を少ないカメラでカバーでき、使い勝手も向上する。広角化により広い部屋では対象がやや小さく写ることになるが、HD対応機を使えば従来以上の画質が得られる。

 見のがせないのが、この5機種に1mから無限遠まで連続的にピントが合うパンフォーカスレンズが採用されていること。これにより設置後レンズの調整はほぼ不用となるのだ。

 パナソニック システムネットワークスでこの製品を担当する、セキュリティビジネスユニット、グローバルマーケティンググループ主事の岩泉仁氏は「ネット通販でも販売される売切性の強い商品なので、専門的な知識のない方でも取り付けられる利点は、非常に大きい」と強調する。

 もう1つの進化点が、従来のPCのブラウザに加えて、新たにスマートフォンでのモニタリングにも対応したことだ。これにより「複数の店舗を経営されているチェーン店のオーナーが移動中に各店舗の状況を把握するなど、ネットワークカメラの使い道はさらに広がる」(岩泉氏)という。

 また、今回の新機種で特に注目されるのが無線LAN(IEEE801.11n)を搭載した屋外対応機BB-SW174Wだ。

無線LAN対応のBB-SW174Wを使えば、LAN配線が難しいマンションのベランダにも容易にカメラを設置できる

無線LAN対応のBB-SW174Wを使えば、LAN配線が難しいマンションのベランダにも容易にカメラを設置できる

 BBシリーズはコイン駐車場など、照明用の電源はあるがLAN配線が引き難い環境で使われることも少なくない。この機種の投入で商機がさらに拡大することになりそうだ。

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