ナカヨ通信機 Android搭載タブレット型IP端末「GRANYC」 データ・映像と音声の統合に対応する端末 「クラウド」で付加価値を実現

ナカヨ通信機が開発したAndroid搭載のタブレット型IP端末「GRANYC」(グラニス)。IP-PBX/ビジネスホンの内線端末としての利用のほか、「クラウドPBX」などのクラウドサービス向けの端末にも適する。データ、映像と音声の統合により、クラウドならではの付加価値を加えて提供できる。

 ナカヨ通信機は、Android搭載タブレット型IP端末「GRANYC」(グラニス)を2011年12月から出荷している。

 GRANYCは、Android 2.2を搭載したタッチパネル式のIP端末だ。受話器と一体となった充電台とセットで提供され、オフィスの机上ではビジネスホン端末として便利に利用できる。

 また、すべての機能はタブレット側に搭載されているため、7インチワイド型LCDを搭載した本体を取り外せば、無線LANを利用した持ち運べる情報端末として、業務支援や資料閲覧等に活用可能だ。

 同社ではGRANYCを「データ、映像・音声の統合に対応する端末」として、クラウド環境で、さらに活用の場が広がる端末と位置づけている(図表)。

図表 「GRANYC」のコンセプト

図表 「GRANYC」のコンセプト

 音声系では現在、ベンダーのデータセンターにPBX/ビジネスホンを置き、ネットワークを介して電話機能を提供する「クラウドPBX」が注目されている。ナカヨでは、GRANYC投入以前からさまざまなタイプのSIP電話機をラインナップしており、国内メーカー製という安心感も手伝って、クラウドPBXサービスの電話機としても採用されているケースが多いという。今後はGRANYCも選択肢に入っていく。

ナカヨSIP電話機ラインナップ

ナカヨSIP電話機ラインナップ。3月末には多機能型のホワイトモデルを投入する

ビジネスホンの多機能に対応しクラウドPBXとの連携も可能


 GRANYCにはクラウドPBXサービス事業者にとって注目のアプリケーションがある。3月中旬から出荷を開始した「iETEL アプリ」だ。ナカヨのデジタルIPビジネスホン「NYC-iE シリーズ」の内線端末として利用するためのアプリであり、400〜500といわれているビジネスホンの機能を端末側で実現できるものだ。クラウドPBXサービスを開始するうえで、ベンダーが悩むのは、どこまでの機能をクラウドで提供するかだ。ビジネスホンの基本機能はクラウドで、その他の機能は端末側でという提供方法も採れそうだ。

 前述のように、データ、映像と音声の統合に対応するのがGRANYCであり、クラウドPBXサービスやオンプレミス型で提供するIPビジネスホンと、データ、映像系のサービスを組み合わせることで付加価値を提供できる。

 ナカヨがまず視野に入れているのは、テレビ会議のクラウドサービスとの連携だ。現状主に販売されているシステムは高価であり、中小企業が導入するには敷居が高い。このため同社ではクラウドでの簡便なサービスの提供をサービスベンダーとアライアンスを組んで検討している。

 また、まだ詳細は固まっていないが、グループ会社のナカヨ電子サービスでも、付加価値提供の1つとして、クラウドサービスを検討中という。

 今後「クラウド」サービスが拡充し、さまざまな付加価値とともに「クラウドPBX」が提供される時、GRANYCは重要な選択肢になりそうだ。

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お問い合わせ先
株式会社ナカヨ通信機
IPS開発営業部
TEL:03-3496-1148
URL:http://www.nyc.co.jp/