ブラザー オールインワンルーター「MIP-3010」 クラウドPBXに最適な無線LAN対応ルーター オフィス・店舗のあらゆる通信機器がつながる

ブラザーのオールインワンルーター「MIP-3010」は、無線LANをはじめ、TEL、LINE、WAN、LANの各ポートを備えており、オフィスのあらゆる通信機器をつなぐことができる。また、ドメイン指定、リモートアクセスが可能といったクラウドPBXサービスに必要な機能を有し、実際に小規模・多拠点向けに採用も進んでいる。
本多直樹氏

ブラザー販売
戦略事業推進プロジェクト
製品リーダー
本多直樹氏

 ブラザー販売は、オールインワンルーター「MIP-3010」を展開している。戦略事業推進プロジェクト製品リーダーの本多直樹氏は「この製品のポイントは無線LANに対応していることで、これ1台で小規模オフィスの無線化と通信のIP化の両方が簡単に実現できる」と語る。

小型軽量卓上型のオールインワンルーター


 MIP-3010は、ブラザーがFAX・複合機事業で培ってきたアナログ通信技術と、通信カラオケで培ったネットワーク技術を応用して開発したものだ。

 ブロードバンドルーター機能に加え、IPsecにより、インターネットを介した拠点間を結ぶVPN環境の構築が可能。また、SIPサーバーとの連携で、アナログ電話機をIP電話機として利用でき、既存の一般加入電話や光電話の発着信コントロールもできる。

 さらに、前述のように無線LAN機能でオフィスの無線化も実現できる。これがブラザーのオールインワンルーターだ。

 サイズは181(W)×151(D)×63(H)mm、475gと小型軽量の卓上型となっている。液晶ディスプレイも搭載しており、メッセージの表示も可能。万一障害が発生しても、障害内容を表示し、ユーザー側で一次対応が可能となり、販売店の負担も軽減できる。

 これらの特長から、多拠点の小規模オフィスや店舗でも、簡単に企業ネットワークが構築できる。

オールインワンルーター「MIP-3010」

オールインワンルーター「MIP-3010」はインフラストラクチャ方式無線アクセスポイント(IEEE802.11b/g対応)。インターフェースは無線LANのほか、TEL1、LINE1、WAN1、LAN4。TELとLINEはSIPクライアントとして機能する。また最大4対地のIPsecによるVPNルーターとしても利用できる。「小型・軽量の卓上型でデザイン性もいいので、大掛りな工事がしにくい賃貸のオフィスや店舗に場所もとらず、スッキリ置けます」(本多氏)と設置への配慮がなされている

さまざまなクラウドPBXのゲートウェイとして利用


 本多氏は「クラウドPBXサービスとの相性がよい点も、MIP-3010の大きな特長」と語る。

 標準SIPのクライアントとして、さまざまなクラウドPBXやIP-PBXのゲートウェイとして利用できる。ドメイン指定もできる。本多氏は「メンテナンスの際サーバーを切り替える時など、固定グローバルIPだけだと都合が悪いこともあるので、ドメイン名でレジストラやインバイトができるなど、クラウド事業者にとって使い勝手がよくなっている」と説明する。

 また、リモートアクセスも可能で、疎通確認や機器の設定確認、設定変更といったクラウドPBXサービス時の管理保守用の機能も搭載している。

 すでに、クラウドPBXサービスでの採用実績もある。ここでは代表的な2つの事例を紹介しよう。

オールインワン機能によるマルチユースを実現


 まず最初は、スターティア株式会社が販売するクラウドPBXソリューションの事例だ(図表1)。

図表1 (事例1)スターティアのソリューション

図表1 (事例1)スターティアのソリューション

 ここでMIP-3010は、ユーザーによって異なるニーズに合わせた機器が1台でつながるため、マルチゲートウェイ端末として利用されている。

 この事例での特長は、MIP-3010の無線LAN機能を使ってスマートフォンがクラウドPBXにつながる点だ。

 スターティア取締役兼常務執行役員の財賀明氏によれば「多機能SIPソフトフォンにより、スマートフォンの内線化を推進して、オフィス電話番号利用によるスマートフォンでの発着信の利便性を訴求していきたい」としている。

 また、MIP-3010のアナログTA(ターミナルアダプタ)機能を使ってFAXのIP化も提案している。MIP-3010ではFAXプロトコルに対応した調整ができるためで、これにより信頼性の高い通信性能を可能にしている。

 財賀氏は「MIP-3010を使うことで、FAXの通信精度が良くなったと実感している」とも語っている。

代表電話番号を変えたくないユーザーに最適


 もう1つの事例は、株式会社オフィス24が提供する通信ソリューションへの採用だ(図表2)。

図表2 (事例2)オフィス24ソリューション

図表2 (事例2)オフィス24ソリューション

 このソリューションのメインターゲットはSOHOクラスであり、「代表電話番号を変えたくない」というユーザーに向けたサービスだ。

 本多氏は「MIP-3010のLINEポートに光電話回線が収容でき、従来から使っている代表番号を残してIP電話化ができるため、採用してもらっている」と説明する。

 このソリューションは、外出の多いモバイルワーカーに、スマートフォンを使った内線転送サービスを提供するもので、外出先のスマートフォンでオフィスに送られたFAXの内容を確認できる点が特長だ。

 オフィス24企画室室長の姜貴栄氏は、「このサービスには、スマートフォン用の無線アクセスポイントと、電話回線に対応したSIPゲートウェイが必要だった。さまざまなメーカーのゲートウェイを検討したが、JATE(電気通信端末機器審査協会)の認定を取得していてVCCIもClassBに対応。安定していてハンドリングもしやすい機器は他になかった。価格だけ見れば、海外メーカーの機器のほうが安価だが、国内特有のナンバーディスプレイには対応しておらず、我々の要求をすべて満たしていたのは“MIP-3010”だけだった」と採用理由を語る。

 実際にソリューションに組み込んでユーザーに提供してみても「予想通り、導入後のトラブルは少なく、採用して良かった」と述べている。

 ブラザー販売の本多氏は、「小規模・多拠点の事業所や店舗などをターゲットにしたMIP-3010と、クラウドPBXサービスとを組み合わせれば、あらゆる通信機器の接続が容易となり、通信コストの削減も可能。スマートフォンの活用は時代のトレンドでもあるので、クラウドPBXを提供されている事業者には、是非、MIP-3010の採用を検討していただきたい」と語っている。

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ブラザー販売株式会社
戦略事業推進プロジェクト
TEL:03-3274-7607
URL:http://www.brother.co.jp/product/nwp/index.htm