パナソニック HD映像コミュニケーションシステム 中小企業での使いやすさを追求 クラウド型接続サービスも同時提供

パナソニックのHD映像コミュニケーションシステムは、「基本性能の充実」「簡単」「コストパフォーマンス」の3つを基本ポリシーとして開発されている。最新製品の「KX-VC600」と「KX-VC300」は、従来製品の基本性能を踏襲したうえで、小型軽量化と低コスト化を実現している。

 パナソニック システムネットワークスは7月にHD映像コミュニケーションシステム(HDコム)の新モデル「KX-VC600」と「KX-VC300」を市場投入している。

 HDコムシリーズは、テレビ会議システムを利用したことがない従業員300人以下の中・小規模事業所でも導入しやすいモデルとなっている。そのユーザー層に対して「基本性能の充実」「簡単」「コストパフォーマンス」の3つを基本ポリシーとして開発している。

 新モデルは、既存の「KX-VC500」の基本性能を踏襲しつつ、小型軽量化するとともに、部品や機構の見直しによる低コスト化を実現し、中小企業でもより活用しやすい製品に仕上げたものだ。

 基本性能面ではまず、パナソニックグループが薄型テレビ「ビエラ」やブルーレイディスク/DVDレコーダー「ディーガ」などで培ってきたH.264技術のノウハウを活用。低遅延での映像・音声通信を実現し、フルHD(KX-VC600)またはHD(KX-VC300)のきめ細やかかつ、なめらかな映像で、人の表情・動作、物の質感・色などをより自然に伝えることができる。

 また、独自のエコーキャンセラー方式により、相手と同時に話しても自然で音切れのない全二重音声コミュニケーションを実現している。

 さらに、使用できる帯域に合わせる自動レート制御のほか、前方誤り訂正(FEC)、自動再送要求(ARQ)、デコーダエラーリカバリーなどの技術で遅延を低減し、映像や音声の乱れを抑えて、安定した品質を確保している。これにより、専用IP網に比べてランニングコストが安いインターネット回線でも安定した接続品質を実現している。

 操作面では、リモコンの使い勝手を向上。よく使う機能はひと目で分かる専用ボタンでワンタッチで利用できるようにしている。

 また、従来はテレビ会議を行う際にはIPアドレスを入力する必要があったが、HDコム専用のクラウド型接続サービス「つながるねっと」を利用することで、電話をかけるようにリモコンで7桁の数字を入力するだけで相手先と接続できるようになり、ITやネットワークの特別な専門知識がなくても簡単に利用できる。

 省スペース化も実現しており、パナソニックグループが有するシステムLSI技術と高密度実装技術により、従来のKX-VC500と比較して容積で約2分の1のサイズとした。

「KX-VC600」(手前)と「KX-VC300」

「KX-VC600」(手前)と「KX-VC300」

バージョンアップで映像配信機能も提供


 同社では、10月末〜11月頭をめどに両製品のバージョンアップを実施する。

 まず、2画面伝送を実現する。PCの映像と話者の映像を一緒に伝送するもので、1つのストリームで送受信するため、あまり帯域を使用しないという。送信はVC600のみだが、受信はVC300でも可能だ。

 2つめは低ビットレート対応だ。現在、フルHD(1080i)は3Mbpsの帯域が必要だが、チューニングを施し、1080pになるが半分の1.5Mbpsでの送受信が可能になる。また、HD画質も現在の1.5Mbpsから1Mbpsでの送受信ができるようになる。

 また、「片方向配信」と呼ぶ映像配信機能も提供する。30拠点までなら高価なMCUを購入しなくても一斉配信できるようになる。従来、一斉配信は衛星中継システムを使って実現するユーザーが多かったが、それよりもかなりリーズナブルなコストで実現できる点を訴求していく。

page top
お問い合わせ先
パナソニック システムネットワークス株式会社
お客様ご相談センター
TEL:0120-878-410
URL:http://panasonic.biz/com/visual/