日本ラディシス RadiSys Integrated Conferencing Solution ラディシスのIPベースのターンキー 統合電話会議ソリューション

キャリアグレード向けに開発設計されたメディアサーバベースの信頼性とスケーラビリティにより初期コストを抑えながらサービスの早期展開を可能にする。

 LTEの導入など国内でも通信のIP化が本格的に進む中、日本ラディシスは、IPベースのターンキー統合電話会議ソリューション「RadiSys Integrated Conferencing Solution」を提供している。

従来の電話会議システムの制約と課題


 従来の電話会議システムではTDM音声ブリッジが採用されてきた。しかし、電話網のIP移行を控え、ポート密度の低さ、VoIP網との統合時のデータ処理速度の違いによるパフォーマンス劣化など運営上の問題を抱えている。また、旧式のTDMブリッジは限定された機能のみを想定して独自の仕様で作られているため、IPネットワークのメリットを生かした魅力的な新機能の追加は非常に難しく多大な費用と時間が掛かる。システムの拡張も、全ての会議機能をモノリシックにサポートするTDMブリッジでは、ポート数を増やすには物理的に新たなブリッジを増設しなければならず、不要な他の機能一式の費用も負担する結果になり無駄が多い。

IP統合電話会議 ソリューションのメリット


ゴードン・アーサー氏

米ラディシス
メディアサーバ部門
ビジネスデベロップメント
ディレクター
ゴードン・アーサー氏

 これに対し、ラディシスのIPベース統合電話会議ソリューションではIPネットワークのメリットをフル活用できる。同社は通信業界向けのソリューションを長年提供しており、フェイルオーバーや高可用性、NEBS対応のコンポーネント採用など、当初からキャリアグレードのサービスを想定した設計作成で信頼性も高い。省スペース低消費電力でポート密度が高く、ポート当たりのコストはTDMブリッジの半分程度で、ピアリングによって長距離通話のコストも抑えられる。IP、SIP、MGCPなどオープンな標準プロトコルがベースでインテグレーションしやすい。さらにWindowsベースGUIツールのRapidFLEX SCE(Service Creation Environment)により、短期間でアプリケーションを開発しサービスの差別化を図れる。

 「ラディシスの統合電話会議ソリューションを採用することにより、サービス開始までの時間を大幅に短縮し、さらにビデオ会議など将来の展開にもスムーズに対応できる」と同社メディアサーバ部門のビジネスデベロップメントディレクターであるゴードン・アーサー氏は語っている。

統合電話会議 ソリューションの構成


 ラディシスの統合電話会議ソリューションの主なコンポーネントは、RadiSys SIPware、RadiSys RapidFLEX SDP(Service Delivery Platform)、RadiSysメディアサーバからなる。

 IPでの呼の制御にはSIP(Session Initiation Protocol)が使われる。ラディシスのSIPware会議アプリケーションは、カスタマイズ可能なSIPベースのサービスを提供する。イベント型(予約型)と即時型のいずれの会議モデルも同一のシステムでサポートし、オペレータがアシストする大規模な会議からウェブベースのセルフサービス設定ページを使った小人数の打ち合わせまで多様なパターンに対応できる。

 SIPwareがIVR(音声自動応答)によるインタラクション、会議メタデータへのアクセス、オペレータによる制御や質疑応答など会議の各種ステータスを管理するのに対し、RapidFLEX SDPは、呼の状態とメディアストリームの管理を行う。RapidFLEX SDPはフォールトトレラントなマルチサイトサービスアーキテクチャで、非常に信頼性が高く管理しやすい。

 SIPware会議アプリケーションとRapidFLEX SDPを合わせて会議サービスロジックを提供するアプリケーションサーバに対し、RadiSysメディアサーバがVoIPメディアプロセッシングと会議ミキシング機能を提供する。一般家庭などでは当面電話回線ベースの電話機の使用が続くと思われるが、PSTN回線をIPパケットストリームに変換するメディアゲートウェイを加えれば、従来の電話機や携帯電話にも対応できる。

統合電話会議システム構成図

統合電話会議システム構成図

高信頼性でキャリアグレードのRadiSys Convediaメディアサーバ


 この統合電話会議ソリューションのベースとなるRadiSys Convediaメディアサーバは、音声、動画、画像をリアルタイムで処理できる強力なメディアプロセッシング機能に加え、制御インタフェースオプションと管理機能を備えたフレキシブルなマルチサービスプラットフォームである。非常に安定性が高く、回線業者の厳しいSLA(サービス品質合意)も満たす。日本、米国、イギリスなど世界中の大手カンファレンス事業者の電話会議やIPセントレックスなどに採用され、すでに多くのサービスが展開されている。

 今回紹介した電話会議に加え、アナウンスサービスやボイスメッセージなどのネットワーク音声サービスを現在コアソリューションとして提供しているが、他にもビデオサービス、エンタープライズ音声サービス、コールセンター、VQE(音質改善)、統合通信ソリューションなどに対応しており、アプリケーションのニーズに合わせてサービスを展開できる。

 RadiSys Convedia CMS-9000メディアサーバは、スケーラブルなキャリアグレードのプラットフォームで、ブレード当たり1900ポートまで処理可能なメディアプロセッシングブレードを12枚まで格納でき、最大で2万2800ポートに対応する。フル冗長性、フォールトトレラント、NEBS準拠で99.9999%の信頼性を備えている。

 他に、小規模な回線業者や企業およびラボ/開発環境向けにConvedia CMS-3000メディアサーバ、通信業者や企業向けに多様なLinuxラックマウントサーバ上で動作するConvediaソフトウェアメディアサーバと、3種類の製品が用意されている。

スケーラブルなメディアサーバ構成図

スケーラブルなメディアサーバ構成図

音声会議ソリューション機能表

音声会議ソリューション機能表

 なお、ラディシスコーポレーションは、米コンティニュアスコンピューティングコーポレーション(CCPU)を今年7月に買収した。Trilliumプロトコル、LTEフェムトセル、DPIなど旧CCPU社の優れたテクノロジーを統合し、ラディシスは今後もさらに強力な次世代通信ソリューションを世界中の顧客に提供していく。

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日本ラディシス株式会社
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