導入・選定ガイド

Web会議選びのポイント(1)――テレビ会議の廉価版ではない! Web会議の“得意技”とは?

文◎坪田弘樹(編集部) 2010.10.26

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

ジャパンメディアシステムのWeb会議
「LiveOn」の利用イメージ

「テレビ会議と何が違うのか」「製品の種類が多すぎる」「どの機能を重視して選ぶべきか」等々、Web会議の導入・選択に苦慮する企業が少なくない。Web会議の特徴を整理しながら、その選択のポイントを全3回で解明する。

遠隔地とコミュニケーションを行う場合に、Web会議は非常に有効なツールである。ひと言で言えば、Web会議は映像と音声の交換、資料データやアプリケーションの共有、テキストチャットといった複数の機能を統合したコミュニケーションツールと表現できよう。しかも、PCとWebブラウザ、インターネット環境さえあれば利用可能で、場所の制約も少ない。専用端末を用いるテレビ会議システムの代替として普及・発展してきた経緯から、現状では会議室で使われているケースが多いが、それだけでなく、共同作業を行うさまざまな場面で活用できる。

遠隔会議システムの導入効果については、いまさら細かく説明する必要はないだろう。移動・出張に伴う費用と時間が削減できて、意思決定・業務遂行のスピードが上がる。Web会議を上手に活用すれば、これらの効果を「会議」だけでない幅広い場面で享受できる。

では、Web会議をうまく使いこなすためにはどうすればいいのか。基本的な機能と特徴を抑えながら解明していこう。

Web会議とテレビ会議はここが違う

Web会議って、なに?――。

「テレビ会議の廉価版」というイメージも根強い現状を鑑みれば、まずはそこから話を進める必要があるだろう。テレビ会議(本稿では、専用端末を使うものを一律にこう呼ぶことにする)との違いを整理することで、Web会議の特徴がつかめる。

まず、導入コストと導入スピードが大きく異なる。PCにWebカメラ、会議用マイクスピーカーやヘッドセットを接続し、インターネット経由で使えるため、端末・ネットワークともに既存設備を最大限活用できる。周辺機器も1台当たり、Webカメラやヘッドセットは数千円から、会議用マイクスピーカーも数万円から揃えられる。また、ASP/SaaS型のWeb会議を既存PCと回線で使うのであれば、1週間程度で利用開始できるケースもある。

“得意技”も異なる。テレビ会議が高機能なカメラと広帯域かつ安定した回線を使って、実際に対面しているような臨場感を再現することを得意とするのに対し、Web会議の真骨頂は「資料共有」にある。PC内のデータを参加者全員のPCに表示したり、ファイルを転送したり、あるいはアプリケーションごと共有して複数の端末から編集したりといったことが自在に行える。「Web会議は会議ツールではなく、コラボレーション(共同作業)ツールである」と言われるのは、これが所以だ。

繰り返しになるが、場所の制約を受けづらい点も大きな違いだ。会議室に据え置くしかないテレビ会議とは異なり、自席でも、ノートPCを持ち運べば空きスペースでも、外出先や在宅環境でも利用できる。また、社員同士のみならず、インターネット経由で外部とのコミュニケーションにも利用できる。

続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

スペシャルトピックスPR

yamaha1709
uniadex1709
yamaha1710

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】セルラーLPWAでGO!
●LTE-MとNB-IoTの違い/●世界のセルラーLPWA商用展開マップ/●注目セルラーLPWA事例 ほか

◆[インタビュー]NTTドコモ 執行役員 大野友義氏「対話型AIであらゆる生活を革新」 ◆LTEコードレス「sXGP」- 自営PHSから自営LTEへ ◆OTTも参戦!海底ケーブル市場の今 ◆ネットワーク監視ツール ◆働き方改革で拡大する法人スマデバ

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

パブリッククラウドの普及で、設計・構築・運用法が大きく変わった!

待望の後継機が遂に登場!電話番号の最大登録数は2倍に向上。

ソフトバンクのMDMは、管理者の運用負荷を軽減しながらセキュアな利用を可能にする。

働き方改革はICTツールの導入・活用から取り組むのが有効だ。

大量のアラートをさばくのに忙殺される、旧態依然の運用と決別しよう。

NECのソリューションなら、多様なモバイルワークをセキュアに実現!

「WhatsUp Goldならコスト半減も可能」。イプスイッチの関口氏はこう自信を見せる。

4~6人程度の会議に最適なロジクールのビデオ会議「MeetUp」とは?

ヤマハ独自の音声処理技術が、臨場感あふれる会議を実現する。

注目が集まるCASBのメリットを活かすには、運用負荷を軽減する仕掛けが不可欠だ!

ヤマトの総合物流ターミナル「羽田クロノゲート」で様々な付加価値!

RADIUS内蔵APとの連携で無線/有線LANの両方でデジタル証明書認証

LPWAネットワークを自ら構築するなら、世界で豊富な実績を誇るキャリアグレードのActilityだ。

業界最高レベルのキャリア/サービスプロバイダ向けルータが登場する。

無線プロトコルスタック「SkWAN」搭載のLPWA基地局なら、1台で最大6400台のエンドデバイスを接続できる!

IBM Watsonが最適な活用方法や脅威対策を提供! 先進のPC/スマホ一元管理を実現する「IBM MaaS360」とは?

アクセスランキング

月刊テレコミュニケーション
emc
iot15
packet

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2015 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます