無理なくできる ICTコストの減らし方[#05]企業間通話を無料化できる「.Phoneユビキタス」

ICTコストの最適化こそ、企業を強くする第一歩だ。通話料や通信費、機器導入・運用コストをカットする40の秘訣をシリーズで紹介する。今回取り上げるのは、ウィルコムのPHSを活用したNTTコミュニケーションズの「.Phoneユビキタス」。企業間通話も無料化できる。

FMCは自社内の通話を無料化するが、外線通話が多い場合はどうすればよいのか。また、FMCは同一契約者の携帯にしか適用できず、グループ企業間での通話が多いケースには無力だ。

こうした場合に有効なのが、NTTコミュニケーションズの「.Phoneユビキタス」だ。同一サービスの契約者や提携プロバイダへ無料で通話できる「050IP電話サービス」のメリットを、PHSで使えるようにしたサービスである。

自社拠点はNTTコムの「OCN.Phone」に加入し、外出する社員が.Phoneユビキタスを使えば、PHS同士とPHS-会社間はすべて無料。また、取引先やグループ企業が同社の050IP電話や提携プロバイダに加入していれば、その間の通話も無料。1回線当たり月額1890円(新.Phoneユビキタスコース(2年割))で利用できる。

また、メール利用料が無料で、PCにモデムとしてつないだ場合(テザリング)のデータ通信が上限2800円と、他にもメリットは多い。

[#01]シンプルかつ使いやすくなった法人向け携帯割引
[#02]FMCでコスト削減と業務効率アップ
[#03]「FMC=大企業」は大間違い
[#04]クラウドPBXでFMCがもっと身近に
[#06]拠点間・県外通話コストをひかり電話で大幅カット
[#07]広げよう「ひかり電話の輪」

月刊テレコミュニケーション2010年9月号から一部再編集のうえ転載(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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