ネットギア、敷設済みLANケーブルで2.5G/5Gを実現する新スイッチ

ネットギアジャパンは、既設のネットワークで一般的に利用されているCat5e/Cat6規格のLANケーブルで2.5G/5Gを実現するIEEE 802.3bzに対応したレイヤ2+スマートスイッチ「MS510TX」と、PoE+給電に対応した「MS510TXPP」を2017年12月4日から販売開始する。

「MS510TX」(上)と「MS510TXPP」

MS510TXとMS510TXPPのハードウェア仕様は次のとおり。価格はMS510TXが7万8000円、MS510TXPPが12万円となる。

「MS510TX」と「MS510TXPP」のハードウェア仕様

同社によれば、全世界の敷設済みケーブルは、75%がCat5e/Cat6を利用しており、最大通信速度は1Gbpsだ。そうしたなか、現在のネットワークはSSD搭載したストレージ、4K配信、802.11acなどの新技術の登場により、1Gbpsはボトルネックになりつつある。しかし、10GbEを利用するには、Cat6A/Cat7ケーブルへの変更が必要であり、ほとんどの環境で10GbEを利用できない。

今回ネットギアがリリースするスイッチは、いずれも既存のCat5e/Cat6を利用して、2.5G/5Gの通信速度を提供できる。ケーブルはそのままで機器を入れ替えるだけでネットワークの速度は5倍になる。10G-Base-T、SFP+ポートも搭載しており、サーバーやフロア間の接続にも利用可能だという。

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