ブロケードとアバイアの統合で「世界3位」に躍進したエクストリームが事業戦略を発表

ブロケードにアバイアと、ネットワークベンダーの買収を続けてきたエクストリーム ネットワークスが2017年11月16日、事業戦略発表を行った。企業のネットワークエッジからデータセンターネットワークまでポートフォリオを広げ、「世界3位」に躍進。今後はソフトウェア中心のアプローチで製品・ソリューションの強化を進めるという。

「我々はまったく新しい会社に生まれ変わった」

事業戦略発表の冒頭、最高経営責任者(CEO)を務めるエド・マイヤコード氏はそう切り出した。


エクストリーム ネットワークス 最高経営責任者(CEO)のエド・マイヤコード氏(左)と、
エンジニアリングプロダクト・マネジメント担当バイスプレジデントのナビル・ブカーリ氏

エクストリーム ネットワークスはここ数年、ネットワーク関連ベンダーの買収と合併を次々と行ってきた。2014年にエンテラシス・ネットワークスとの合併、2015年にはゼブラ・テクノロジーズの無線LAN(Wi-Fi)事業買収、そして2016年には、ブロケードコミュニケーションズシステムズのデータセンター関連事業と、アバイアのネットワーク部門を買収した。これにより、エクストリームは「エンタープライズ向けのエンド・トゥ・エンドネットワークで世界第3位」(マイやコード氏)に躍進。売上高は12億ドル(約1360億円)に達し、顧客企業は世界で3万社を超えるという。


2014年以降の買収・統合と事業規模の推移

今後の方向性については、企業のネットワークエッジ、Wi-Fiからデータセンター/サービスプロバイダのネットワーク、クラウドまでを網羅する幅広いポートフォリオを活かしつつ、それらを統合的かつ効率的に運用管理するためのソフトウェアを強みにしていく方針だ。

マイヤコード氏は自社の特徴として「マネジメントを簡便に行えるようにするユニークなアーキテクチャ」を挙げ、エンタープライズ顧客に対して「エンド・トゥ・エンドのソリューションをシームレスに提供する」ことで、業界1・2位のシスコシステムズ、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)と差別化していくと述べた。

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